ダイエットの目安として使われることの多いBMIですが、「BMI23」とはどのような状態なのでしょうか。気になっている人も多いことでしょう。
おなじ数値なのに太って見える人、引き締まっている人の違いはどこにあるのでしょうか。
今回は、BMI23の人のスタイルについて紹介します。気になっている人は参考にしてください。
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BMIとは?計算方法と理想数値
BMI(ボディ・マス指数)とは、肥満度を示す体格指数のことです。
計算方法は「BMI = 体重(kg)÷ 身長(m)÷ 身長(m)」です。
例えば、身長158cm、体重58kgの人の場合は「58 ÷ 1.58 ÷ 1.58」になり、BMI値は「23.2」。普通体重に分類されます。
国際的に用いられる数値ですが、肥満度の判定基準は国によって異なります。日本肥満学会が設定する判断基準は次の通りです。
BMI数値 | 肥満度 |
18.5未満 | 低体重(痩せ) |
18.5以上~25.0未満 | 普通体重 |
25.0以上~30.0未満 | 肥満(1度) |
30.0以上~35.0未満 | 肥満(2度) |
35.0以上~40.0未満 | 肥満(3度) |
40.0以上 | 肥満(4度) |
BMI23の見た目は太ってる?ぽっちゃり?
日本肥満学会の基準によれば、BMIの標準体重(理想値)は「22」。BMI23は標準体重(平均値)に限りなく近い数値ですから、健康的な見た目といえそうです。
ただ、理想値より少し上ではあるので、標準体型から考えれば「ややぽっちゃり」といえるでしょう。
ちなみに、美容体重は「BMI20」のため、こちらと比較するとBMI23は「やや太め」になります。
ただ、見た目はBMIだけでは決まりません。同じBMI23でも、太って見える人とスッキリした体型の人がいます。これは体脂肪率と筋肉量が大きく関係してきます。
体脂肪が多ければお腹がポッコリとでて、体はたるみ、太って見えるでしょう。しっかり筋肉がついていれば、出ているところは出て、引き締まるべきところはキュッと引き締まっているメリハリボディとなります。
BMIと体脂肪率の関係
BMIはあくまでも健康維持を目的とした数値で、体の構成比を示すものではありません。数値によってどのような健康リスクの可能性があるか、その判断基準とされます。
体脂肪率は体全体に占める脂肪の割合を示します。
体脂肪率は「体脂肪(kg)÷ 体重(kg)× 100」で計算できます。判定基準は次の通り。
基準 | 男性 | 女性 |
低 | 15以下 | 25以下 |
標準 | 15以上25未満 | 25以上35未満 |
高 | 25以上 | 35以上 |
体脂肪は体温の維持や活動エネルギーを蓄えるのに必要な組織ですから、低ければいいというものでもありません。特に女性はホルモン分泌のことも考えて、適正な体脂肪をキープする必要があります。
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BMI23の男性の見た目
BMI23の男性の見た目は、ややぽっちゃり。BMI22以下の同年代と比べると脂肪が多めで、お腹周辺がぷっくりとしているかも。お肉がつまめたり、もしかしたら、お肉がベルトに乗っている人もいるかもしれません。
しっかり筋トレをしていて体格の良い人は、太っているようには見えず、かなり体が大きいがっしり体型に見えるでしょう。
見た目は体脂肪率、筋肉量によって変わります。体脂肪率が多ければ、標準値に近いとはいってもぽっちゃり感があります。
引き締まった体作りには筋肉が欠かせません。腹筋を割りたいなら、体脂肪率10%あたりを目指すといいでしょう。
BMI23の女性の見た目
BMI23の女性は、ほどよく脂肪がついていて女性らしい丸みを帯びたフォルムとなります。標準値に近い数値ではありますが、ぽっちゃり感はやや強め。
雑誌やテレビでみかけるモデルのBMIは、おそらく20以下ですから、彼女たちと比べると、太って見えてしまうかも。だからといって「痩せなくちゃいけない!」というほどではありません。
モデルは仕事柄、どうしても細い必要がありますが、私たちは見た目より健康が大切です。標準よりややぽっちゃりではあっても、健康体なのですから安心しましょう。
とはいっても、スリムに見られたい気持ちも抑えられないものです。普段の生活に軽めの筋トレを取り入れて、メリハリのあるカラダ作りを目指しましょう。
BMI23の男性・女性芸能人
BMI23になるとやや標準を上回る体型のため、俳優や女優で身長・体重を公表している人の中で当てはまる人はほぼいません。
BMI23前後の有名人を紹介します。
・フワちゃん(161cm・59kg)
・ジャガー横田(160cm・58kg)
・長渕剛(175cm・70kg)
・高田純次(175cm・71kg)
BMI23の身長別体重
BMI23になる身長と体重の組み合わせを紹介します。自分の身長でBMI23がどのくらいの体重になるのか気になる人は参考にして下さい。
身長(cm) | 体重(kg) |
145 | 48.4 |
146 | 49.0 |
147 | 49.7 |
148 | 50.4 |
149 | 51.1 |
150 | 51.8 |
151 | 52.4 |
152 | 53.1 |
153 | 53.8 |
154 | 54.5 |
155 | 55.3 |
156 | 56.0 |
157 | 56.7 |
158 | 57.4 |
159 | 58.1 |
160 | 58.9 |
161 | 59.6 |
162 | 60.4 |
163 | 61.1 |
164 | 61.9 |
165 | 62.6 |
166 | 63.4 |
167 | 64.1 |
168 | 64.9 |
169 | 65.7 |
170 | 66.5 |
171 | 67.3 |
172 | 68.0 |
173 | 68.8 |
174 | 69.6 |
175 | 70.4 |
176 | 71.2 |
177 | 72.1 |
178 | 72.9 |
179 | 73.7 |
180 | 74.5 |
181 | 75.4 |
182 | 76.2 |
183 | 77.0 |
184 | 77.9 |
185 | 78.7 |
186 | 79.6 |
187 | 80.4 |
188 | 81.3 |
189 | 82.2 |
190 | 83.0 |
BMI23の健康的なダイエット方法5個
きれいな体型を目指すには、健康的なダイエットが欠かせません。次の方法を試してみてください。
①バランスよい食事を心掛ける
食べないダイエットは体重を落とすだけで、すぐにリバウンドしてしまいます。糖質制限や朝食抜きといった極端な食事制限は基礎代謝が悪くなり、脂肪を上手に燃焼させることができません。
1日3食、バランスの良い食事を心がけましょう。
「タンパク質」「炭水化物」「脂質」「ミネラル」「ビタミン」、食物繊維が豊富な食材やGI値が低い食品などは積極的に摂取したいところです。
②有酸素運動を行う
ウォーキングや軽めのジョギングなどの有酸素運動は、脂肪を効率よく燃焼してくれます。1日1回、20分から取り組んでみましょう。
運動が苦手な人は、昇降運動や足踏み、エスカレーターを階段に変えるだけでもいい運動になります。
③筋トレを取り入れる
体重を落とすだけでは、メリハリあるスタイルは実現しません。
筋トレで背中やお腹、お尻、太ももといった大きめの筋肉を鍛えてあげれば、心地よく引き締まった体が出来上がります。
毎日やる必要はありません。1日おきでもいいので実践してみましょう。
④たっぷり眠る
ダイエットには良質な睡眠が欠かせません。体は寝ているあいだに傷を修復したり、成長ホルモンや食欲を抑制するホルモンなどを分泌します。
理想は7時間睡眠。たっぷり眠って、痩せやすい体に変えていきましょう。
⑤長期的に取り組む
1kgの体重を落とすには7200kaclを消費する必要があります。1kgやせるためには、余裕をもって約1か月くらいは見ておきたいところです。
長く感じるかもしれませんが、リバウンドしない体を作るには正しい方法でじっくり取り組む必要があります。すぐに結果がでないからといって諦めず、長期戦で臨みましょう。
BMI23におすすめの筋トレ3個
BMI23の人におすすめしたい筋トレを紹介します。どの筋トレも場所も取らず道具も必要としませんから、すぐにはじめられます。筋トレは有酸素運動の前に行うと有効です。
①プッシュアップ(腕立て伏せ)
プッシュアップは大胸筋と上腕三頭筋を鍛えてくれます。男性なら胸板の厚いたくましい胸に、女性はきれいなバストラインを実現できるでしょう。また、正しいフォームで行うことで体幹が安定します。
②クランチ(腹筋)
クランチは体の前面部にある大きな筋肉・腹直筋を引き締めます。この筋肉が強化されることで内臓をしっかり支えることができ、ぽっこりお腹を解消できます。
③スクワット
スクワットは下半身全般と体幹を鍛えてくれます。血流がよくなるので、むくみや冷え解消にも効果的です。広範囲にわたる筋肉を効率的に鍛えることができるので、積極的に取り入れていきましょう。
まとめ
BMI23は標準体重に近いものの、見た目はややぷっくりとなります。健康的な肉体ではありますが、ぽっちゃり体型が気になるならダイエットをおすすめします。食事制限だけでなく、運動や筋トレを取り入れてメリハリボディを手に入れましょう。