理想体型をめざすとき、ひとつの指標となるのが「BMI」です。BMIの理想数値は年齢や性別によって異なりますが、一般的に理想とされるのが「20」という数値。「BMI20」はどのような体型を指すのでしょう?
この記事ではスタイルがよく見える「BMI20」という数値について詳しく紹介します。スリムボディを目指す方法についてもアドバイスするので、ぜひ参考にしてください。
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BMIとは?計算方法と理想数値
BMI=「Body Mass Index(ボディマス指数)」は肥満度を表す体格指数。標準(普通体重)を「18.50~25.00未満」とし、それ以下を「痩せ型」、25以上を「肥満」と分類します。
BMI値算出の計算式は簡単で、身長と体重を用いるだけ。
計算方法は、「体重(kg)÷(身長m)の2乗」です。
(例)身長162cm、体重56kg の場合
⇒ 56kg÷(1.62の2乗)=21.34
身長162cm、体重56kgの人の場合、BMI数値は「21.34」となります。この数値を判定基準に当てはめてみると「普通体重」となります。
ちなみに、病気にかかりにくく健康的とされる数値は「22」。数字だけみると、ちょっとぽっちゃり系なイメージですよね。スリムで引き絞った体型を目指すのであれば、「美容体重」ともいえる数値「20」が理想です。身長162cmなら53kg前後です。
BMI20の見た目は太ってる?痩せすぎ?
BMI20という美容体重は20代前半女性の平均から導かれた数値です。健康的な肉体に比べると少しやせ型ですが、ほどよく引き締まったスリムな体型を実現してくれるのがこの数値なのです。「痩せている」よりも「少しほっそりしている」ぐらいのイメージです。
とはいっても、BMI20を達成しているからといってみんな同じ体型か?といえばそうではありません。太って見える人もいれば痩せすぎに感じる人もいるでしょう。
その違いは「筋肉量」にあります。脂肪が多めならぷにぷに、筋肉量が多いならスッキリ。
同じ数値でもこんなふうに見た目が変わってしまうのです。健康的な美しさを目指すのであればBMIの数値だけに囚われず、脂肪量や筋肉量に気を配ることも大切です。
BMI20の男性の見た目
男性の「BMI20」はモデルよりの体型といえるでしょう。少し痩せてるかな?とも見えますが、「痩せすぎ」というほどではありません。軽めの良質な筋肉が健康的な肉体を実現し、男らしい魅力を引き出してくれます。
BMI値20は身長と体重を絶妙なバランスで整えてくれるので見た目がスッキリ。綺麗な体のラインが健康美を実現してくれます。なによりスーツがよく似合います。
均整の取れたスタイルは自己管理の証。身体が引き締まると心も引き締まり、行動力も高まります。フットワークが軽い分、チャンスにも多く巡り合えそうですよね。
BMI20の女性の見た目
BMI20の女性は細身でスタイル抜群。痩せすぎず、かといって肉がつきすぎず。「やや痩せ」な見た目です。適度な脂肪と適度な筋肉、そしてむくみのない身体が女性らしい健康美あふれる体型を生み出してくれます。
BMI20は美容にも効果的です。数値をキープするためには食事や健康習慣にも気を遣うことになりますから、自然とツヤツヤした美肌を手に入れることができます。お化粧もファッションもいろいろと楽しめるのが、BMI20の魅力でもあります。
BMI20で太って見える人の理由
BMI20の人がみんな同じ体型をしているわけではありません。同じ数値でも太って見える人はいるでしょう。見た目の違いが生まれるのは「体脂肪率」と「筋肉量」に関係があります。
全体的にはスリム体型なのに、お腹だけポッコリ出ている…という人は、内臓脂肪が増加している可能性が高いです。いわゆる「隠れ肥満」は健康リスクが高くなるので、積極的に改善していきたいところです。
体脂肪率は男性なら11〜16%、女性なら21〜27%が目安とされています。BMI値とあわせて体脂肪率も意識していきましょう。
腸内環境の乱れ、姿勢の悪さもお腹ポッコリの原因となります。食生活や生活習慣を見直して正しい状態に戻していきましょう。
筋肉量の少なさも太って見える原因です。筋肉がなければ脂肪を支えることができず、身体にたるみがでてしまいます。筋トレや有酸素運動で良質な筋肉を作り、脂肪を削り取っていきましょう。
BMI20の男性・女性芸能人
BMI20に近い男性や女性芸能人・有名人を紹介します。主にwikipediaの数値を参考にしています。また、体重は一時的なもので増減があり、公表していない人も多いため、あくまで参考数値と捉えてください。
・東尾理子(160cm/50g)
・三船美佳(161cm/51kg)
・高良健吾(176cm/62kg)
・内田篤人(176cm/62kg)
BMI20の身長別体重
BMI20になる人の身長別の体重を紹介します。
身長(cm) | 体重(kg) |
145 | 42.1 |
146 | 42.6 |
147 | 43.2 |
148 | 43.8 |
149 | 44.4 |
150 | 45.0 |
151 | 45.6 |
152 | 46.2 |
153 | 46.8 |
154 | 47.4 |
155 | 48.1 |
156 | 48.7 |
157 | 49.3 |
158 | 49.9 |
159 | 50.6 |
160 | 51.2 |
161 | 51.8 |
162 | 52.5 |
163 | 53.1 |
164 | 53.8 |
165 | 54.5 |
166 | 55.1 |
167 | 55.8 |
168 | 56.4 |
169 | 57.1 |
170 | 57.8 |
171 | 58.5 |
172 | 59.2 |
173 | 59.9 |
174 | 60.6 |
175 | 61.3 |
176 | 62.0 |
177 | 62.7 |
178 | 63.4 |
179 | 64.1 |
180 | 64.8 |
181 | 65.5 |
182 | 66.2 |
183 | 67.0 |
184 | 67.7 |
185 | 68.5 |
BMI20の健康的なダイエット方法5個
間違ったダイエットは健康美を損なうだけでなく、健康リスクを招いてしまいます。正しい知識、正しいトレーニングで理想の体型を手に入れましょう。
1. 食生活を見直す
体作りに必要なのは食事制限ではなく「食事改善」。まずは普段の食生活と活動量を見直しましょう。1日に必要なカロリーは体重1kg×30が目安とされます。摂取カロリーが消費カロリーを超えないよう注意してください。
糖質制限や脂質制限など様々な食事法がありますが、自分自身の食生活から何が摂りすぎなのか、何が不足しているのかを確認して、食べ物の内容を決めていきましょう。
2. 栄養バランスを考える
ダイエット効果を上げるには「食事の質」が大切です。カロリー計算ばかりしていては栄養が偏ってしまい、健康リスクをもたらすことも。
筋肉のためにも、良質なたんぱく質は欠かせません。体重1kgあたり1.2gのたんぱく質を摂取するよう心掛けましょう。ビタミンやミネラルもエネルギーの代謝を促してくれますから、積極的に摂取したいですね。
炭水化物や脂質も質の良いものを選べば、食事の質を高めてくれます。
3. 運動習慣をつける
普段からフットワーク軽く体を動かしていれば、余計な脂肪がつく心配もありません。座り仕事が多い人は特に「動く」事を意識するといいでしょう。
定期的に運動するのがいちばんですが、エレベーターをやめて階段を使ったり、一駅分歩いたり。日常の習慣を見直すだけでも運動機会は増えるはずです。
はじめは苦手意識があるかもしれませんが、身体を動かすうちに楽しくなって自然に習慣化されるでしょう。
4. 筋トレをする
引き締めたいところを中心に筋肉トレーニングするのもいいですね。二の腕やお腹周り、太ももなど、気になるところは集中して鍛えてみましょう。身体全体のトレーニングはきつくても、部分痩せなら頑張れるかも。
いきなりハードモードにしてしまうと三日坊主に終わったり、失敗体験として記憶されてしまいます。2日に1回でもいいので、とにかく続けてみましょう。身体が慣れてくれば、自然と回数や日数が増えていくでしょう。
5. 姿勢を正す
姿勢をまっすぐに正すだけでもダイエット効果が得られます。お腹の出っ張りが気になる人は骨盤が歪んでいるかもしれません。骨盤の位置を正しく戻してあげればお腹も引っ込み、きれいな姿勢を手に入れることができます。
まっすぐに立つことって、意外に難しいって知ってますか?正しい姿勢で立つには背筋や腹筋などの筋肉を使うので、自然とダイエットになるんです。通勤電車の中も有意義なダイエット空間に早変わりです。
まとめ
BMI20だからといって、誰もが同じスタイルになれるわけではありません。若々しく健康な肉体を表現するには努力と知識、明確な意識が大切です。毎日の習慣を見直して、「理想のBMI20体型」を目指しましょう。