「最近何だけ老けた感じがする」「老け対策をしたいけど何をすればいいのかしら?」そんな悩みを抱えていませんか?人は誰でも年をとりますが、同じ年齢でも若々しい人もいれば老けている人もいます。老化はいつから始まるのでしょうか。
今回は、女性の老けについて徹底解明していきます。老ける原因を知り、老化を防ぐ方法を取り入れればいつまでも若々しくいられます。
女性が老いを感じる要素4個
1. シワ・たるみ
女性が老いを感じる要素の一つにシワやたるみがあります。眉間やおでこのシワは自分だけではなく顔を合わせた相手にも気になるものです。
くっきりと刻まれたほうれい線は、メイクでもなかなか隠せないでしょう。また、瞼やあごまわりにたるみがあると老けて見えるだけではなく表情もさえません。顔も大きく見えてしまいます。
シワやたるみは徐々に増えていきますが、40代になりシワやたるみを感じる人が多いようです。
2. シミ
シミも女性が老いを感じる要素です。シミは30代を過ぎると一気に現れます。顔全体に広がっていれば、黒ずんだ肌にも見えてしまうでしょう。
若い女性は透明感があり、明るい肌をしているものです。濃いシミが一つあるだけでも、老けた印象を与えてしまいます。シミの原因は紫外線や肌への刺激です。シミを防ぐためには、若い時からの紫外線対策が必要になってきます。
3. 白髪
真っ黒だった髪に初めて白髪を見つけた時、ショックを受けませんでしたか?白髪も老いを感じる要素の一つです。黒髪を保つメラニン色素は、年々減少していきます。髪の毛の色は遠目から見てもよくわかるものです。
自分で老いを感じるだけではなく、白髪があると実年齢よりも数歳以上老けて見られてしまいます。同じ悩みを抱える同世代の女性からも厳しくチェックされる老いのポイントです。
4. 体型の崩れ
体形が崩れ、たるんだ体に老いを感じる人は多いです。体系を隠すためにゆとりがある服を着ると、ますますおばさんに見えてしまうでしょう。
締まりのない身体は老けて見えるだけでなく、だらしなさも感じてしまいます。美意識も低くなり、どんどん老いを重ねていってしまうでしょう。逆に痩せすぎもいけません。
不健康な印象を与えるだけでなく、シワやほうれい線も目立ちやすくなります。
女性の老ける年齢
Trairyで40〜59歳の女性202名にアンケート調査したところ、肌に関しては以下のことで悩んでいました。
40代女性の肌の悩み
シミ :73.6%
ほうれい線:52.1%
たるみ :50.0%
毛穴 :45.8%
シワ :44.4%
くすみ :33.3%
乾燥 :27.1%
ニキビ・吹き出物:14.6%
肌荒れ :13.9%
50代女性の肌の悩み
シミ :72.4%
たるみ :69.0%
シワ :60.3%
ほうれい線:56.9%
毛穴 :37.9%
乾燥 :32.8%
くすみ :24.1%
肌荒れ :17.2%
ニキビ・吹き出物:6.9%
シミ・シワ・ほうれい線で悩み始める年齢
各年代でシミ・シワ・ほうれい線が気になると答えた人の割合は以下のとおりです。
シミ | シワ | ほうれい線 | |
40代女性 | 80.6% | 56.3% | 61.8% |
50代女性 | 82.8% | 74.1% | 74.1% |
気になると答えた40代・50代女性に気になり始めた年齢を聞いたところ、以下が平均年齢でした。
シワやほうれい線は50代になると気になる人が多くなりますが、気になり始めた年齢が40歳前後が多いことから、50代になって悩みが深くなっていると思われます。
また、40歳手前でシミが気になり始める人も多く、女性自身が認識する見た目の変化としては40歳が節目と言えそうです。
女性の老ける原因3個
1. 糖化
女性の老ける原因の一つに「糖化」があります。糖化とは簡単に言うと細胞の焦げです。甘いものや炭水化物などの糖分を摂りすぎると、余った糖が身体に蓄積します。
身体の中に蓄積した糖は体内のたんぱく質と結びつき、老化促進物質を生み出してしまうのです。老化促進物質は、シミやシワなどの肌の老化だけでなく肌トラブルも引き起こします。
動脈硬化や糖尿病など、生活習慣病の原因にもなるものです。白内障や認知症、がんを引き起こすこともあるため注意をしなければいけません。
糖化によるAGEsの生成・蓄積は、糖尿病合併症だけでなく、皮膚老化、認知症、高血圧、動脈硬化症、骨粗鬆症などの進展にも関与している。
2. 酸化
女性が老ける原因の2つ目は「酸化」です。酸化とは細胞がさびた状態を意味します。人の細胞は酸化を防げませんが、ストレスや紫外線、添加物を多くとると酸化が促進されます。お酒やたばこを吸う人も他の人より酸化が進むでしょう。
酸化が起こる時に発生する活性酸素は身体に悪影響を与え、老化の原因になります。活性酸素は肌トラブルだけでなくアトピーなどのアレルギー症状や生活習慣病の原因にもなるものです。
酸化を防ぐことはできませんが、生活習慣を改めれば酸化の促進を抑えられます。
3. 炎症
女性が更ける原因の3つ目に「炎症」があります。炎症とは細胞が燃えることです。発熱や痛みなどの急性炎症とは違い、細胞の炎症には気付けません。炎症は細胞が体内で長時間熱を持ちくすぶっている状態です。
炎症の原因には睡眠不足やストレスの他、肥満や内臓脂肪、腸内環境の乱れが挙げられます。食品添加物やトランス脂肪酸で起こることも多いです。
炎症が続けばシミやシワなどの肌の老化やアトピーなどのアレルギー症状、動脈硬化や高血圧なども起こります。ひどくなれば心不全や腎不全も起こすとても怖いものです。
女性の老化を防ぐ方法5個
1. 適度に運動をする
老化を防ぐためには適度に運動するようにしましょう。運動はアンチエイジングに効果的です。運動をすれば筋肉も鍛えられ、崩れた体型も改善していくでしょう。筋肉がつけば姿勢も良くなり、若々しい印象を与えられます。
また運動は血行も良くしてくれます。血行が悪いと必要な栄養素が体の隅々まで届けられません。細胞が十分に機能しないだけではなく、顔色も悪くなってしまいます。運動をして血行が良くなれば、細胞の隅々まで栄養が運ばれるでしょう。
そして、適度な運動は幸福を感じるホルモンの分泌も促進してくれます。身も心も若々しくいられるようになります。
2. バランスが取れた食事をとる
規則正しく、バランスがとれた食事も老化を防ぐためには必要です。糖質、たんぱく質、資質のバランスが取れた食事を心がけるようにしてください。
添加物やトランス脂肪酸は老けの原因になるので、食事はできるだけ手作りしましょう。手作りをすれば、糖質や脂質も抑えられます。
若々しい肌を保つには、ビタミンやミネラルも大切です。特にビタミンA、C、E、カロテノイド、ポリフェノールをとるようにしましょう。
腸内環境を整える発酵食品もおすすめです。食事をする時にはしっかりと味わい、腹8分目を心がけてくださいね。過度な飲酒も禁物です。
3. 自分に合ったスキンケアを行う
スキンケアは自分に合ったものにしてください。まわりの人のスキンケアや、SNSで人気のスキンケアがあなたに合うわけではありません。自分に合うスキンケアは人それぞれ違うのです。
また、紫外線や乾燥により肌に刺激を受けやすい人は、肌のバリア機能が弱まるため、より丁寧で正しいスキンケアが必要です。
スキンケアの基本は、洗うこと、与えること、守ることです。ぬるま湯で汚れを落とし、化粧水やクリームでしっかり保湿をしましょう。
丁寧なスキンケアは肌のターンオーバー周期も整えてくれます。抗酸化成分が配合された化粧品を使えば、活性酸素によるダメージも抑えられるでしょう。
4. 良質な睡眠をとる
良質な睡眠も、老化を抑えるためには効果的です。人は眠っている間に細胞を修復します。満足な睡眠時間が取れていないと傷ついた細胞が修復できず、肌ダメージも回復されません。
また、眠っている間に分泌される成長ホルモンは保湿成分の生産もしています。睡眠不足だと、肌の乾燥も進んでしまうでしょう。
良質な睡眠は体力を回復させるだけでなく、細胞修復や肌の保湿にも欠かせないのです。眠る前にはゆっくりとお風呂に入り、睡眠環境を整えてください。眠る直前までスマホやPCを触るのもやめましょう。質の良い睡眠をとるためには、リラックスすることが大切です。
5. 紫外線対策をする
紫外線は肌の老化に大きな影響を与えます。肌の弾力を保つコラーゲンやエラスチンは、紫外線で損傷してしまうのです。
肌の弾力性がなくなると、刺激や乾燥に耐えられなくなりシワやたるみができてしまいます。弾力性分を修復する細胞もダメージを受けるため、なかなか肌も回復しません。肌のターンオーバーも上手く行われず、シミもできてしまいます。
紫外線が強くなる夏場はもちろん、一年中紫外線ケアを行いましょう。現在は便利な紫外線グッズも多く販売されています。
老化予防をするときの注意点3個
1. 過度な食事制限をしない
糖質や脂質は老化の原因になりますが、過度な食事制限はやめてください。体調を崩したり、ますます老けてしまったりする原因になります。
食事はバランスが大切です。糖や脂質自体が身体に悪影響を与えるわけではありません。バランス良い食事には、炭水化物、たんぱく質、脂質どれが欠けてもいけないのです。
ダイエットなどで食事制限をするのであれば、何か一つを極端に減らすのではなくバランスを保ちながらカロリーや量を減らすようにしましょう。
2. サプリメントに頼らない
世の中には様々なサプリメントがあり、エイジングケアに特化したものも多く見られます。サプリメントを使えば、効率的にエイジングケア成分が摂取できますが過信してはいけません。
スキンケアと同じように、まわりの人に聞いたサプリメントがあなたに合うとは限らないのです。人によって不足している栄養素も異なります。
有効である証拠がない怪しいサプリメントもあるため、無闇な摂取は控えましょう。サプリメントを使用するのであれば、あくまで補助として考えるようにしてください。
3. 肌トラブルを放置しない
スキンケアでエイジングケアを行うには、肌が健康な状態でなければいけません。紫外線や乾燥によるバリア機能が衰えていると、どんなに良いスキンケアをしても肌に刺激を与えてしまいます。
スキンケアの方法を変えなければ、さらに肌トラブルを引き起こしてしまうでしょう。
また、肌トラブルが起きた時には、いったん使用している化粧品をやめてください。まずは肌を健康な状態に戻すのが大切です。
まとめ
女性が老けを感じるシミやシワ、たるみは30代から徐々に現れてきます。肌の変化だけではなく、体形の崩れや白髪も老けの原因になるでしょう。
老ける原因は、糖化・酸化・炎症の3つです。それぞれを抑えるようにすれば、老化の進行を遅らせられるでしょう。適度な運動やバランスが取れた食事、スキンケアや紫外線対策を行い、いつまでも若々しくいられるようにしてください。