やたらと歩くスピードが早い人っていますよね。運動か競歩か、はたまた行き急いでいるのか。道行く人を追い抜いてはさっさと進んでいく人、あなたの周囲にもいませんか?歩くのが早い人は、いったいどんな人なのでしょう。
今回は歩くスピードが速い人について詳しく掘り下げます。心当たりのある人は、ぜひ読んでみてください。
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歩くのが早い人の特徴10個
歩くのが早い人には、次のような特徴が見られます。
1. せっかち
歩くのが早い人は、ほぼ「せっかち」といっていいでしょう。落ち着きがなく、つねに先へ先へ進もうとします。よくいえば「推進力がある」ということ。
みずからの力で物事を処理することに長けていて、あまり人に頼ることがないのかも。意志の強い人であるともいえます。
2. 焦り症
気持ちが焦りがちな人も、早歩きになりがちです。心配や不安に囚われて気持ちが急いてしまうのでしょう。ときには空回りしてしまうことも。そういう人の足取りは、ペースこそ早いものの、どこかおぼつかないかもしれません。
3. 「待つ」のが苦手
待つことが苦手な人も多いでしょう。時間に追われているわけでもないのに、じっとしていられない。待つよりも、動いたほうがはやいと考えているので、自然に足も早くなります。
自己中心的な考えをすることが多く、チームワークが苦手かも。自分にも他人にも厳しい傾向にありそうです。
4. 時間を無駄にしたくない
時間は有限であることをよく理解しているので、少しでも時間を有効活用すべく行動にスピードが出ます。
早く歩けばその分、1本はやい電車に乗ることができます。1秒でもはやく目的地に到着して用事を済ませてしまいたい。そして、さっさと帰りたい… そんな気持ちが強いのでしょう。
5. 忙しい
ただ単に忙しくて足早になる人も。時間に追われて焦っているので、ミスをしたり空回りをしてしまうこともありそうです。こういう人は結局、時間や行動を無駄に使うことになります。深呼吸して心を落ち着かせるといいでしょう。
6. イライラしている
イライラしている時も、スピードがはやくなりがちです。歩行は自律神経と連動していますから、興奮状態となって早歩きになるのでしょう。スピードをあげることで、無意識にストレスを発散させようしているのかもしれません。
7. 気分がよい
気分がいいときも足早になります。心が乗っていると躍るようなリズミカルな足取りになりますよね。それがスピードとなって表れるのです。
また、スピードそのものに心地よさを覚えることもあるでしょう。颯爽と風を切りながらスタスタ歩くことが快感なのかもしれません。
8. 競争心が旺盛
歩くのが早い人は好奇心が強く、また競争心も旺盛です。人より先に行きたい、人の後よりも前を進みたいという気持ちが強いです。
人込みの中を颯爽とすり抜けていくことに勝利の喜びを感じているのかもしれません。どんなときにも闘争心を忘れない勝負師ともいえるでしょう。
9. 運動を心掛けている
日ごろから運動を心掛けていれば、通学や通勤の歩行も「ウォーキング」となります。早く歩くことでカロリー消費量をアップ、代謝をよくしようと目論んでいるのです。ダイエットや健康促進、脳の活性化などを意識している人が多いでしょう。
10. 無意識
体格や経験から、無意識のうちに早歩きとなっていることも。体の大きな人なら歩幅も大きくスピードも出やすいでしょう。陸上の短距離経験などがある人は、スピードを出すことがデフォルトになっている人もいます。
歩くのが早い男性の特徴
男性で歩くのが早い人は、筋肉質の人が多いでしょう。生物的に体格がよく筋肉量が多いので歩幅が大きく、その分、スピードも出やすくなります。
性質的には競争心が強かったり、高い向上心の持ち主といえそうです。人より前に、先に進みたい気持ちが強く、ライバルがいるほど燃え上がります。また、せっかくな側面もあります。
ポジティブでどんなことにも積極的に取り組んでいきますが、攻撃的な面もあり、人間関係を壊してしまいがち。一緒にいる人にペースを合わせることなくずかずかと進んでいってしまう気の利かなさがあるでしょう。
歩くのが早い女性の特徴
女性の行動には感情が表面化しやすいといえます。気の強さだったり、焦りや不安、ワクワクした気持ちがそのまま歩き方に表れます。ウォーキングに力を入れている人も多いでしょう。
人目に映る自分をかなり気にしていて、自己表現が上手という一面も。歩き方や姿勢にも神経質なほど気を配ります。スタイルの良い美人さんが多いのは、そのせいかもしれません。
歩くのが早い女性は、自分に自信のあるタイプといえるでしょう。プライドが高く、意志も強いのですが、気を張って頑張りすぎてしまいがち。競争心が強く、負けたくないという気持ちが強い人です。
気位の高さから言葉がきつくなったり、周囲を否定しがちなところは気を付けたいところです。
歩くのが早い人の心理
歩き方には、心のありかやその人なりのペースがそのまま表れます。せっかちな人は歩き方も忙しくなりますし、頭の回転が速い人は行動ペースも同じように早くなるでしょう。
「少しでも早く進みたい」「誰よりも先を行きたい」といった他者を意識した心理のほかに、「スピードが心地よい」と感じていることも。歩くのが早い人は、スピード感とリズム感を愛しているのかもしれません。
「ペースを崩されたくない」という心理もあるようです。キャッチセールスなどは、ゆったりと歩いている人を狙うといわれていますが、足早に颯爽と歩いていれば、余計なものに引っかかることもありません。どこまでもマイペース、自分のスタイルを崩しません。
歩くのが早い人の性格
歩くのが早い人は、何事にもスピードを求めます。歩くのはもちろん、思考や行動、どんなことにも早さを求めるでしょう。短気で落ち着きがないとも言えます。ゆったりペースの人がいればイライラしてしまいますし、自分がやったほうが早いと取り上げてしまうでしょう。
どんなときも自分のペースで進みたい、ワガママで自己中心的な人が多いようです。完全なマイペース型で、協調性に欠けます。思い通りにいかないことがあるとイラつきやすく、マイナス行動にでてしまうことも。
競争意識が強く、かなりプライドは高め。待つことが苦手なので行列に並ぶことはありませんし、何事もいつも自分から攻めていきます。
歩くのが早い人は頭の回転が速い?
歩行スピードが早い人は目的が明確です。そこに到着するまでの最短距離を予測し、計画的に行動します。それはつまり、思考力が速いということ。だから、「歩くのが早い人は頭の回転が速い」と言われるのです。
思考の速さは想像力を必要とし、フル回転であらゆる方策をシミュレーションしています。つねにこれを繰り返している状態なので、自然と脳の回転速度が鍛えられます。思考と運動は連動しますから、思考が早ければ歩くのも早くなるというわけです。
優秀なビジネスパーソンでもったり歩く人はいないでしょう。タスクが多い人ほど高速回転が求められ、自然と足早になるようです。
歩くのが早い人の印象は怖い?
歩くスピードは体格にも影響されますから、体の大きい人ほど歩くのが早いといえます。ガッシリした人が向かいから足早に歩いてきたら「怖い」と感じてしまうことが多いでしょう。
普通の体格の人であっても、スピードアップした歩行は周囲から浮きますから、「ぶつかられるんじゃないか」といった恐怖もあるでしょう。でも、安心してください。彼らは上手に隙間を縫ってすり抜けていきます。ぶつかられる心配はありません。
堂々とした姿勢やオーラも、人を寄せ付けない印象を与えてしまっているのかも。歩くのが早い人はプライドの高い自信家が多いですから、そんなところも怖いイメージを植え付けてしまっているのかもしれません。
歩くのが早い人の病気や寿命
歩行の早さと性格が関連するように、健康もまた歩行スピードと関連するといわれています。
足は第二の心臓といわれるくらい重要で、足の裏には複数のツボがあります。歩行により足裏を刺激することが心身によい影響をもたらします。スピードが速いほど刺激も強くなり、歩くのが早い人ほど健康と言えます。
そして歩行には筋力が必要です。強い筋力であるほど歩行スピードは早まり、距離を歩くことができます。血流が良くなり代謝が上がれば太りにくくなり、心身共に健康に。スピードのある歩行は将来的な病気リスクの予防に効果的で、健康寿命を延ばしてくれるでしょう。
海外の臨床試験結果では、歩行速度が速い人は認知症を発症するリスクが低かったというデータがあります。このように、歩行速度は健康と無関係とは言い切れません。
参考:PubMed
歩くのが早い人の仕事
歩くのが早い人は行動が早く、仕事ができる人が多いでしょう。仕事では思考も大切ですが、行動スピードや行動量が大切です。
その分、行動が早い人は他の人よりも多くの仕事をこなすことができ、仕事ができると評価されます。
まとめ
成功者は歩くのが早い人が多いといわれますが、このような特徴をみれば納得です。勉強や仕事の成果を上げたい、健康寿命を延ばしたいと考えるなら、少しだけ歩行スピードをあげてみるといいかもしれません。
ただし、やみくもにスピードアップするのは危険です。心身に負担のかからない程度で、軽快ウォークを楽しんでください。