豆腐の賞味期限切れOK?未開封・2日/3日/5日/10日

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豆腐の賞味期限切れOK?未開封・2日/3日/5日/10日

※この記事は管理栄養士資格を持つライターが書いています。

みそ汁の具や麻婆豆腐、ハンバーグのつなぎなど多種多様の使い方ができる豆腐。スーパーでは常に店頭に並んでいるまさに主婦の味方ですよね。

そんな使い勝手のいい豆腐ですが「賞味期限が思ったより短い」と思った方も多いのではないでしょうか。そんな豆腐の賞味期限についてまとめたので、ぜひ参考にしてください。

豆腐の賞味期限目安


豆腐の賞味期限の目安は、冷蔵保温した場合は3~10日ほどです。冷凍保存した場合は3週間~1ヶ月ほどです。

この賞味期限は開けていない密封した状態の期限になるので、注意が必要です。

また冷凍保存の方が冷蔵保存に比べて日持ちするので、すぐに消費できないときや大量に購入した場合は冷凍保存した方が良いでしょう。

未開封の場合はそのまま冷凍庫へ入れても構いませんが、もし開封してしまった場合は、キッチンペーパーなどで水気をよく切ってから冷凍させましょう。

しかし、豆腐を冷凍すると、食感が変わることがありますので食感を変えたくない方は冷凍保存はせず、早めに食べきってしまいましょう。

賞味期限と消費期限の違い

国内で販売されている加工食品は、期限表示が義務化されています。その表示には賞味期限と消費期限の2種類あります。

表示意味
賞味期限表示された期限までならおいしく食べられますが、過ぎたからといって食べられなくなるわけではありません。ただ、期限内に使い切ることが望ましいです。
消費期限期日までに消費してください。期限を過ぎた場合は腐敗している可能性がありますので食べないことをお勧めします。

豆腐を購入する際にはこの期限を確認する必要があります。

レシピが決まっていてすぐに使い切る場合は特に気にすることはありませんが、「安いから買っておこう」と使用日が決まっていない場合は、賞味期限の記載があり、期限が長い豆腐を選ぶことが望ましいです。

豆腐の種類と日持ちの違い

豆腐にも種類がありそれぞれどれくらい日持ちするのかご紹介します。豆腐には「絹ごし豆腐」「木綿豆腐」「充填豆腐」の3種類があります。

種類特徴賞味期限
絹ごし豆腐豆乳ににがりを加えてそのまま固めたもの10日ほど
木綿豆腐豆乳ににがりを加えて固めたのち一度崩してから圧力を加えてそのまま固めたもの10日ほど
充填豆腐豆腐を加熱して固めたもの約1~2ヶ月

絹ごし豆腐は豆乳ににがりを加えてそのまま固めたものです。つるっとしてなめらかな食感が特徴的です。

木綿豆腐は豆乳ににがりを加えて固めたのち一度崩してから圧力を加えてそのまま固めたものです。やや硬めで崩れにくいのが特徴的で煮物や炒め物に使われることが多いです。

絹ごし豆腐と木綿豆腐は基本的に「水入り豆腐」と言われ、パッケージに豆腐と一緒に水が入っています。水気が多い豆腐で、傷みやすいため、賞味期限は長くて10日ほどです。あまり日持ちしないので早めに調理して食べてしまうことをお勧めします。

充填豆腐は、豆腐を加熱して固めたものになります。パッケージには水は入っておらず空気に触れることなく密閉されているので水入り豆腐に比べて賞味期限が長いです。

充填豆腐の賞味期限は約1~2ヶ月となっているので、長期間保管したい場合は充填豆腐がおすすめです。

豆腐の賞味期限切れはいつまで食べられる?

豆腐の賞味期限が切れてから食べることができる目安は2〜3日ほどだと考えられます。

特に水入り豆腐に関しては賞味期限が過ぎると雑菌が増えてしまうので、必ず加熱してから食べるようにしましょう。賞味期限が過ぎたものを食べるときは自己責任でお願いします。

賞味期限を1週間過ぎてしまうと腐敗が始まり、食中毒などを起こす可能性が高まります。特に夏季の時期は注意が必要で、いくら冷蔵庫に入れていても腐敗が進みやすく、賞味期限を3~4日過ぎてしまうと危険な状態です。

保管する場所も冷蔵庫の奥にしまい、できるだけ温度変化が少ない場所で保管するようにしてください。

また賞味期限が切れた豆腐は、風味が落ち苦味が出てくることもあります。また食感もぼそぼそとし、味も薄くなってきます。すぐに腐敗することはありませんが、安全においしく食べることができる賞味期限内に調理しましょう。

豆腐の賞味期限切れで未開封1日は?

豆腐の賞味期限が切れて未開封1日では、豆腐の味や鮮度、食感にそこまでの変化はありません。食べても健康面に問題がある可能性は低いといえます。

しかし賞味期限が過ぎているので、冷奴など生食はせず、必ず豆腐の状態を確認してから加熱して食べるようにしてください。

豆腐の賞味期限切れで未開封2日は?

豆腐の賞味期限が切れて未開封2日であれば、健康状態に問題なく食べられる可能性があります。

しかし常温で放置してしまったりすると未開封でも腐敗が進み、食中毒の原因にもなるので注意が必要です。豆腐の状態をしっかり確認したのちに、必ず加熱調理することをお勧めします。

豆腐の賞味期限切れで未開封3日は?

豆腐の賞味期限が切れて未開封3日であれば、健康状態に問題なく食べられる可能性があります。

しかし腐敗が始まっている場合があります。色が変わっていないか、においがしないかなど入念に確認してください。違和感があった場合は速やかに破棄するようにしましょう。また食べる際は自己責任で食べるようにしてください。

豆腐の賞味期限切れで未開封4日は?

豆腐の賞味期限が切れて未開封4日では、食べられる可能性は低くなってきます。

冷蔵庫で保管していたとしても、外気に触れる場所(開閉扉)の近くにおいておいたりすると腐敗が始まっている場合がありますので、豆腐の状態をしっかり確認する必要があります。

色の変化がないか、腐敗臭がしないか等徹底的に確認してから、加熱して食べるようにしてください。

豆腐の賞味期限切れで未開封5日は?

豆腐の賞味期限が切れて未開封5日では、食べられる状態ではない可能性が高いです。

異臭や変色、パッケージの膨張のような状態がみられてきます。このような状態になっていたら食べるのは絶対にやめましょう。

このような状態が見られない場合でも食べない方が良いです。もし食べるのであれば自己責任で、必ず加熱してから食べるようにしてください。

豆腐の賞味期限切れで未開封1週間は?

豆腐の賞味期限が切れて未開封1週間は、破棄することをお勧めしますが、食べる際は十分注意が必要です。特に絹ごし豆腐や木綿豆腐などの「水入り豆腐」は腐敗が進み、色の変化や臭いも出てきます。

パッケージが未開封だからと安心せず、使用する際は豆腐の状態をしっかり確認してから使用してください。もし食べる場合、生食は絶対NGです。必ずしっかり加熱してから食べるようにしましょう。

豆腐の賞味期限切れで未開封10日は?

豆腐の賞味期限が切れて未開封10日が経過したものは絶対に食べないようにしましょう。見た目が大丈夫であっても、食中毒を起こす危険性が高まります。

特に水入り豆腐は菌が繁殖しやすいので、食中毒を引き起こす可能性がかなり高まります。
すぐに破棄するようにしてください。

豆腐の賞味期限切れで未開封2週間は?

豆腐の賞味期限が切れて未開封2週間が経過したものは、絶対に食べてはいけません。水入り豆腐でも充填豆腐でも身体に甚大な被害を及ぼす可能性が非常に高いです。

もし万が一食べてしまった場合は速やかに病院へ行き受診することをお勧めします。賞味期限を2週間過ぎるとツンと鼻を突くような異臭がし始めますので、すぐ異変に気付くはずです。

腐っているかどうかの見分け方4個

豆腐の賞味期限が過ぎ、腐っているかどうかの見分け方を紹介しますので参考にしてください。

1. 見た目

豆腐が腐敗しているかどうかはまず見た目から識別することができます。黄色く変色していたり、カビのような黒いものがあれば腐敗している証拠になります。

また未開封のパッケージの場合、膨張してパンパンになっている場合もあります。これは雑菌の繁殖や腐敗によりガスが発生しているためです。このような状態が見られたら、絶対に食べないようにしてください。

2. 臭い

豆腐が腐敗すると鼻につくツンとした異臭がすることがあります。大豆由来の酸っぱい臭いや生ごみのような臭い、洗濯物の生乾きのような臭いがしたら食べるのは絶対にやめてください。

稀に青臭い匂いがすることがありますが、大豆に含まれているリノール酸が酸素と反応し酵素で分解された匂いで豆腐の「コク」のもとになります。苦手な方も多いですが、この匂いは腐敗していないものなので、安心して食べることができます。

3. 粘り気

豆腐の粘り気の原因は豆腐と一緒に入っている水が要因の可能性が高いです。豆腐の元から入っている水と豆腐から抜けた水分とが結合し、ぬるっと粘り気のようなものが出てきます。このような状態が現れた場合は、食べずに処分するようにしましょう。

賞味期限内でも、夏場の厚い時期に常温で放置してしまったりすると、出てくる可能性がありますので、しっかり冷蔵・冷凍して保管しましょう。

4. 味・風味

見た目では変化がない状態であっても、味や風味に変化が出ている場合があります。豆腐を食べた際に、酸っぱい味がしたり、舌がひりひりするようなしびれるような感覚が見られた場合、腐敗している可能性が高いです。

口にしてそのような感覚になった場合、すぐに吐き出して口をゆすいでください。万が一飲み込んでしまい体調に変化があった場合は、速やかに病院へ受診してください。

豆腐の賞味期限切れで食中毒の危険性は?

豆腐の賞味期限切れを口にしてしまうと、食中毒になってしまう可能性があります。豆腐の腐敗によっておこる食中毒には「セレウス菌」があげられます。

セレウス菌は下痢や嘔吐、ひどい場合は発熱などの症状がみられます。このセレウス菌は症状により毒素を作る場所が異なります。

下痢の症状の場合、小腸で毒素が作られるので潜伏期間は10~18時間程度です。嘔吐の症状の場合、食品中に毒素が作られるので潜伏期間は30分~6時間程度です。つまり豆腐で食中毒を起こしてしまった場合、「嘔吐」の症状が多くみられるということです。

またセレウス菌は熱に非常に強く、90℃で60分の加熱でも死滅しません。もし賞味期限が過ぎてしまった場合、もったいないという思いは抑え、破棄しましょう。

セレウス菌が繁殖しやすい温度は30℃前後なので、夏場の常温放置は非常に危険です。必ず冷蔵・冷凍で保管し、賞味期限内に食べるようにしましょう。

豆腐の賞味期限切れの食べ方

賞味期限が切れた豆腐は冷奴のような生食はやめましょう。身体を壊してしまう要因になります。

そのため加熱して食べることをお勧めします。加熱とは大きく分けると2つで「煮る」「焼く・炒める」です。

豆腐はたくさんの調理方法があり、使い勝手の良い食材ですので簡単に紹介します。

1. 煮る

湯豆腐などのほかに、豆腐のあんかけやすき焼きなどの煮物料理に使うとしっかり加熱もでき、味もしみ込んで一石二鳥です。

2. 焼く・炒める

豆腐をカットして豆腐の上に味噌やツナマヨなどを乗せて焼くことで食卓に1品増やすことができます。豆腐を焼くレシピは比較的少なめですが、油揚げの柔らかくなった感じでとてもおいしいです。

麻婆豆腐や炒り豆腐など、炒め物でも豆腐は非常に便利です。形を残すのか、また崩して使うのか、料理に応じて形を変えられるのも豆腐の良さです。

豆腐の賞味期限切れを食べるときのレシピ3個

豆腐の賞味期限が切れてしまった時におすすめのレシピを3つ紹介します。

1. 豆腐のツナマヨネーズ焼き

〈材料〉
・豆腐 1丁
・ツナ缶 1~2缶
・マヨネーズ 30g程度
・食塩 ひとつまみ

〈作り方〉
(1)豆腐を短冊状にカットし、水気を切っておく
(2)ツナ缶を開け、マヨネーズと食塩を加え混ぜ合わせる。
(3)水気のとった豆腐にツナマヨを乗せる
(4)オーブンで焼き目がつくまで焼く
(5)焼き目がついたら完成

水気をしっかり切らないと、ツナマヨがうまく乗らずオーブンに入れて焼いている途中で落ちてしまう可能性があります。

うまく水気が切れない場合は、ツナマヨを乗せる前に「薄力粉」を豆腐の上に軽くまぶすとしっかり乗って焼くことができます。

2. 豆腐入り和風ハンバーグ

〈材料〉
・豆腐 1丁
・ひき肉(お好みで鶏ひき肉でもOK)300g程度
・玉ねぎ 1/2個
・塩コショウ 少々
・和風あん(濃い口しょうゆ・和風だし・片栗粉)

〈作り方〉
(1)玉ねぎをみじん切りにし、レンジで2分加熱して柔らかくしておく
(2)ひき肉と豆腐を合わせてしっかり混ぜ込む
(3)2の中に玉ねぎを入れて混ぜ合わせる
(4)塩コショウを加える
(5)適当な大きさに成形しフライパンで焼く
(6)つまようじなどで刺した時に赤い汁が出なくなったら完成

水に和風だしと濃い口しょうゆをいれ沸騰させ、水溶き片栗粉でとろみをつければ和風あんの完成です。お好みでネギなどを散らしてもいいでしょう。かさが増えるので成長期の子供がいる家庭におすすめです。

3. 炒り豆腐

〈材料〉
・豆腐 1丁
・卵1個
・小松菜 1パック
・シイタケ 2個
・和風だし 小さじ1
・濃い口しょうゆ 大さじ2
・上白糖 大さじ1

〈作り方〉
(1)豆腐は水を切り、小松菜としいたけはお好みの大きさに切る
(2)フライパンに豆腐・シイタケ・小松菜の順に入れて火にかける
(3)ある程度炒めたら卵を加え再度炒め合わせる
(4)最後に調味料を加え混ぜ合わせたら完成

ポイントは豆腐をしっかり加熱することです。炒め合わせているうちに豆腐は崩れていくので、そのままフライパンへ入れてもOKです。調味料は合わせておくと味のムラがなく調理できます。

開封後の豆腐の保存方法

冷蔵保存

冷蔵保存の場合、基本的に未開封の状態での保存がベストです。開封してしまった場合は、ボウルなどに水を張り、その中に豆腐を入れて保管するようにしましょう。

水の中に入れるのは、空気に触れる時間を極力減らして傷みにくくするためです。空気に触れると豆腐が酸化してしまい、劣化が進みやすくなってしまいます。

手間がかかりますが、おいしく安全に食べるためですので、惜しまないでください。しかし水にさらしているとはいえ、長期間日持ちするわけではありませんので、開封後はできるだけ早めに食べきるようにしてください。

冷凍保存

豆腐を冷凍するとごわついた食感になってしまいます。これは豆腐に含まれる水分が氷って結晶化してしまい、解凍後豆腐の水分が抜き出てしまい豆腐の水分が抜けてしまうためです。

この食感になってしまうのを防ぐために、冷凍保存する場合はできるだけ水分を切るようにしましょう。

キッチンペーパーや付近などでしっかり水気をとり、ジップロックに入れて冷凍庫で保存します。その際、しっかり空気を抜くことで豆腐が長持ちします。

解凍後の豆腐は、冷奴などの生の状態で食べるより、煮物などで使うと味がかなりしみこみやすくなるのでおすすめです。

豆腐の劣化の原因は「水気」と「空気」ですので、これらをしっかり取り除いておいしい状態で保存しましょう。

まとめ

豆腐の賞味期限切れてどれくらいまで食べられるのかについてまとめてみました。豆腐は植物性食品の中でも栄養価が非常に高く、色々な料理に使用できることから、主婦の味方の食材といえます。

だからこそ保存の仕方をしっかり把握し、豆腐をおいしく安全に食べられる時間をしっかり確保してほしい食材ですので、是非参考にしてください。賞味期限が切れた豆腐を食べる場合はあくまでも自己責任で、しっかり加熱調理してから食べるようにしてください。

  • この記事を書いた人

Trairy編集部

Trairy[トレーリー]では、フィットネスやダイエット、美容健康情報を配信しています。論文なども参照しながら正確な情報提供に努めています。

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