自分は親しく交流をしたいと思っていても、心の壁を作られていると感じることがありませんか?もしそう感じる人がいるとしたら、相手の人は心に傷があるのかもしれませんね。
心に傷がある人は表面上では親しい関係になれたとしても、本当の意味で親しい関係を築くことが難しい場合があります。
そこで今回は、心に傷がある人の特徴などについてご紹介をしていきますので、誤った接し方などをしないように気をつけてください。
見出し
心に傷があるの意味とは?
心に傷があるというのは、過去に心にダメージを受けた経験があり、その時のダメージが癒えずに傷となって残り続けている状態です。
他人から危害を加えられたり、悲しい出来事や辛い出来事を経験したことが原因で心が強いショックを受けてしまっています。
また、1人では耐えられないほどの不安を感じた経験がある場合にも、その不安がダメージとして心に傷をつけてしまう場合もあるでしょう。
どのパターンで心に強いダメージを負ったとしても、それを乗り越えることができずに、傷という形で残り続けている状態なのです。
心に傷がある人の特徴10個
1. 疑り深い
他人を素直に信じることができず、何事も疑ってしまいます。自分が信用をしていた人に裏切られた経験があるため、裏切られることしか頭に浮かばず、他人を信用することが怖くて仕方ありません。
信じてもまた裏切られるのでは…という気持ちになって信じることができませんし、自分を守るために疑ってしまうのです。
過去の傷は簡単には消えません。疑う気持ちは残るものです。
2. 自信がない
自分に自信を持つことができないため、なるべく目立たないようにひっそりと過ごしています。相手を不快にさせる言動をした経験があるため、良好な人間関係を築くのが苦手ですし、同じことを繰り返すのでないかと不安なのでしょう。
過去に自分の言動が原因で周りから嫌われて辛い経験をしていたり、友達を失った経験があるのです。
3. 単独行動を好む
周りの人と関わりを持つことに抵抗を感じるため、集団行動を嫌って単独行動ばかりをするようにしています。
人間関係の築き方や接し方が分からず、関わりを持つことが怖いと感じたり、不安な気持ちになってしまうのです。恐怖や不安に襲われることから自分の身を守るために、できる限り他人と関わらないようにするのでしょう。
4. 目が笑わない
会話をしているときなどに笑顔を見せることがあっても、作り笑顔のために目が笑っていません。他人を信用するのが怖くて心を開くことができませんから、心の底から笑うことができないのです。
自分が心の底から楽しい気分になっていないので、顔は笑えても目まで笑うことは難しくなりますよね。
5. 柔軟に考えられない
自分とは違う価値観や意見などを受け入れることが苦手で、柔軟に考えることができない場合があります。
過去の辛い経験が原因となって心にゆとりが持てず、自分と違う価値観や意見を受け入れることができないのでしょう。違う価値観や意見は拒絶する!あり得ない!という極端な一面を持っています。
過去の傷の衝撃が強く、拒否反応が強く出てしまいます。まだ自分で客観的に捉えて、消化できていないのかもしれません。
6. 相手の顔色を伺う
好かれたい一心で、いつも相手の顔色を伺いながら接しています。過去に友達などから避けられて傷ついた経験があるため、嫌われる・避けられることが怖くて仕方ないのでしょう。
仮に自分の意見を変えることになったとしても、相手に嫌われるよりはマシだという考え方をしている場合もあります。
7. 依存しやすい
愛情不足や子供時代に深い傷を負った場合には、他人に依存しやすくなってしまいます。過去に強い孤独感を味わった経験があり、同じように寂しい思いをすることが嫌で仕方ないのです。
1人になることが恐怖のように思っていますから、一緒に過ごしてくれる相手から離れたくないと思ってしまう傾向があります。
8. ネガティブ思考
いつも自分のする言動は相手を不快にさせると思い込んでしまうような、ネガティブ思考の持ち主です。
相手に嫌われることを恐れてしまうため、恐怖心からポジティブに捉えることができないのでしょう。自分のことを褒めてもらったとしても、ネガティブ思考ですから心から喜ぶことができません。
9. 接し方が違う
同じ立場の人だとしても、相手によって接し方が変わってしまいます。自分が心を開いている相手には親しく接することができますが、心を開いていない相手に対しては、一線をひいた接し方になってしまうのです。
心を開いていない相手が自分のテリトリーに入ることに抵抗を感じてしまうのかもしれません。
10. 自己主張をしない
周りの人の反応が気になってしまうため、自分の意見を主張しません。自己主張をして周りの人達から批判されたり拒絶されるのが怖くなってしまうのです。
批判や拒絶をされると結果的に自分が傷つくことになりますから、自己防衛の意識が働いているのでしょう。
心に傷を負った男性の特徴
女性が原因で心に傷を負った場合には、女性不信になったり敵視するようになります。信じて裏切られることが怖くなり、信用することができずに女性不信に陥ってしまうのでしょう。
そして中には女性に強い嫌悪を感じたり憎しみの感情を抱く男性もいますから、仇のように敵視する場合もあるのです。
女性に対して心を開くことができませんから、仕事上では普通に接してくれたとしても、恋愛となると一気に拒絶反応を示すこともあります。
また、自分から積極的に行動を起こすことに苦手意識が芽生えてしまい、恋愛に消極的になってしまうでしょう。
心に傷を負った女性の特徴
男性との関わりを避けるようになったり、愛情を試すかのような言動をすることが多くなります。
心に傷を負わせた原因が男性だった場合には、男性そのものが怖く感じることもありますし、信じることができなくなるのも当然でしょう。
また心の傷の原因が男性でない場合には、孤独になるのを怖がっていますから、男性の愛情を常に確認したくなってしまいます。
嫉妬心を露わにしたり、束縛するといった言動をとる機会が増えていくでしょう。そして恋愛とは関係ない部分でも、なるべく人との関わりを避ける場合もありますから、職場の飲み会などに参加をしなかったり注目されたりすることを避けるようになります。
心に傷がある人の診断チェックリスト
心に傷がある人かどうかを判断するためのチェックリストを紹介します。
・思い出したくない過去がある
・人のことがなかなか信じられない
・友達に陰口を言われていないか心配になる
・自分のことをオープンに話さない
・一人の時間が多い
・自分に自信がもてない
・孤独感が強い
・仲良くなるのに時間がかかる
・拒否反応の出る言動がある
・ネガティブになりやすい
これらの項目に当てはまることが多い場合、心に傷を抱えている可能性が高いでしょう。
心に傷がある人の魅力
心に傷がある人は、思いやりや気遣いといったことが当たり前にできますから、周りの人には魅力的に見えるでしょう。
そして相手の立場に立って物事を考えることができ、相手が求めていることや必要なことを察知することができます。
自分本位になってしまう人が多い中で、相手のことを思いやれる気持ちがある人は、それだけで充分に魅力的です。そして自分自身も心に傷を負った経験がありますから、他人から傷つけられた人の気持ちが痛いくらい理解でき、傷に触れないように寄り添うこともできます。
心に傷がある人は優しい?
自分が辛い経験や苦しい経験をしているので、人に優しく接することができます。心を開いている相手に対しては、大切にしようという思いが強くなり、周りにいる人達全てに優しく対応をしてくれます。
自分が人を傷つけることを何より避けたいので、相手に対しても配慮できます。また相手の立場で物事を考えることができるので、相手が不快に感じる言動もしないでしょう。
ただ、自分を傷つけようとする人や、過去に自分を傷つけた人と似ているような人には厳しい態度をとります。
心に傷がある人への接し方5個
1. 黙って聞き役に徹する
どんなことでも1人で抱え込んでしまう傾向がありますから、話してくれるなら黙って聞き役に徹してあげましょう。
深く人と関わらないようにしている人が話をしてくれるというのは、自分には心を開いてくれている証拠になります。そして自分の話を聞いて欲しいと思っていますから、それに応じてあげるだけでも充分なのです。
また、人に話すことで心の中に溜め込んだものが減っていき、心の傷も少しずつ癒えていく場合もあります。
2. 肯定する
自分に自信を持てない場合もありますから、相手のことを否定せずに全て肯定をするように接します。否定されてしまうと自分の存在そのものを否定されたと感じてしまい、余計に心を閉ざしてしまうことになるのです。
誰でも自分の存在を否定されたら心が傷つくことになりますから、元から心に傷がある人は、心の傷が深くなってしまうでしょう。
しかし、肯定してもらえば、受け入れてもらえたと感じることができ安心できます。
3. 近くで見守る
特別に何かをするわけでもなく、ただそっと近くで見守ってあげることも大切です。何か言葉をかけたり行動をしなくても、近くにいてくれるだけで心強く感じるものですし、頼れる相手がいると安心することができます。
相手が何かを求めてきた場合にはすぐに対応ができる準備だけはしておき、普通に接するようにしましょう。
特別扱いをされることが苦手だと感じる人もいますから、求められない限りは何もしなくて問題ありません。
4. 笑顔で接する
心に傷がある人は相手の表情から感情を深読みする傾向がありますから、常に笑顔で接するようにします。
笑顔には相手を肯定している・一緒にいることが楽しいという感情を伝えることができ、相手に安心感や安らぎを与える効果があるのです。
また、常に笑顔で接してくれる相手には心を見せることができるようになりますから、傷を癒す手助けにもなるでしょう。
5. あえて距離をおく
人と関わることに恐怖心がある場合もありますから、相手の警戒心が強くならないように、あえて距離をおくことも大切でしょう。
心の傷に触れて欲しくないと思っている場合には、人から積極的に関わられることが負担になる場合もあるのです。
相手に負担を感じさせるのは、心の傷を深くしたり刺激することに繋がってしまう場合もあります。存在をスルーしてしまうのでなく、周りの人と同じ距離感で接するようにしてください。
まとめ
過去に何かしらの形で心に強いダメージを受けた人は、そのダメージが癒えずに心の傷として残ってしまう場合があります。
人間関係などが原因で心に傷を負った人は人との関わりを避けるようになり、単独行動を好むようになってしまうのです。
そして自分が心に傷を負った経験がありますから、他人のことを思いやれる優しさを持っていますから、とても魅力的に感じますが接し方には注意が必要でしょう。