男女問わず、自分の体型は気になるものです。太ってきたと感じた時、多くの人は食事制限や運動しますが中には瘦せようとしない人もいます。太っているのに痩せようとしない人には、実は共通点があるのです。
この記事では太っている人はなぜ痩せようとしないのか、ダイエットするために最初にやるべきことなどを解説しますので、思い当たる人は参考にしてみてください。
太っている人がやせない理由8個
1. 体質が太りやすい
人には生まれ持った体質というものがあります。体質によっては他の人と同量の食事でも太ってしまうことがあるのです。太りやすい体質になる肥満遺伝子があると、糖質や脂質の代謝が悪くなり、空腹感を感じやすい体になってしまいます。
また、脂質や糖質が多い食事を好むようにもなるでしょう。太りやすい体質かどうかは、遺伝子検査を受ければ知ることが可能です。
2. ダイエットする精神的な余裕がない
精神的な余裕がない人もなかなかやせられません。仕事が忙しい、お金がなくてそれどころではない、などストレスの原因は様々です。
また度重なるダイエットの失敗や、自分の体型に思い悩むこともあるでしょう。心の余裕がないと、ダイエットする気にもなれません。
ストレスはコルチゾールというホルモンの分泌を促します。コルチゾールが増えてしまうと食欲のコントロールがしにくくなり、さらに太りやすくなってしまうのです。
ストレスが多いと食べないほうがいいとわかっていても食べてしまいます。ストレスの原因を解消しないとやせるのは難しいでしょう。
3. 太りやすい食事が好き
食欲が旺盛な上、太りやすい食事が好きなこともやせない原因です。太っている人はボリュームがある食事や、甘いもの、濃い味付けを好みます。
時間も気にせず自分の欲求のままに、好きなものを食べているのです。高カロリーな食事を続けたり、甘いものばかり食べたりしていてはやせることはできません。しかし、長年の乱れた食事内容や食習慣に慣れてしまって、すぐに変えるのはなかなか難しいです。
4. 問題を感じていない
太っている自分に問題を感じていなければ、やせることはできません。たとえ太っていても人並みに動けたり、健康に支障をきたしたりしていなければ、日常生活に問題も感じないでしょう。
中には「外見より中身が大切」「ありのままの自分が大事」と開き直っている人もいます。今の自分に満足し、問題を感じていない人には、やせる必要はないのです。身体に不調を感じ、初めてダイエットを決意するでしょう。
5. やせても意味がないと思っている
やせても意味がないと思っているのも、やせられない原因です。結婚していたり、長年恋愛から遠ざかっていたりする人は「今さらやせても...」と考えがちです。
自分に自信がない人も、やせても何も変わらないと考えてしまうでしょう。やせることに対してマイナス思考なのです。メリットを感じなければ、やせることはできません。
6. 飲酒の習慣がある
適度の飲酒はストレス発散や血行促進の効果がありますが、過度の飲酒をしている人はやせることは難しいです。
アルコールは糖質を多く含む食品。大量の飲酒をするとエネルギー源として使われなかった糖質が脂肪に変わり、体内に蓄えられてしまいます。また食欲増進のホルモンも分泌されるため、さらに食欲が旺盛になってしまうでしょう。
7. 運動が嫌い
運動が嫌いなこともやせない原因です。特に太っている人は身体を動かすことが好きではありません。
外で運動をするのはもちろん、家の中でも楽な場所から動かずにゴロゴロ過ごすことを好むでしょう。自分に甘いのです。出かけても歩いたり階段を使うことなく、エレベーターやエスカレーターで楽をしようとします。
運動嫌いで運動をしていないと、筋力が衰え、基礎代謝が落ち、やせにくくなります。
8. ダイエットを続けられない
やせない人はダイエットを始めたものの、なかなか続けられません。何かと理由をつけてすぐに挫折してしまいます。やせたい気持ちはあるものの、努力や我慢が続かないのです。
意志の弱さもありますが、ダイエットの方法自体が間違っていることもあります。いきなりハードなダイエットをしても長く続けることはできないのです。後ほどやせるためにやるべきことを解説します。
太っている人の見直しポイント3個
1. 食生活は乱れていないか
食生活の乱れは太りやすくなる最大の要因です。早食いをしていると満腹感を感じにくく、胃腸に負担もかかってしまいます。深夜の食事や不規則な食事時間もよくありません。身体がエネルギーをため込んでしまい、内臓脂肪の増加に繋がるでしょう。
過度の飲酒も糖質を多く摂取したり、食欲を増進する原因になってしまいます。また、人工甘味料や添加物だらけの食事もよくありません。たとえカロリー0でも、体内に影響を及ぼしたり食欲を増進させたりします。
決まった時間にバランスの取れた食生活をするのがおすすめです。添加物にも気をつけるようにしましょう。
2. 自律神経は乱れていないか
自律神経の乱れは、心身ともに大きな影響を与えます。自律神経が乱れてしまうと、ホルモンのバランスが崩れてしまうのです。エネルギー燃焼に影響する交感神経の働きの低下や、活動量の低下に繋がります。
またコルチゾールや血糖値などの変動にも大きく影響を与えるため、太りやすい身体になってしまうでしょう。
現代人は不規則な生活やストレスで自律神経が乱れがちです。ストレスを発散したり、睡眠時間をたっぷりと取るようにしてください。心に余裕がないとやせることはできません。
3. 運動はしているか
やせるためには摂取したカロリーをきちんと消費させなくてはいけません。カロリー消費のためには、適度な運動が必要です。
運動しない人はカロリーが消費できないだけではなく、代謝も落ちています。代謝が落ちていると他の人と同じ量を食べても太りやすくなってしまうのです。ハードな運動は必要ないですが、太りにくい体にするために少しでも動くようにしましょう。
太っている人が最初にやるべきこと3個
1. 毎日体重計に乗る
毎日体重計に乗るようにしましょう。体重を毎日チェックすることで、体重の増減を意識するようになります。
一週間続けてみれば、生活パターンによる体重への影響を知ることも可能です。体重が減るのを目にすると、ダイエットのモチベーションも上がるでしょう。
また増えた時には食べ過ぎを反省したり、食事内容を改善したりもできます。体重を測るのは朝起きてトイレに行った後がおすすめです。できれば毎日の体重を記録するようにしてくださいね。
2. 食事を記録する
毎日体重計に乗るとともに、食事を記録するようにしましょう。自分が毎日どれだけの量を食べているのか知ることは、食生活の改善に効果的です。
食べ過ぎていないか、甘いものや脂質・糖質が多いものばかり食べていないかなど、食事が与える影響を客観的に見られるでしょう。
食事管理ができるSNSやアプリも数多くあるので、自分に向いている方法で記録してみてください。いちいち記録するのが面倒な人は、食べたものの写真を撮るだけでもよいでしょう。
3. 歩数を増やす
普段運動しない人にとって、いきなり筋トレや有酸素運動をするのは難しいです。運動嫌いな人は、できるだけ歩数を増やすようにしてください。
近所の買い物は歩いて行く、なるべく階段を使うなど意識すれば簡単に歩数を増やせます。
始めたばかりのときは辛いかもしれませんが、慣れてくれば歩く楽しさを感じられますよ。日常の中で少しでも動く習慣を身につけましょう。
まとめ
太っていてもやせない理由は様々です。食生活や生活習慣、体質的な問題や自分自身の心の持ち方もあるでしょう。しかし食事や生活を見直すことで、今の自分から少しずつ変化はできます。
まずは毎日体重計に乗り、食事を記録するようにしてください。日常の中で歩数を増やすことも重要です。太っている自分から卒業できるかは、あなた次第です。できることから始めてみてください。