ダイエットって続きませんよね。最初は強い思いではじめるのに、気づけば挫折している…なんて、よくあることです。”永遠のダイエッター”になってしまうのは意志が弱いから。継続した努力が苦手だから― そんなふうに思っていませんか?実はそれ、大きな勘違いなんです!
なぜあなたのダイエットは失敗するのでしょうか?原因を突き止めて、正しいダイエット法を身につけましょう。
ダイエットが続かない原因5個
ダイエットが続かないのは、ダイエット方法が間違っていることが原因です。次のような行動をしているのなら、いますぐ改めましょう。
1. 間違った知識でダイエットしている
性質や生活習慣が異なればダイエット方法も変わります。誰かさんの成功体験が、必ずしもあなたに合うとは限りません。
目にした情報をむやみに試す前に、まずは正しい知識を仕入れましょう。どうして体重が増えるのか?痩せるメカニズムとは何なのか?ひとつひとつ丁寧に学び、正しく理解したうえで自分に合うダイエット法を導き出しましょう。
・例えばサンドイッチ、ドレッシング入りのサラダ、などは健康的に見えても意外とカロリーが高い食品です
2. 脳内リズムが崩れている(肥満脳)
脳は8つの機能に分かれていますが、そのうちのひとつが鈍化すれば脳活動のリズムが崩れ、間違った信号を発信してしまいます。
お腹が空いていないのについお菓子に手がでてしまう人は「思考系脳」、いろんなダイエットを試しては失敗を繰り返す人は「理解系脳」のリズムが狂っているのかも。
行動を振り返り、脳の鈍化部分を把握しましょう。原因がわかれば、あとは衰えを強化して「ダイエット脳」へと変えていけばいいのです。
3. 過度な食事制限、運動を課している
好きなものを我慢して、ヘルシー食に耐えている人も多いでしょう。しかし、「これはダメ、あれもダメ」な禁欲生活は大きなストレス。いつかは爆発し、暴飲暴食して後戻りしてしまいかねません。
運動も同じです。運動グセがついていない人がいきなり過度な運動量をこなそうとすれば、体が悲鳴を上げてしまいます。何事も過度はよくありませんよね。ストレスは自律神経や腸の不調に繋がるので気を付けてください。
4. 工夫(オリジナリティ)に欠ける
ダイエット方法は人それぞれ。体質や生活習慣を考慮した計画でないと続きません。挫折したり結果が出ないのは、自分にあった方法を工夫していないから。
まずは、なりたい理想の姿を具体的に思い描いてゴールを決める。そして、理想に至るプロセスを明確に組み立てましょう。うまくいかなければ計画を見直して改善することも大切です。
・自分が我慢できないタイミングや我慢できないものを排除し、我慢できるものがあれば取り入れましょう。
5. 完璧を求めすぎる
生活をいきなり変えろといわれても難しいですよね。計画を完璧にこなすことより、ダイエットに体と脳をなじませることを優先しましょう。
「有酸素運動は30分を毎日」が理想だとしても、20分を一日おきが限度の人だっています。無理して肉体やメンタルに支障をきたすぐらいなら、「これぐらい痩せたらラッキー!」気分で取り組んだ方がずっと健康的です。
自分のキャパを超えない程度のほどよい頑張りが継続に繋がります。
ダイエットが続かないのは意志が弱い?
ダイエットには食事制限と運動が大切ですが、それらは精神論・根性論で乗り切れるものではありません。なぜなら、人の意志や行動をコントロールしているのは「脳」だから。ダイエットが続かないのは意志が弱いからとは限りません。
食欲には「恒常性食欲」と「報酬系食欲」があります。
「恒常性食欲」は、生きるために必要な栄養素を補給する欲望。
「報酬系食欲」は快感を満たす欲望、いわゆる、「デザートは別腹」ですね。報酬系食欲が強いほど、ダイエットは難しくなります。
じゃあ、報酬系食欲をコントロールすればいいじゃない?って思いますが、これが簡単ではないのです。報酬系回路は食欲以外の快感も司っていますから、ヘタに回路を遮断してしまえば恋の喜びや日々の楽しみすら失ってしまいかねません。
ダイエットの成功には脳の正しい使い方が欠かせません。自分の脳のどこが鈍化しているのかを理解して改善、「ダイエット脳」へと育てましょう。
ダイエットを続けるための対処法9個
1. 理想の姿を具体的に思い描く
「目的」はとても大切。「こうなったらいいな」なんて漠然とした考えは失敗のもとです。
どんな自分を目指すのか?理想のスタイルは?なぜその体型になりたいのか?理想と目的を明確にすれば、そのために必要な努力・工夫も見えてきます。それらを文章化し、目に入りやすい部分に貼っておくといいですね。
ただし、行き過ぎた理想はNG。身の丈に合った目的としましょう。
2. 「ダイエット脳」に切り替える
自分なりのダイエットルールを作って、脳に覚えさせましょう。「冷蔵庫に甘いものを入れない」「手の届く範囲にお菓子を置かない」「3時間に1回、1分だけ足踏みをする」などといったルールは思考系脳を鍛えることができます。
普段の生活を振り返ってマイナス行動を見直せば、何系脳を鍛え直せばいいのかがわかります。ダイエット脳になればダイエットの成功はもちろん、日々の生活にも活力が生まれます。
・自分がそこまで頑張らなくてもできるルールを作ることが大切です。
3. 運動グセをつける
「ツラい、苦しい」といったネガティブ感情はダイエットの大敵!運動が苦手な人は身体を動かすこと自体が苦手ですから、まずはこまめに動くことから始めてみるといいでしょう。
歯を磨く時にかかと上げ、椅子に座りながらお腹引っ込め運動など、簡単に「ながら運動」できるものがおすすめ。身体を動かす習慣が身に付けば、運動意欲もわいてきます。できることからコツコツと。「続ける」ことから始めてみましょう。
4. 数値に惑わされない
毎日体重計測をするのがよいと言われますが、経験上、これはあまりよい方法とは思えません。成果はすぐに現れません。変化しない数値に「もういいや」という諦めモードに入ってしまうんです。
身体の変化は見た目や服のサイズで気づくことができます。誤差のような数値変化に一喜一憂するより、日課を頑張った自分を褒めてあげるほうが効果的でしょう。体重計は1週間に1回、経過観察をみる程度でいいのではないでしょうか。
5. 好きなものを我慢しすぎない
制限の多さはストレスを生むだけ。ちっとも楽しくないですよね。ダイエットにも「喜び、楽しみ」が必要です。やせ我慢するよりも、たまのご褒美で脳をご機嫌にしてあげたほうが効率的です。
「食べたい!」と思ったら食べていいのです。その代わり、誘惑に負けたときのルールを設定しておきましょう。普段より運動回数を増やしたり、白湯やホットドリンクでデトックスするのもいいですね。
6. 適度な休息を取り入れる
ダイエットは心も体も消耗させます。頑張りすぎるとパンクして、結局は挫折してしまうことに。疲労やネガティブ感情を引きずったダイエットは、「やりたくない」という間違った指令を脳に送ってしまいます。
疲れていたり、モチベーションが上がらないときはスッパリと休息しましょう。休むのもダイエットに必要な過程ですから、計画的に取り入れてください。適度な休息はオーバートレーニングを防ぎ、心と体を守ってくれます。
7. ダイエット方法を変えてみる
同じことを繰り返していると飽きてきますし、身体が運動に慣れて効果も薄れてしまいます。停滞期を乗り越えるためにも、定期的にダイエット方法を変えてみるといいでしょう。
あれこれ試しているうちに、より自分にピッタリの方法に出会えるかもしれません。運動の順番を変えるだけでも十分です。環境を変えるのもいいですね。つねに新鮮な気持ちで楽しく取り組むこともダイエット成功の秘訣です。
8. 頑張りすぎない
継続的な効果を得るには3ヵ月以上の連続した運動が必要です。がむしゃらに取り組んでいては3ヵ月なんて長期間を乗り切ることはできませんよね。自分のキャパを知って、可能な範囲内でほどほどに。
だからといって、自分を甘やかしてはダメ。許容範囲✕1.5倍ぐらいの運動量が理想です。マイペースでかまわないので「これだけは守る」ルールを決めましょう。頑張るところと手を抜くところ、バランスよくいくことが大切です。
9. ながらダイエットをする
Trairyのアンケート調査では、フィットネスバイク(エアロバイク)を購入した人の約半数は1年以上継続ができています。
継続率が高い秘訣のひとつは、テレビを見ながら、スマホを見ながらなど「ながらダイエット」として気軽にやること。
運動しながらでもやれることを探して、運動時間を確保してみてください。
挫折せずに簡単にやせる方法
毎日自分でダイエットの食事メニューを考えたり、買い出しに行ったりしていると疲れますし、余計なものを買ってしまったり、誘惑に負けて食べてしまったりするのはよくありますよね。
簡単にやせるためには、ダイエットを仕組み化することです。
例えば、毎日食事メニューを決めてそれだけを食べるようにすれば、カロリーをコントロールできるので自然とやせていきます。あなたは余計なことを考えなくてすみます。
そこで、たくさんの低糖質な食事メニューが揃っているnosh(ナッシュ)がおすすめです。noshは栄養を考えられた冷凍弁当を家で温めるだけ。1食あたりのカロリーがだいたい決まっているので、面倒な計算をする必要もありません。ごはんは別なので、必要なときだけ一緒に食べる形にできます。
まとめ
ダイエットが続かないのは意志が弱いからではなく、方法が間違っているから。ちまたに溢れる情報を鵜呑みにせず、自分らしいダイエット方法を模索しましょう。
あれこれ工夫することは脳を活性化してくれます。「ダイエット脳」を育成し、楽しみながら成果を生み出していきましょう。