日々身体を鍛えている中で、自分だけのホームジムに憧れを持ったことはないでしょうか。ホームジムであれば順番を待つことなく器具を使うことができ、自分の好きな時間にトレーニングができます。しかしホームジムを作って後悔した人も少なからずいるようです。
この記事ではホームジムで後悔することや、後悔しないための対策を詳しく解説するので、ホームジムを検討している人は参考にしてみてください。
ホームジムで後悔すること7個
1. メンテナンスが面倒
後悔することの一つに、メンテナンスが面倒な点があります。スポーツジムであれば器具のメンテナンスはスタッフが行ってくれますが、ホームジムでは自分で行わなくてはいけません。メンテナンスの知識も必要になるでしょう。
メンテナンスを怠ると器具の安全性が落ち、けがの原因にもなってしまいます。ホームジムを作ったもののメンテナンスが面倒くさくなった人は、結局使わなくなってしまうのです。
2. 掃除が面倒くさい
掃除が面倒くさいのもホームジムで後悔する原因です。器具のメンテナンスと同じように、スポーツジムではスタッフが掃除をしてくれます。利用者も使い終わった器具を拭く程度はしますが、細かなところまできれいにする人は少ないでしょう。
しかしホームジムでは、全てを自分で行わなくてはいけません。マットの隙間の汚れや、こぼしたドリンクの掃除などはなかなかきれいにならず、時間と手間がかかるでしょう。
3. 器具が邪魔になる
ホームジムで後悔する原因として、器具が邪魔になることも挙げられます。器具を買い換えたり、筋トレをやめてしまった時には今まで使っていたものが邪魔になってしまうのです。
筋トレ専用の器具は重量が重く取り扱いが危険で、簡単に捨てられません。解体して処分をするのも大変でしょう。処分されないまま部屋の片隅でほこりを被っている器具を見ると、ホームジムに後悔を感じてしまいます。
4. できないトレーニングがある
できないトレーニングがあるのもホームジムを後悔する原因になります。設備が整ったスポーツジムでは幅広いトレーニングができますが、ホームジムは種類が限られてしまいます。
トレーニングのために専用の器具を買ったものの、クオリティが低く満足にできなかった人もいるようです。様々なトレーニングをしたい人にとっては、ホームジムは不満足なものになってしまうでしょう。
5. モチベーションが続かない
意外に重要なのが、モチベーションが続かないことです。スポーツジムであれば理想の身体の人を見て刺激を受けたり、まわりの人と励まし合うことができますが、ホームジムには自分しかいません。
人から刺激を受けることができず、モチベーションが下がってしまうのです。家族や近所の音に邪魔をされてしまうこともあるでしょう。ホームジムでの筋トレには強い意思が必要なのです。
6. お金がかかる
ホームジムを作るには、当然お金がかかります。思いのほかお金がかかってしまうのも、ホームジムを後悔する原因です。
床の補強や器具の購入は必ず必要ですし、トレーニング環境にこだわりたい人は、防音対策や空調設備も気になるでしょう。
自分の理想通りのホームジムを作るには、かなりの費用がかかるのです。家族からの理解を得られないと、費用を工面することもできないでしょう。
7. 騒音や振動
まわりへの騒音や振動を気にしなければいけないことも、後悔する原因です。どんなに気をつけていても、重いダンベルを置いたり、器具を使うことで音が出てしまいます。時にはバーベルやダンベルを床に落としてしまうこともあるでしょう。
少しの音や振動でも、まわりに響いている可能性は高いのです。騒音や振動を気にしながらのトレーニングは、集中ができません。
ホームジムはいらない?良いところは?
手間やお金がかかるホームジムですが、良い点もあります。
自宅にジムがあることで、仕事が忙しい人でも時間を有効活用することができるでしょう。器具の順番を待ったり、時間を気にする必要もありません。順番待ちの人のプレッシャーを感じずにすむのです。
また、人目を気にすることなく筋トレができます。他人がいないホームジムでは、必死になっている自分の姿を恥ずかしく感じることもないでしょう。鏡でポーズをチェックしたり、カメラで自撮りもできます。ホームジムは自分だけのプライベート空間なのです。
会費などの費用がいらないのも良い点です。スポーツジムで月々かかる費用は安くはなく、積み重なるとかなり高額になってしまいます。ホームジムには初期投資が必要ですが、月々の出費がなくなるのは経済的なメリットです。
ホームジムで後悔しないための対策6個
1. 部屋の広さ、高さを確認する
ホームジムで後悔しないために、まずは部屋の広さや高さを確認しましょう。筋トレに使う器具は圧迫感があり、意外と場所をとります。部屋のサイズに合ったものでないと、満足にトレーニングもできません。
大きすぎる器具は、部屋に搬入できない可能性もあります。器具の購入後に後悔しないように、部屋に合った器具を揃えるようにしてください。
2. 床を強化する
床を強化工事することも、後悔をしないための対策です。日本の法律では一般住宅の床の積載基準は1800N/㎡とされ、最低でも1メートル四方で180キロは耐えられる作りになっています。
よほどのことがない限りホームジムで床が抜けることはありませんが、器具を落としてしまうと床が損傷し、最悪穴が開いてしまうこともあるでしょう。コンパネやマットを敷けば、自分でも床補強ができます。
トレーニング用のマットを敷くと、床の凹みや傷、音などを防ぐことができます。
3. モチベーションを維持する
モチベーションを維持することも、ホームジムで後悔しないためには必要です。ホームジムを持った人の中には、やる気を保つことができずに諦めてしまう人がいます。
実際にしばらくスポーツジムへ通い、モチベーションを維持できるか確認するのも良いでしょう。サイクル計画を立てたり、自撮りをして自分のフォームを分析することもモチベーション維持にはおすすめです。
4. 器具は少しずつ集める
器具は少しづつ集めるようにしましょう。一気に買い揃えるとやる気になりますが、その分お金がかかります。モチベーションが続かずに使わなくなってしまうと、せっかくの器具も邪魔で危険なゴミになってしまうのです。
筋トレの器具は処分するのも難しく、捨てるのにも労力を使うでしょう。最低限の設備・器具から始め、必要性を感じたものから買い足していくのがおすすめです。
5. まわりからの理解を得る
家族やまわりからの理解を得るようにしてください。家族からの理解がなければ、ホームジムを作ってものびのびと筋トレができません。初期投資には多額のお金もかかるでしょう。
集合住宅であれば管理会社に事前に承認をとる必要があるかもしれません。勝手にホームジムを作ってしまうと、後々騒音や補修問題でトラブルになる可能性があるのです。
6. 無理をしない
無理をしないように筋トレをすることも重要です。スポーツジムであればスタッフが見守っていてくれますが、ホームジムは一人の空間です。
慣れない筋トレや、扱ったことがない重量でけがをしてしまうことがあります。また、器具を落として床に傷をつけてしまうこともあるでしょう。けがや事故を起こさないためにも、無理をしないようにしてください。
ホームジムの器具の選び方
やってみないと分からない人が多いと思いますので、まずはベンチとダンベルを買ってできる種目から始めてみてはいかがでしょうか。
ベンチとダンベルだけでも様々な部位のトレーニングが可能です。トレーニングベンチは、耐荷重量が200kg以上で、角度を変えられるアジャスタブルベンチがおすすめです。
ある程度続いたときにパワーラックを買えば、後悔する可能性は低くなるでしょう。
※角度を変えられるアジャスタブルベンチではこちらがおすすめです。2000以上の高評価レビューがついています。
ホームジムでダンベルのみは?
ダンベルと自重のみでも様々な筋トレメニューを行うことはできます。ダンベルのみを買う人は、可変式で重さを変えられるものがおすすめです。
ダンベルのみで始める場合でも、できればマットはあったほうがいいでしょう。床に直接置くと、傷つく可能性が高くなり、賃貸マンションだと退去時に問題になります。
フローリングは簡単に交換できないので、退去時に高額な修理費を請求されるおそれがあるので注意が必要です。
まとめ
お金や手間がかかるホームジムですが、しっかりと対策をすれば、快適に身体を鍛えあげることができます。器具の購入や部屋の強度には気をつけましょう。自分のモチベーションを維持する方法を持つことも、長くホームジムを活用する秘訣です。
計画を立てて器具を選ぶことで、存分に筋トレができます。充実した時間を持ちながら、理想の身体に近づくことができるでしょう。