理想のスタイルを手に入れようと思ったとき、まっさきに考えつくのは「筋トレ」ですよね。しかし、厳しく辛いトレーニングはなかなか続かないもの。三日坊主で終わる人も多いのではないでしょうか。
筋トレが続く人と続かない人は、なにが違うのでしょうか?この記事では筋トレが続かない男性や女性の特徴を詳しく解説します。心当たりがある人は継続的な筋トレができるよう、改善していきましょう。
筋トレが続かない人の特徴15個
筋トレが続かない人には共通した特徴があります。ひとつでも当てはまるものがあれば、改善の余地ありです。
1. 動機が不十分
「ダイエットしたい」「理想のスタイルを手に入れたい」はあくまでも筋トレをはじめるきっかけであって、明確な動機とは言えません。
何キロ落としたいのか?どういう体型になって、どんな服を着たいのか?筋トレによって実現したい理想を具体的に描き切れていなければ、中途半端に終わってしまうでしょう。
2. 目標があいまい
あいまいな目標もNGです。いつまでに何キロ落として、どんな状態へと肉体改造をするのか。ただ「なんとなく」はじめても、いい結果は得られません。
まずは達成したい数値と期日を明確にしましょう。脳は目標が具体的であればあるほど喜び、達成に力を貸してくれますよ。
3. 計画性に欠ける
何事も計画的に実行しなければ望む結果は手に入れられません。絶対に結果を手にしたいのであれば、いつまでにどういう状態に持っていくのかをクリアにし、逆算して計画を立てる必要があります。
無計画な人ほどダラダラと行動するため結果につながらず、途中で飽きてしまいます。
4. 最初からハードルを上げすぎ
高すぎる目標設定は挫折の原因です。あれもこれもと欲張りになっていませんか?人にできることと自分に出来ることは違います。
まずは自分自身の体力と精神力を正確に判断し、できるところからコツコツと。小さな成果を少しずつ積み重ねて、最終目標を目指しましょう。
5. 自分にあったトレーニングメニューを組んでいない
「○○にはこのトレーニングがいい」そんな情報に、すぐに飛びついていませんか?どんなトレーニングも合う人と合わない人がいます。
自分の肉体に合わないトレーニングを続けていては意味がありません。トレーナーなど肉体のプロに肉体に合ったメニューを組んでもらうといいでしょう。
6. 正しい知識・方法を理解していない
筋肉に対する正しい知識、筋トレの方法論を理解していない人は筋トレが続かないでしょう。間違ったトレーニングは体を痛めたり、ケガのリスクをはらみます。
いつまでも筋肉痛が治らなくて、筋トレが嫌になってしまう人もいるのではないでしょうか。正しい知識、フォームを確認しましょう。
7. すぐに成果を期待する
効果を期待しすぎていませんか?筋トレの効果はすぐに現れるものではありません。数か月単位で目に見えて結果がでてくるものです。
それまでは筋肉量が増えて体重が増加することもあるでしょう。即効性を求める人にとって、筋トレはあまり相性が良いとは言えません。
8. 筋トレが習慣化されていない
筋トレを「やらなきゃ」と義務のように考えていれば、継続は難しいでしょう。「やらなければならない」のではなく、やることが当たり前である状態に持っていくことが大切です。
筋トレを生活パターンの一部にしてしまいましょう。最初は苦しいかもしれませんが、慣れてしまえば自然と行えるようになります。
9. 毎日やらないといけないと思っている
毎日やるのが面倒くさくて続けられない人もいるでしょう。筋トレは毎日やる必要はありません。むしろ2日に1回など休息をはさんだほうが筋肉にはちょうど良いのです。最初のうちは週に2回でも構わないので、とにかく長期にわたって継続する癖をつけてみましょう。
10. 完璧主義
決めたことは完遂しないと気が済まない完璧主義者も挫折しがちです。日によって体調や感情には差がありますから、気分が乗らないときはメニューを変更したり休息しましょう。
少しぐらい中身を変えたって大差はありません。練習時間やメニューは臨機応変に修正を加えていきましょう。
11. ひとりで黙々とやっている
継続には環境も大切です。一人で黙々とストイックに取り組むより、筋トレの楽しみや苦しみ、成長度合いを分かち合える仲間がいたほうがモチベーションも保ちやすいでしょう。
ジムやSNSなどで同志を見つけ、互いに励まし合い、教え合い、支え合うことも筋トレ継続のポイントです。
12. 筋トレの優先順位が低い
鍛えたいと思っても、トレーニング時間が取れなければ継続はできません。
仕事やプライベートのことで忙しい毎日だとしても、筋トレする!と決めたなら、一日のルーティンに筋トレタイムを組み込みましょう。1回10~15分でもいいので、すき間時間を活用すれば、無理なく継続できます。
13. 諦めグセがある
結果に即効性がない、筋肉痛が治らない…などなど、筋トレには諦め要素が割とあります。
諦めグセのある人は大きな結果を求めず、ちょっとした喜びをトレーニングに見出すようにしてみましょう。たとえば、300gといった誤差程度の変化でも成長には変わりないのですから。
14. 飽き性
飽きっぽい人も続きませんよね。飽き性の人は形から入るのもおすすめです。ちょっと高価なトレーニングウェアを揃えてみたりジムに会費を払ったり。
周囲の人に宣言して自分を追い込むのもありでしょう。続けなければもったいない!という状況を生み出してしまえば、案外続くかもしれません。
15. 筋トレの喜びに目覚めていない
筋トレには体型維持以外にも、自己肯定感が底上げされたり睡眠の質が向上するなどさまざまなメリットがあります。
ダイエット効果が出ないからといって諦めるのはもったいない!筋トレのメリットを理解して達成の喜びに目覚めたなら、鍛えることが楽しくて仕方なくなるでしょう。
筋トレが続かない人の割合
筋トレが続かない人の割合を示す正確なデータはありません。また、筋トレの強度や頻度などによっても続くかどうかが変わります。さらにジムの継続率になるとお金の問題も絡みます。
ジム、自宅などの場所を問わず、週に2〜3回程度の軽い筋トレであれば、続けられる人は多くなるでしょう。
実際に、アメリカだと成人の約30%が週に2回以上筋トレを行っているというデータがあり、そのくらいの頻度であれば、多くの人が続けられると言えます。
また、Trairyのアンケート調査では、フィットネスバイクを1年以上続けている人の割合は46.3%で、多くの人が続けることができています。
習慣化に必要な日数
ひとつの行動を習慣化させるには66日が有効という説があります。ロンドン大学の研究者が習慣形成までの日数を調査したところ、その平均値が66日だったそうです。※参考論文
最初の数週間は慣れる作業ですから、ちょっとキツイかもしれません。30日ほど経つとなんとなくリズムが生まれ、行動も苦にならなくなります。45日が過ぎる頃にはその行動が自然となり、66日にもなればやらないことが気持ち悪く感じてしまうでしょう。
66日はあくまでも平均値ですから、それより早く習慣化できる人、もう少し時間がかかってしまう人もいるでしょう。でも、「66日間継続してみる」ことをひとつの目標としてみればスタートしやすいのではないでしょうか。
筋トレを続けるコツ8個
物事を継続するには、ちょっとしたコツがあります。なかなか続かないという人は、次のことを試してみてください。
1. 出来る限り具体的に理想をイメージする
数値は大切です。漠然とした思いはモチベーションとなり得ませんから、達成したい体重やウエストサイズを数値で設定しましょう。
いつまでに達成するのか、納期も忘れずに。必ず通る場所に全身鏡を置いてこまめに体型チェックするのもおすすめです。
2. 目標設定は小さく、こまめに切り替える
大きすぎる目標を掲げて失敗すると心の傷となり、苦手意識が強まるだけ。まずは小さな目標にしておいて、達成(成功)の喜びを感じましょう。ひとつ達成出来たら、その一歩先へ。成功体験を積み重ねていくことで、やがて最終目標にたどり着くことができます。
3. 自分なりのペースをつかむ
盛りだくさんのメニューを行うよりも、自分に合ったシンプルなメニューを繰り返すのも有効です。腹筋や腿上げといった簡単な運動でも、毎日続ければ必ず結果として現れます。いろんなトレーニングを試して、続けられそうなものを選び取りましょう。無理をしないことです。
4. SNSなど周囲を巻き込む
トレーニングに励んでいることを周囲に伝えておけば、みんなも気にかけてくれます。みんなの応援がプラスのエネルギーとなってモチベーションも高まり、トレーニングに弾みがつくでしょう。SNSで同じ志を持つ仲間を見つけて切磋琢磨するのもよい刺激となります。
5. 成果をレコーディングする
レコーディング(記録)は大切です。毎日どんなトレーニングをして、どのような変化があったのか。しっかりと記録していけば、些細な変化を見逃すこともありません。
そのうちにちょっとした変化がうれしくなり、どんどんトレーニングにのめり込んでいくでしょう。
6. 環境を変える
人は環境の生き物ですから、習慣化したいのならせざるを得ない場所に身を置くことです。それにはジムに通うのが手っ取り早いでしょう。
「この人達みたいにはムリ」ではなく、「この人たちの仲間になろう!」とポジティブ思考することで、みずからに変革を生み出すのです。
7. ご褒美を用意する
結果に合わせてご褒美を用意するのもひとつの手です。
筋トレした日にはちょっと高価なアロマオイルを使って体を労わったり、目標値を達成したときに着たいオシャレ服を用意してみたり。なにかしら喜び・楽しみに繋がることを用意しておけば、筋トレもグッと楽しくなります。
8. ながら運動も取り入れる
テレビを見ながら、Youtubeを見ながらなど、ながら運動を取り入れましょう。軽めのダンベルや、体幹トレーニングなどであれば、ながら運動でも安全に取り組むことができます。
筋トレの時間がとりやすくなり、トレーニングの継続率が高くなるでしょう。
まとめ
人は継続が苦手な意志の弱い生き物です。だからこそ、正しいコツをつかんで目標達成できるように自分を変えていくことが求められます。ちょっとした意識改革で筋トレを習慣化し、理想の体型と多くのメリットを手にしてください。