ボクシング階級別体重一覧表!日本人王者・人気順・身長

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ボクシングには、階級があり、それぞれにチャンピオンがいます。どんな階級があり、どのくらいの体重になっているのか、またどうして階級が分かれているのかについても詳しく解説します。

ボクシング階級別体重一覧表・世界チャンピオン

ボクシングの各階級の体重を一覧表でわかりやすく説明します。各階級の人気有名選手も紹介していますので、確認してみて下さい。

男子のボクシング階級

男子階級体重(キログラム/kg)体重(ポンドlb)有名世界チャンピオン
ヘビー級101.60kg超え224ポンド超マイクタイソン、モハメドアリ
ブリッジャー級101.60kg以下224ポンド※新しい階級
クルーザー級90.72kg以下200ポンド
ライトヘビー級79.38kg以下175ポンド
スーパーミドル級76.20kg以下168ポンド
ミドル級72.57kg以下160ポンド竹原慎二、村田諒太、ゴロフキン
スーパーウェルター級69.85kg以下154ポンド輪島功一
ウェルター級66.68kg以下147ポンドメイウェザー、パッキャオ
スーパーライト級63.50kg以下140ポンド
ライト級61.23kg以下135ポンドロマチェンコ、ガッツ石松、畑山隆則
スーパーフェザー級58.97kg以下130ポンド畑山隆則、内山高志
フェザー級57.15kg以下126ポンド長谷川穂積、ナジームハメド
スーパーバンタム級55.34kg以下122ポンド井上尚弥、長谷川穂積、亀田和毅
バンタム級53.52kg以下118ポンド井上尚弥、亀田興毅、辰吉丈一郎
スーパーフライ級52.16kg以下115ポンド井上尚弥、井岡一翔、中谷潤人
フライ級50.80kg以下112ポンド田中恒成、中谷潤人、内藤大助、亀田大毅
ライトフライ級48.97kg以下108ポンド具志堅用高、渡嘉敷勝男、寺地拳四朗
ミニマム級47.62kg以下105ポンド京口紘人、八重樫東、井岡弘樹

ブリッジャー級が新設されました。現在はWBCとWBAに階級があります。WBOとIBFにはまだありません。

女子のボクシング階級

女子階級体重(キログラム/kg)体重(ポンドlb)
ヘビー級79.38kg超え175ポンド超
ライトヘビー級79.38kg以下175ポンド
スーパーミドル級76.20kg以下168ポンド
ミドル級72.57kg以下160ポンド
スーパーウエルター級69.85kg以下154ポンド
ウエルター級66.68kg以下147ポンド
スーパーライト級63.50kg以下140ポンド
ライト級61.23kg以下135ポンド
スーパーフェザー級58.97kg以下130ポンド
フェザー級57.15kg以下126ポンド
スーパーバンタム級55.34kg以下122ポンド
バンタム級53.52kg以下118ポンド
スーパーフライ級52.16kg以下115ポンド
フライ級50.80kg以下112ポンド
ライトフライ級48.97kg以下108ポンド
ミニフライ級47.62kg以下105ポンド
アトム級46.26kg以下102ポンド

ボクシングの日本人現役世界チャンピオン

・井上尚弥(スーパーバンタム級)
・井上拓真(バンタム級)
・中谷潤人(バンタム級)
・井岡一翔(スーパーフライ級)
・田中恒成(スーパーフライ級)
・ユーリ阿久井政悟(フライ級)
・寺地拳四朗(ライトフライ級)
・重岡優大(ミニマム級)
・重岡銀次朗(ミニマム級)

ボクシングの階級人気順は?

日本国内では、軽量級が人気です。日本人が活躍しやすい階級で世界チャンピオンも多数いるためです。井上尚弥、亀田興毅、辰吉丈一郎選手などが活躍したバンタム級は国内でも人気と言えるでしょう。どの選手もメディア露出が多く、知名度も抜群です。

ただ、世界的には、パワーがあって迫力のある重量級が人気です。ゴロフキン選手のいるミドル級や、メイウェザー選手が活躍したウェルター級などが特に人気があります。海外では日本人より体格の大きい人が多いこともあって、軽量級は他の格闘技でも不人気になりがちです。

最近盛り上がっている階級としては、井上尚弥選手が階級を上げて活躍しているスーパーバンタム級でしょう。キックボクシング出身の那須川天心、武居由樹選手も現在はスーパーバンタム級で、これからの活躍が期待されています。

また、井上尚弥選手が抜けたあとのバンタム級も注目です。井上尚弥選手の弟である井上拓真選手や、他の選手たちが新たにベルトを獲るべく、様々な好試合が今後行われることが予想されています。

ボクシングの不人気階級は?

人気順でも説明したように日本では軽量級に人気がありますが、海外では不人気と言えます。特に欧米では一般の人たちの体格も大きく、パワー溢れる階級に人気が集まります。

外国では、ミニマム級やフライ級は人気が出づらいでしょう。

昔のボクシング階級は6階級や8階級?

昔は階級が少なく、6階級や8階級の時代がありました。8階級の時代は、フライ級・バンタム級・フェザー級・ライト級・ウェルター級・ミドル級・ライトヘビー級・ヘビー級、の8つです。

それがだんだんと時代を経て増えていき、今では18階級になっています。

ボクシングの階級を分ける意味は?

ボクシングの階級は男子が18階級、女子が17階級あります。階級を分けるのにはいくつかの意味や事情があります。

体格による不利の是正

階級が異なれば、体格も異なります。ボクシングの階級毎のチャンピオンを見ればよくわかるはずです。基本的には大きい人間のほうがパワーやタフネスがあるため、階級が一緒では平等な戦いとは言いづらくなります。

そのため、体重別で階級をわけて同じような体格の選手が戦えるようにしています。

ビジネス

スポーツとは言え、ボクシング業界もビジネスであり、興行として収益をあげる必要があります。階級を分けて多くの選手が参加しやすくし、チャンピオンも増やしたほうが、盛り上がります。プロモーションをする際に、チャンピオンが出る試合なのかどうかで客数や注目度にも影響が出ます。

ボクシングの階級は多すぎる?細かすぎる?

ボクシングの階級は歴史を経て多くなったこともあり、多すぎる・細かすぎると言う人もいます。

もし階級が少なくなった場合、体重によって体格が変わるため、大きな人のほうが有利になります。また、プロにとって数キロの違いは大きな違いで、自分の体格にフィットする階級がない選手にとっては辛い状況になるでしょう。

そのため、階級がこのくらいに分かれているのは、ボクシングを面白くするのにも役立っているのではないでしょうか。

ボクシングの階級と身長

ボクシングの階級は、体重で分かれていますが、体重が異なれば、選手の身長の範囲も異なります。どのくらい違うのか確認してみましょう。

・村田諒太(ミドル級:183cm)
・ゲンナジー・ゴロフキン(ミドル級:179cm)
・フロイド・メイウェザー・ジュニア(ウェルター級:173cm)
・内山高志(スーパーフェザー級:172cm)
・井上尚弥(スーパーバンタム級:165cm)
・井岡一翔(スーパーフライ級:165cm)
・寺地拳四朗(ライトフライ級:164cm)

有名選手だけを確認しても身長に大きな差があることが分かります。

ボクシングの主要団体

ボクシングには様々な団体があり、それぞれの団体にチャンピオンがいます。ただ、主要団体の方が価値が高いとされ、強い選手が集まります。主要団体は以下の4つです。

・WBA(世界ボクシング協会、NBAから改称)
・WBC(世界ボクシング評議会)
・IBF(国際ボクシング連盟)
・WBO(世界ボクシング機構)

最強ボクサーを決めるパウンドフォーパウンド

パウンド・フォー・パウンド(Pound for pound)とは、異なる階級の選手を比較する方法です。1950年代初期に『リング』というボクシング専門誌によって造られました。

ボクシングファンとしては、もし体重差がなく、全階級の選手が同じ身長と体重で戦った場合に誰が一番強いのか気になるものですが、それをリング誌が選定するPFPランキングとして公表しています。

ベスト10入りした日本人には、井上尚弥、井岡一翔、山中慎介、内山高志選手がいます。どの選手も連戦連勝を重ね、複数階級でチャンピオンになっていたり、同階級で防衛を何度も成功させたりしている選手たちです。

ボクシングの階級の覚え方

ボクシングの階級は多すぎることから、なかなか覚えられないため、覚え方を知っておきたい人も多いでしょう。

しかし、すべての階級を覚えられるような良い語呂合わせはありません。そのため、代表的な階級の順番を覚えてなんとなくのイメージを持つのがおすすめです。

下記の階級の頭文字を覚える方法です。
・ミニマム級
・フライ級
・バンタム級
・フェザー級
・ライト級
・ウェルター級
・ミドル級
・ヘビー級

頭文字を並べると「ミフバフラウミヘ」です。

まとめ

ボクシングの階級は体重で細かく分かれており、各階級に世界チャンピオンがいます。どの階級であっても世界一になることは簡単ではありません。各階級の試合をぜひ観戦してみましょう。

特に軽量級のベルトをかけた世界戦は、興行が日本で行われることも多いです。生で観戦して迫力を実感してみてください。

  • この記事を書いた人

Trairy編集部

Trairy[トレーリー]では、フィットネスやダイエット、美容健康情報を配信しています。論文なども参照しながら正確な情報提供に努めています。

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