仲間外れにされると、大人になっても傷ついてしまうものです。主に子どもの行為というイメージが強い仲間外れですが、大人の世界にも仲間外れが見られるケースは珍しくありません。
今回はそんな仲間外れをする人の特徴や末路などを、詳しく解説していきます。
仲間外れにする人の末路18個
1. 人が離れる
仲間外れをする行為を嫌う人は、当然そのような行いをする人から離れていきます。
結果的に周囲には限られた人しか残らなくなり、いつしか孤独を感じることになるかもしれません。
周りにまだいるように見えても心が離れていくため、いざというときに近くには誰もいなくなります。
2. しっぺ返しを食らう
仲間外れにしているうちに、周囲の人から恨まれてしまい、しっぺ返しを食らう結果となるケースも少なくないです。
うわさを流されたり、自分が仲間外れにされたりなど、自分にとって都合の悪いことが起こる可能性があります。
人生は長いので相手の人が有名になったり、権限をもった人になったりすることがあります。その場合に仕返しを食らうことがあります。
3. 信頼されなくなる
意図的に仲間外れにするような人は、周囲の人からの信頼を失います。
「この人は平気で人を孤立させる」と認識された結果、人間として大きなマイナスイメージを与えてしまうのです。
4. 人間関係で不信感を持つことが増える
自分が仲間外れにしたものの、他の人へも不信感を持つことが増えます。自分と同じようなことを誰かにされるのではないか、周囲の他の人も自分をおびやかす人間なのではないかと疑うようになります。
5. 法的制裁を受ける
ただ仲間外れにしただけでは罪になりませんが、その人の名誉を傷つけるような行いをしていた場合は、法的制裁を受ける可能性があります。
最初はただ仲間外れにしていただけでも、後々いじめのように発展していき、最終的に訴えられることもあるのです。
6. 復讐を恐れるようになる
「自分もいつかやり返されるのではないか」という不安に駆られ、それが精神的ストレスになる場合もあります。
このような不安はある程度時間が経過しないと解消されるのは難しいため、仲間外れにする人は長期にわたって苦しむ結果となるでしょう。
7. ストレスが増える
仲間外れにした人が同じコミュニティや、近くにいる場合には、そのことを考えたり、気にしたりするため、ストレスが増えます。
どうでもいいと思いつつも、相手のいる場所を避けたり、相手と仲良くしている人を避けたりするため、考える機会は生じます。
8. コミュニケーションスキルが低くなる
仲間外れをすると、特定の人としか接しなくなるため、結果的にコミュニケーションスキルが下がります。
コミュニケーションスキルは職場や婚活の場などで必要不可欠なため、少なからず影響を及ぼしてしまうでしょう。
意外と見落としがちなポイントです。社会的に成功するためには様々な人とコミュニケーションをとれたほうが得です。
9. 井の中の蛙になる
自分の知る世界が狭まるので、井の中の蛙となります。自分の知っている周りの世界だけを見て、「自分は優れている」と思うようになります。
周りからは「調子に乗っている」「大したことないのに」と思われることもあります。
10. 会社での評価が下がる
普通の企業であれば、仲間外れにするような人に対して高い評価を付けることはしないでしょう。
後輩や同僚はもちろん、上司へもマイナスイメージを与え、今後のキャリアアップの道まで閉ざされてしまうのです。
11. 異性から嫌われる
一般的に考えて、仲間外れにするような人と好んで付き合いたいと思う人はいないでしょう。
他人を仲間外れにばかりしていると、いつしか異性から嫌われて恋愛対象外となってしまい、恋人ができなくなります。
12. 周りからのプレッシャーが強くなる
自分が他人を仲間外れにしているため、周りからも厳しい目で見られやすくなります。
何かあったときに問題のある人物とされたり、きつい対応をされたりとプレッシャーが強まります。
13. 人相が変わる
「性格が悪いと人相も悪くなる」と聞いたことはありませんか。自分の内面は、外見にも少なからず影響を与えるものです。
仲間外れにしてばかりだと徐々に人相が変わっていき、せっかくの顔立ちが台無しになってしまいます。
14. 行き詰まりを感じる
他人との関わりが減り、自分と仲の良い人とだけつるむので、世界が広がらず、行き詰まりを感じることがあります。
上手くいかないタイミングになって悩むものの、どうしていいか分からなくなります。
15. 排他的な考えが強まる
自分と合わない人は仲間外れにしたり、攻撃的になったりして、排他的な考えが強まるようになります。
敵を作りやすくなり、トラブルやいざこざ、人間関係での不満が溜まりやすくなります。
16. 後悔する
中には仲間外れにしたことを後悔してしまう人もいます。しかし後悔をしたところで、仲間外れにした事実が変わるわけではありません。
その人は一生後悔を背負い、罪悪感を抱えながら生きていくことになるでしょう。
17. コミュニティへの参加が減り、チャンスを逃す
コミュニティで様々な人が集まる場面へ参加することが減り、新しい人と知り合ったり、仲良くなったり、知見を得たりするチャンスを逃すようになります。
チャンスを逃している自覚がないまま、時が過ぎていきます。
18. 成長しなくなる
仲間外れにするということは、自分にとって都合の悪い人を避けるということです。
周囲にいる限られた人からの情報しか得られなくなるため、成長する機会を失ってしまいます。新しいスキルや知識などを学ぶきっかけも作れなくなるでしょう。
仲間外れにする人の心理5個
1. 関わりたくない
自分が関わりたくない相手だからといって、仲間外れにしてしまうケースが多く見られます。本来であれば、関わりたくないことを理由に仲間外れにするのは、とても大人気ない行為のため控えるべきでしょう。
しかしこのようなタイプの人は、自信を客観視できておらず、いい歳をして簡単に大人気ない行動を取ってしまうのです。
2. 好きな人だけと交流したい
「自分が好きな人とだけ交流したい」と、誰もが一度は思ったことがあるでしょう。仲間外れにする人は、このような感情を持っているために、自分が気に入らない人を孤立させます。
しかし、それは「自分にとって都合のよい人だけで身を固めている」とも受け取れるため、周囲から悪く見られてしまいがちです。
社会に出れば、学生のときのようにはいきません。苦手な人ともある程度はコミュニケーションをとる必要があります。
3. 仲間外れにすることで優越感に浸りたい
中にはいじめのような感覚で仲間外れにして、優越感に浸っている人もいます。このようなタイプは、子どものころからいじめの加害者として中心になっていた可能性が高いです。
学生の頃の感覚が抜けないまま大人になってしまったため、周囲と比較すると精神的に子供のように感じることも少なくないでしょう。
4. ストレスを発散したい
仲間外れをしてストレスを発散し、気持ちをすっきりさせようとします。これは先述したいじめの加害者にも、よく見られるパターンです。
仲間外れという形でストレスを第三者に当たり散らし、周囲に悪影響を及ぼすため、非常に厄介なタイプです。基本的に自己中心的で、相手の気持ちを考えられません。
根本的なストレスを解消するための努力をしたほうが、人生が豊かになります。
5. 内心相手を妬んでいる
自分よりも優秀、外見が優れているなどの理由で、妬んでいるケースもよく見られます。いじめや仲間外れなどは、妬みがきっかけになっていることが多いのです。
自分にはない魅力を持つ相手を羨ましく思うばかりに、その感情をぶつけるために仲間外れをしてしまいます。この場合は特に同性に対する妬みが多いと考えられるでしょう。
大人で仲間外れにする人の特徴
多くの人に当てはまる特徴として、「自己中心的」という点が挙げられます。
本来大人であれば、相手の気持ちに立って考えるスキルが身に付いているため、誰かを仲間外れにするような行為はしません。
しかし自己中心的な人は、自分の気持ちを最優先に動き、相手の気持ちを無視して行動しようとします。
「この人とは性格が合わないから仲良くしたくない」「イライラするから仲間外れにして鬱憤を発散させたい」など、自分の都合だけで誰かを仲間外れにしてしまうのです。まさに「精神年齢が子どものまま大人に成長した」と言えるでしょう。
子供で仲間外れにする人の特徴
子供の場合は「精神的な弱さ」が特徴として挙げられます。まだ幼い子供は周囲とどのようにコミュニケーションを取るべきなのか分からず、精神的に未熟です。
性格が合わない人とどのように接するべきか判断できず、結果的に仲間外れにしてしまうケースが見られます。
また、いじめ感覚で仲間外れにする子供は、目立ちたがり屋な一面もあります。仲間外れにすることで自分が輪の中心にいるような感覚になり、優越感に浸るのです。結果的に本格的ないじめへと発展してしまうことも少なくありません。
仲間外れにされた時の対処法5個
1. 仲間を探す
もし誰かから仲間外れにされたとしても、その場に友人がいれば不安や悲しみは和らぎます。まずは身近に仲間を作りましょう。
積極的に話しかけてみたり、笑顔で接したりなど、逆に自分の周囲に人を集めることを意識してみてください。仲間がいれば、少なくとも孤立してしまうリスクは低くなるはずです。
近くにいなければ、他のコミュニティでも構いません。仲間を見つけ、対策を考えたり、話してストレス発散したりしましょう。
2. 相手にしない
仲間外れにする理由として、「相手を孤立させることで優越感に浸りたい」「内心妬ましいと思っている」などが考えられます。つまり、仲間外れは精神的ダメージを与えることが目的なのです。
もし仲間外れにされても、できる限り相手にしないように意識してください。そうすれば結果的に、相手からの攻撃を受けずに済みます。
3. 相談する
仮に職場で仲間外れにされている場合は、上司に相談するのもおすすめです。業務中に仲間外れになると、仕事にまで影響してしまう事態に発展する可能性があります。
情報の伝達がされていない、チームでこなす仕事を押し付けられるなどの問題が起こるリスクも高いため、できる限り早く上司に助けを求めましょう。
4. 職場で結果を出す
できれば孤立してしまう状況をバネにして、仕事に前向きに取り組むことも大切です。「仲間外れにするような人には負けたくない」という気持ちがモチベーションとなり、職場でスキルアップに励むことができるのです。
そんな姿勢になれば、周囲からの評価も上がっていき、キャリアアップもしやすくなるでしょう。
5. その人から離れる
あまりにも状況が改善しない、もしくは精神的に辛い場合は、仲間外れにする人から離れましょう。距離を置くのではなく、もう自分とは関われない状況にするのがおすすめです。
職場の場合は転職をする、プライベートの場合は連絡を絶つなど、徹底的に距離を置いてください。傷ついた心も徐々に回復していきます。
まとめ
仲間外れにする人には、いずれにしても辛い末路が待っています。もし被害に遭ったらその人の心理状態を観察しつつ、適切に対処することで、必要以上に傷つけられずに済むでしょう。