「気遣いもできてとても優しい人なのに、ある日突然姿を消してしまった。」という人が、あなたの近くにもいるのではないでしょうか。思いやりのある優しい人だからこそ、黙って去ってしまうと「なぜ?」と理解に苦しみます。
優しい人が黙って去るのには理由があります。今回は、黙って去る理由と予防方法を詳しくご紹介します。優しい人の抱える気持ちを理解することで、あなたの疑問も解消されスッキリするはずです。
優しい人が黙って去る理由6個［恋愛］
1. 言ったところで変わらない
優しい人でもこれまで頑張った結果、諦めてしまうこともあります。あなたに直して欲しい部分があったとしても、「言ったところで変わらない」と思い、何も言わずに去ってしまうのです。
言ったところでお互いに嫌な気持ちになるだけならば、何も言わない方がストレスになりません。
2. 口論したくない
優しい人は揉め事を嫌います。あなたと口論して嫌な気持ちで別れるよりは、黙って去った方がいいと考えているのです。
また、もう別れると決めたのに口論をしても、別れるという結果は同じなので、これ以上気力を消費したくはありません。
あなたに気持ちを打ち明けると、口論になってしまうことを想定しているのです。
3. 引き止められて気持ちがブレるのが嫌
優しい人は情に弱く、引き止められてしまうと気持ちがブレてしまうことがあります。
「別れたい」という気持ちを伝えてしまうと、あなたが引き止めようとするのではないかと考え、防ごうとしているのです。
黙って去ればあなたの気持ちを聞くことがないので、罪悪感を少なくできます。
4. 傷つけたくない
優しいからこそ、あなたを言葉で傷つけたくありません。黙って去ることが、相手なりの優しさなのです。
あなたのことを考えるほど、直接伝えた結果、あなたが傷ついてしまうのではないかと心配になるのです。
黙って去ることで「どうして?」という疑問を残してしまいますが、傷つけてしまうより良いと考えています。
5. 呆れた
優しい人も、何度も嫌なことをされては愛想を尽かします。いくら伝えても改善の兆しが見えないあなたを見て、「もう呆れた」可能性があります。
優しい人であっても限度はあります。「何も言うことはない」と考え、あなたの元を黙って去ってしまうのです。
6. もう関わりたくない
優しい人が黙って去るのは、「もう関わりたくない」と思っている場合もあります。もう嫌だと感じ、関わりをシャットダウンしたいのです。
関係をスパッと断ち切り、未来を見据え、前向きに次のステップに進みたいと考えています。
優しい人が黙って去る理由4個［仕事］
1. わざわざ言う必要がない
すでに限界まで頑張ったので、わざわざ周りに言う必要がないと考えています。これまでは周りに気を配り、耐えて頑張っていましたが、もう嫌になって見切りをつけるところまできたのです。
わざわざ伝えて引き止められたり、面倒事が起こったりするのは避けたいと思っています。
2. ひどく疲れた
優しい人は断ることが苦手なため、振られた仕事は全て一人で抱え込んでしまうことが多いです。そのため、人一倍ストレスを溜めやすく、ひどく疲れてしまい、限界を迎えてしまうのです。
限界に達してしまうと、もう誰に何を言われても受け取ることができないため、黙って去るという結果になります。
3. 自分の責任は果たした
最低限、責任ある業務はやり切ったので、罪悪感を抱いたり思い残したりすることはないと考え、黙って去ってしまいます。
優しい人は頼み事をされると、本来やらなくてもいい仕事まで引き受けます。容量オーバーでも頑張ってやり切るので、ゴール到達後はプツンと張り詰めていたものが切れるのです。
4. 一緒に仕事したくない
優しい人は不満を溜め込むばかりで、吐き出すことができません。不満が溜まり、「もう一緒に仕事をしたくない」と限界を感じ、黙って去ってしまうのです。
一緒に仕事をしたくないという気持ちも、相手の立場や心情を考えると、最後まで打ち明けることができません。
優しい人が限界で離れる前の行動5個
1. 突然連絡を取らなくなる
今まで普通にやりとりをしていたのに、突然LINEの既読がつかなかったり、電話をしても繋がらず、折り返しもなかったりすると、あなたの前から姿を消そうとしている可能性が高いです。
優しい人は悩みを打ち明けられず溜め込むことが多いので、抱えきれなくなると心の扉を閉じてしまうのです。
2. 口数が減り冷たくなる
これまで楽しくおしゃべりしていたのに、口数が減り対応が冷たくなったと感じたら、あなたと一緒にいるのが辛くなってしまい、黙って去ろうとしているかもしれません。
あなたが優しさに甘えて、寄りかかりすぎているのが原因と考えられます。優しい人は我慢が限界に達すると、意外とバッサリ関係を断ち切ります。
3. 今まで怒ったことがないのに怒る
今まで怒ったことがないのに怒るようになったら、優しい人も限界に達したということです。
黙って去ってしまうのも時間の問題でしょう。優しい人は怒りの感情がないわけではなく、心にストレスを溜め込んでいます。怒るということは「もう言いたいことを言って、関係を終わりにしよう」と思っているからです。
4. 正論を言う
優しい人はたとえあなたが間違っていても、傷つけたり、関係性を悪化させたりするのを避けるため正論をぶつけず、寄り添ってくれます。
しかし、「正しいのはこれだ」と強く主張するようになると、「どうせもういなくなるから、関係が悪化しても問題ない」と思っているということです。
5. 一人になりたがる
遊びに誘ったり、声をかけたりしても、一人になりたがる素振りを見せるようになったら、突然黙ってあなたもとを去ってしまう可能性があります。
優しい人は周りの希望に合わせてきているので、実は嫌なことでも断り切れず、ストレスを溜め込んでいることがあります。「もう誰かに合わせるのは疲れた」という限界のサインなのです。
優しい人は許してくれない？
優しい人は何でも受け入れてくれるものだと思いがちですが、実は許してくれないことが多いです。
優しい人は、相手の思いや関係性を考え、普段は言いたいことが言えません。しかし、「何も言ってこないから大丈夫だ」と考え甘えてくる人がいると、少しずつストレスが蓄積していきます。
怒りがピークに達すると、「もうこの人と関係が悪化してもどうでもいい」と思い、スパッと見限るのです。
どうでもいいと考えると優しい対応はぱったりと止み、一切の関わりを絶たれてしまうこともあります。許してもらおうと思っても、元の状態に戻るためには、かなりの努力が必要なほど、優しい人は意外と許してくれないのです。
優しい人は無関心？
優しい人の中には、実は無関心な人もいます。基本的な信頼関係や人間関係を安定させるために表面的に優しくしているだけなのです。
例えば、「どのような発言も否定することなく受け入れてくれる」と感じる人は、無関心だからこそ、どのような意見も受け入れ、優しくできているとも考えられます。
本当にその人のことを思った優しさがあるならば、間違いがあったときは指摘してくれるはずです。
また、いつも優しく怒ることがない人は、相手がどのような態度で接しても、無関心だから怒りが湧かないという可能性もあります。
優しい人が黙って去るのを防ぐ方法5個
1. 感謝の気持ちを忘れない
優しいことが当たり前でも、感謝の気持ちを忘れてはいけません。優しい人も、感謝されることなく優しさだけ求められていては、気持ちが辛くなってきます。
優しい人はさまざまな場面で、あなたのことを考え行動してくれています。優しさを感じたらその都度言葉で、しっかり感謝の気持ちを伝えましょう。「優しさが伝わっているの」とわかると、優しい人も幸せな気持ちになります。
2. 甘えない
何でも快く引き受けてくれるからといって、甘えるのはNGです。優しい人は、あなたに甘えて欲しくて優しくしているわけではありません。
あなたに優しく接して喜んでもらうことが、優しい人にとっては嬉しいのです。
何でも聞いてくれるからといって甘えてしまうと、優しい人は受け止めるしかなく、大変でも逃げ道がありません。甘えが積み重なると、優しい人は抱え切れなくなり爆発してしまいます。
3. 対等な関係でいる
優しい人は何でも受け入れてしまうため、何かと見下されがちです。あなたも、「少し強く当たっても怒らないから」と考え、マウントを取るような言動をしていないでしょうか。
優しい人だからこそ、不安や不満を吐き出せず溜め込んでいます。限界に達しても言い出せず、黙って去らせてしまう事態を避けるためにも、「あなたの考えも聞かせて」と、ガス抜きをしてもらうきっかけを作り、寄りかかるだけではない対等な関係を目指しましょう。
4. 距離感を大切にする
優しい人は基本的に断れません。しかし、断れないのをいいことに、距離を詰めすぎないようにしましょう。
優しい人は何でも受け入れてくれるので、あなたは居心地がよく、どんどん懐に入っていきたくなります。
しかし、優しい人はあなたを受け入れながらも、ストレスを溜め込んでいる可能性があります。真実を聞き出すことが難しい相手だからこそ、踏み込みすぎず、距離を保ったまま様子を見てみてください。
5. しっかりサポートする
優しい人は、困っている人にお願いされると断れません。何でも受け取ってしまい、助けようとしている優しい人の方が辛くなってしまうことが多々あります。
問題の対処に終われ頭がいっぱいになると、考えることをやめてしまい投げやりになり、黙って去ってしまうことになる恐れもあります。
いつも優しさに助けられているからこそ、優しい人にはこまめに声をかけ、いざという時はしっかりサポートしてあげましょう。
まとめ
優しい人が黙って去る時は、心が限界に達しているときです。黙って去られてしまうと疑問が残りますが、理由がわかると「これまで甘えすぎてしまったな」など、反省の気持ちも芽生えるかもしれません。
優しい人との関わり方を見直し、対等な関係で過ごせる環境を意識するだけで、黙って去ってしまう事態を防ぎ、あなた自身もより良い人間関係を構築できます。
