普段からよく怒っている人よりも、怒らない人が怒った時の方が怖いものです。あなたは、怒らない人に安心して、失礼な言動をしてしまってはいないでしょうか。
今回は、一見大丈夫そうに見えても、実は怒らせてはいけない人の特徴と、怒らせてしまった場合の対処法まで詳しくご紹介します。この記事を読めば、あなたの人間関係がより良いものに変わります。
怒らせてはいけない人の特徴11個
1. いつもニコニコしている
いつもニコニコしている人ほど、怒りを溜めやすく、爆発した時に怖いです。笑顔でいることを意識しているので気を使う場面も多く、ストレスが溜まりやすいのです。
ニコニコしているからといって怒りの感情がゼロというわけではないので、笑顔が崩れ怒りをあらわにすると、恐怖も増します。
2. 目が笑っていない
怒らせてはいけない人は「目が笑っていない人」です。目が笑っていない人は、表面上愛想よくしていますが、実は良く思っていない場合が多いです。
目が笑っていない人を怒らせてしまうと、口元は笑っていても、鋭い眼光で攻撃的な言葉を浴びせられるなど、かなりのダメージを受けてしまうでしょう。
3. 優しくて怒ることがない
普段優しくて怒ることがない人ほど、怒りの感情を内に秘めている可能性が高いです。
「怒らない人」というイメージを崩さないようにしていても、溜め込んでいたものが溢れ出てしまったり、許せない一線を超えてしまったりすることもあります。
普段優しいからこそ、怒った時の怖さも倍増します。
4. 静かで大人しい
静かで大人しい人は、優しさも持ち合わせていますが、ただ「怒りの表現方法が分からない」という場合もあります。
普段は静かで大人しい人ほど、怒りがピークに達した時、感情の処理方法が分からず大爆発してしまうのです。
静かで大人しいからこそ、一度感情が爆発してしまうと周りも対処できないほどのエネルギーをぶつけてきます。
5. コンプレックスが強く粘着質
コンプレックスが強い人は、些細なことがきっかけで激高することがあります。自分にとって触れられたくないことや、気に入らない範囲があり、それを刺激すると怒ります。
そのうえ、粘着質なタイプだと、執拗に攻撃されたり、長期的に嫌がらせをされたりする可能性があります。
6. 忍耐力がある
忍耐力のある人は、怒りのキャパが大きく、溜め込んで耐えることができます。
しかし、キャパオーバーして怒らせてしまった時が怖いです。これまで溜め込んで耐えてきたものが一気に溢れ出てくるので、イメージとは違う、感じたことのない恐怖を感じることになるでしょう。
7. 表情や反応が乏しい
表情や反応が乏しい人は、何を考えているのか分からず、本人もじわじわと怒りを蓄積している場合があります。
「何も言わない人ほど怖いものはない」ということもあり、声を荒げて分かりやすく感情を表に出す人よりも、言葉や表情などがない人ほど、怒った時に得体の知れない恐怖を感じるのです。
8. 自尊心が高い
自尊心、つまりプライドが高い人は、常に自分の言動に自信を持っています。しかし、自分の言動や価値観を否定されるなど、自尊心を傷つけられるような出来事があると、一気に怒りが頂点に達してしまいます。
また、プライドが高い人はなかなか怒りが収まらない傾向があるので、関係が悪化した状態が続いてしまう恐れがあります。
9. 完璧主義
完璧主義の人は、自分のルールを徹底しています。思うように物事が進めば問題ないのですが、相手に自分の計画を乱されると怒ります。
相手の行動もできるだけ自分の計画通りに進んで欲しいのです。予定通りにいかなかった時や、思うような結果を得られなかったときは、イライラがピークに達し、手がつけられなくなります。
10. 論理的な思考をする
論理的な思考をする人は、融通が効かないことが多く、怒らせると対処がしにくいため大変です。
言い争いになっても正論で攻めてきて、論破されてしまうこともあります。あなたの意見を柔軟に受け止められず、説明しても「自分が正しい」と考えているため納得してもらうのは困難です。
11. 頭の回転が早い
怒らせてはいけない人は、頭の回転が早い人です。頭の回転が速い人は要領も良いので、一度怒らせてしまうと周りを味方につけてしまうこともあります。
怒りを言葉だけではなく、間接的にぶつけてくるなど、どんどん追い詰められてしまう恐れもあるので、敵に回さないように注意が必要です。
怒らせてはいけない人の特徴5個[職場]
1. 予定通りに行動したい
予定通りに行動したい人は、自分のスケジュールを細かく管理し、仕事でも無駄を嫌います。
計画通りに物事が進んでいるときに誰かに仕事を妨げられてしまうと、怒りの感情を隠すことができません。小さなきっかけでも、怒り出すと本人も歯止めが効かず、周りに当たり散らしてしまいます。
2. 能力が高い
能力が高い人は仕事もでき、周囲からの信頼も厚いです。仕事ができない人であれば、関係がこじれてしまっても大きな問題はないのですが、能力が高い人には仕事面で力を借りることも多いので、怒らせてしまうと大変です。
仕事で助けてもらえなくなることはもちろん、最悪陥れられてしまうリスクもあります。
3. 物静か
物静かな人は自分の意見を言わないだけで、実は芯があり、自分の考えをしっかり持っています。
普段からは想像ができませんが、一度怒らせてしまうと、日頃抑えていた感情が一気に爆発し、抑えが効かなくなるくらい怒り出してしまうこともあります。物静かで反応が薄いからといって、何でも言っていいわけではありません。
4. 自分に自信がある
自分に自信がある人が職場にいた場合、小さなミスを指摘するだけでも「プライドを傷つけられた」と感じ怒り出してしまう可能性が高いです。
自信を持って仕事をしているので、「自分の仕事は完璧だ」と思っています。もしミスに気がついたときは指摘せず、本人が発見できるように誘導するテクニックが必要です。
5. 周りに愛想がいい
周りに愛想よく振る舞っている人は、敵が少ないので居心地良く過ごしているように見えますが、実は怒りを溜め込んでいることがあります。
愛想がいいと、困ったときについ頼りたくなってしまいますが、それがきっかけで爆発してしまうケースもあるので注意が必要です。愛想がいい人ほど、実はストレスを溜めています。
本当に怒らせてはいけない人の診断チェックリスト
本当に怒らせてはいけない人の診断チェックリストを紹介します。当てはまる人が周りにいるか確認してみてください。
(1)怒ったところを見たことがない
(2)誰にでも愛想が良い
(3)目が笑っていない
(4)我慢強い
(5)融通が効かない
(6)プライドが高い
(7)粘着質
(8)みんなに優しい
(9)無表情
(10)口数が少ない
あなたが気になる人には、いくつ当てはまりましたか。当てはまる項目が多いほど「怒らせてはいけない人」ということです。
怒らせてはいけない人が怒ると、怒りを引きずってしまうこともあります。その人が怒りを引きずった場合、表面上は問題が解決しても、これまで通りの関係性になるのは難しく、お互いに気まずくなる可能性が高いです。
怒らせていけない人は、怒りの感情とは無縁に見えますが、実は怒りを吐き出せず、蓄積していることが多いです。
怒らないからといってどのような態度で接しても良いわけではありません。相手の感情を爆発させないように適度な距離を保ちつつ、配慮ある言動を心がけることが大切です。
怒らせたらヤバイ人の対処法5個
1. すぐに謝る
怒らせたらヤバイ人を怒らせてしまったら、すぐに謝るのが良い対処法です。怒った相手の主張に納得がいかず反論したり、言い訳をしたりすると、余計な怒りを買い収拾がつかない状況になります。
すぐに謝ることで、相手の怒りもすぐに収まり、後に引きずることなく解決できる可能性が高まります。
2. 誰かに間を取り持ってもらう
怒らせたらヤバイ人を怒らせてしまうと、気まずくて状況を改善できないままになりがちです。
誰かに間を取り持ってもらうことで、お互い冷静になれます。最後は直接謝るなど、お互いの言葉で気持ちを伝え合うことも大切ですが、誰かが間に入ることで感情的になりすぎず伝えることができます。
3. 取り乱さず冷静に対処する
普段怒らない人が怒ると、感情が爆発してしまう可能性があります。相手が感情的になると、あなたも思わず感情的に言い返したくなりますが、ぐっと我慢して冷静に対処しましょう。
あなたも取り乱してしまうと、お互い引っ込みがつかなくなり、問題を引きずることになりかねません。
4. 反論せずに相手に共感する
怒らせてしまったら、反論しても相手の怒りを増幅させるだけです。「でも」「だって」という言葉は飲み込み、一旦は相手の気持ちを汲み取って共感することが大切です。
「その通りですね」「確かに」など、寄り添った反応を示すだけでも怒りは収まってきます。納得いかない点があっても、まずは冷静になってもらいましょう。
5. しばらく距離を置く
怒らせてしまった直後は、お互い冷静な気持ちではありません。その場で解決が難しいと感じたら、しばらく距離を置くことも良い方法です。
距離と時間を置くことで、冷静に解決できる道を探せます。相手も同じく気持ちが落ち着いているので、あなたの謝罪や言い分を受け止めてくれるでしょう。
まとめ
怒らせてはいけない人を一度怒らせてしまうと、関係の修復はなかなか難しいです。「この人は大丈夫だろう」と油断することなく、どのような人にも思いやりと配慮ある態度で接することが、円満な環境で生きていくコツです。
もし怒らせてはいけない人を怒らせてしまったとしても、対処法を参考にすれば上手に乗り越えられるでしょう。怒らせてはいけない人の特徴を知ることで、これまでよりも良い関係が築けるはずです。