「太っている人はだらしない」「太っている人は自分に甘い」そんなイメージを抱いている人も多いでしょう。そのイメージは一概に間違いとはいえません。なぜなら、普段の生活態度が体型に現れるからです。
今回は太っている人のだらしない・自分に甘いと言われる部分の特徴を詳しく紹介します。心当たりがある人は、記事を参考に身体を引き締めていきましょう。
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太っている人がだらしない・自分に甘い割合
BMI25以上の肥満体型の人にアンケート調査を行ったところ、自分のことを「だらしない」「自分に甘い」と思っている人の割合は、以下のとおりです。
・だらしない ⇒ 83%が肯定
・自分に甘い ⇒ 83%が肯定
太っている人のだらしない・自分に甘い特徴5個[食生活]
1. 摂取カロリーが多い
太っている人の多くは食べることが大好き。摂取カロリーを気にすることなく食べるので、知らないうちにキャパオーバーしてしまいます。
いくらバランスの良い食事を心掛けても食事量をセーブできなければ意味がありません。逆に、カロリーばかり気にしすぎるのもNGなので気をつけてください。
2. 濃い味、揚げ物系が好き
唐揚げなど揚げ物が大好きな人も多いでしょう。太っている人はコンビニの揚げ物の購入率が高いのでは?油の匂いに食欲がそそられ、つい手が伸びてしまいます。
濃い味付けも大好き。マヨネーズやドレッシングなど大量に使用します。濃い味に白いご飯はピッタリですから、つい食べ過ぎてしまうんです。
3. 間食が多い
太っている人は、つねに何かを食べています。お腹が空いてなくてもゲームをしながら、スマホをみながら何かをつまんでしまいます。
太っている人には甘党が多く、甘いお菓子や甘味料の入った飲料を好む人も多いでしょう。手の届く場所やバッグの中にお菓子を忍ばせていたりします。
4. 栄養バランスが崩れている
面倒だから、嫌いだからと野菜を避けている人が多いのも太っている人の特徴です。好きな物だけ食べていては必要な栄養を取り込めません。
ラーメン+チャーハンなど主食同士を組み合わせたり、丼物や麺類を単品ですますのもNG。血糖値が上がりやすくなり、太りやすい体になってしまいます。
5. 食事を抜く(一日二食)
食事回数が少ないと空腹を感じやすく、反動で高カロリーなものをドカ食いしがち。それでは三食以上のカロリーを摂取することになりかねません。
また、空腹だと体は省エネモードに入り基礎代謝が落ちるためカロリー消費できず、太る要因となってしまいます。痩せたいのであれば、特に朝食はしっかり食べましょう。
太っている人のだらしない・自分に甘い特徴3個[心理]
1. ストレスを溜め込みやすい
太っている人は自己肯定感が低く、ストレスを感じやすいという研究結果がでています。真面目でやさしい性格であることからイライラやネガティブな感情を内に抱きやすく、発散のため食事に走ってしまうのでしょう。ストレス発散を目的とする食事は高カロリーとなりがちです。
2. 危機感が足りない
標準体重をオーバーしているのに気にしない、まだ大丈夫と軽く考えています。自分に甘く、かつめんどくさがりなこともあり危機感に欠けるようです。
「自分らしくあればいい」なんて開き直っているかも。美容や生活習慣病などのリスクから目をそらし、自分をごまかしているともいえます。
3. 我慢しない(できない)
太っている人は我慢が利かないことが多いようです。何事も好きなことだけを好きなだけやるといった傾向にあります。
我慢できないので、ダイエットしようと思っても「飲むだけダイエット」のような簡単なものに走ります。しかし、自分に甘いのですぐに挫折します。
太っている人のだらしない・自分に甘い特徴3個[行動]
1. 歩かない、動かない
太っている人は歩くこと、動くことも面倒に感じています。短い階段でもエスカレーターを使ったり、ちょっとした移動にタクシーを拾ったり。
部屋の中でもすべてを手の届くところに置いていたりするでしょう。太っている人はそうでない人に比べて2.5時間も長く座っているとの調査報告もあります。
2. すぐにコンビニに寄る
コンビニに行くのが習慣となっている人も多いでしょう。予定外の物まで購入してしまうのがコンビニの恐ろしいところ。
ついお菓子や高カロリーのジュースに手が伸びてしまいます。それを毎日のように繰り返してしまうから、太る連鎖から抜けられなくなってしまうんです。
3. 睡眠不足
太っている人は夜遅くいつまでもダラダラと過ごしていたりします。時間を制限して行動することが苦手なので、朝方近くまでズルズルしてしまうことも。
睡眠不足で生活リズムが崩れると食欲のコントロールができなくなってしまいます。ダイエットには十分な睡眠が必要です。
太っている人は自己管理が苦手?
太っている人はどうしても食欲を我慢できなかったり、運動をめんどくさいと思ってサボってしまったりと自己管理が苦手な傾向があります。
最初でも紹介したように、太っている人は自分のことを「だらしない」「自分に甘い」と認識している割合が高く、自分自身でもそのことを理解しているでしょう。
ただ、認識しつつも出来るかどうかは別の話。
また、太っている人は体質的に太りやすい人もいて、他の人と同程度の自己管理能力でも太ってしまう可能性があります。
太っていることのリスク
肥満には健康リスクがたくさん隠れています。年齢を重ねれば筋肉量や骨量が減ってしまいますが、そこに体重が加わると体の負担は大きくなり、関節痛や腰痛などを引き起こすでしょう。転んで骨折してしまうことも。
高血圧や糖尿病といった生活習慣病リスクも高まります。肥満を放置しておくと睡眠時無呼吸症候群や動脈硬化などを引き起こし、命にかかわる重大な病気を招く要因ともなるでしょう。がん発症リスクが高まったり、女性の場合、月経異常や不妊に繋がるともいわれています。
医学専門誌に掲載された論文によると、肥満度を示すBMIは、標準体重を基準にすると5%上昇するごとに死亡リスクが高まります。BMI35~40の「肥満度2」にもなれば、死亡リスクは92%も上昇します。特に男性は影響を受けやすいため、気をつけてください。BMIをできるだけ25未満に抑えましょう。
太っている人がやせるために気をつけたいこと5個
健康被害を考えれば、いつまでも太った体を放置しておくわけにはいきません。次のことに気をつけてダイエットに励んでみましょう。
1. 食事内容を把握してカロリーを計算する
まずは自分の「消費カロリー」と「摂取カロリー」を把握しましょう。必要なカロリーは性別や年齢・運動度合いなどによって異なります。
自分の体に適切なのはどの量なのかをキッチリと把握し、「消費カロリー>摂取カロリー」となる食生活を整えましょう。
2. 栄養バランスを考える
食事はバランスよく、複数のおかずを用意しましょう。理想は一汁三菜。いろんなものを少しずつ楽しむようにすれば満腹感も高まります。糖質は一気に血糖値を上げてしまいますから、糖質を多く含むものは後回しにしましょう。
3. 食事はゆっくり、腹八分目
ドカ食いにならないよう食事はゆっくり噛んで楽しみましょう。しっかりと噛めば食欲が抑制され、食べ過ぎを防ぐことができます。ちょうどいいのは腹八分目。満腹になる一歩手前で箸を置くようにしましょう。
4. 運動を習慣化する
まずは「動く」習慣を身に付けることです。エスカレーターをやめて階段を使ってみる。家の中を整理整頓して、少しでも動くきっかけを作る。最初はそれくらいからスタートしてみましょう。動くことに慣れてきたら、簡単なストレッチから始めてみるといいでしょう。血流がよくなり、運動能力向上に役立ちます。
5. 睡眠の質を上げる
睡眠中にはダイエットに欠かせない成長ホルモンが分泌されます。いつまでもダラダラ起きていないではやめにベッドに入り、良質な睡眠がとれるよう心掛けましょう。寝る前には湯船につかってリラックスすることも大切です。
まとめ
太っている人は自己管理能力に欠ける…なんて言われますが、そういわれても仕方のない面もあるようです。
いつまでも自分を甘やかしてばかりいては、いつか病気リスクとなって自分に跳ね返ってくるでしょう。面倒でも体を動かし、生活を改善!脂肪を脱ぎ捨てた身軽な体でたのしい健康生活を送りましょう。