性格が捻くれている人と素直な人なら、圧倒的に素直な人の方が好きだという人が多いですよね。基本的に素直な人は周りから好かれるはずなのですが、中には素直な性格でも周りから嫌われるタイプの人もいるのです。
素直な性格で嫌われるのは変だと感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、素直な人が嫌われる理由をご紹介していきます。純粋な人にイライラする人もいますから、言動には注意をしてください。
素直で純粋な人が苦手で嫌い?
素直で純粋と聞くと性格の良い人が思い浮かびますが、素直さはその人次第では、相手から苦手で嫌いだと思われることにもなります。
素直さが逆に嫌われる要素にもなるのです。
周りの人から愛される素直な人と、嫌われる素直な人の違いは何なのでしょうか。
素直で愛される人と嫌われる人の違い
同じ素直な性格でも、相手のことを思いやれる人は愛されますが、自分のことしか考えていない人は嫌われます。
どれだけ自分の気持ちを素直に表現しているとしても、協調性や思いやりに欠ける場合には嫌われる原因になるのです。
自分がネガティブな感情だからといってその気持ちを愚痴や悪口といった形で表現するのは、周りの人にとっては不快でしかありません。いつも不快な気分にさせる場合には、素直な性格でも嫌われて当然でしょう。
愛される素直な人は自分がネガティブな感情になったとしても、周りの人を不快にさせるような表現はしないので嫌われません。愛される人は相手のことを配慮して、気分を表現することを控えたり、気分を落ち着かせてから接するようにします。
素直な人が嫌われる理由9個
1. 人が傷つくことを言う
自分が思っている気持ちを正直に言ってしまいますから、ときには人を傷つけることもあります。言われた相手がどう感じるのかまで考えていないので、傷つくとは思っていませんし、罪悪感すら感じません。
感じたままを表現することが素直だと勘違いをしており、相手に対するネガティブな感情でも包み隠さず言ってしまうのです。本人に悪気がある・ないとは関係なく、人を傷つけるのは嫌われても仕方ありません。
2. 空気を読むことができない
その場では不適切な発言だとしても、自分が感じたことをストレートに表現して雰囲気を悪くすることがあります。
協調性に欠ける一面がありますから、その場や周りの人の空気を読むことができず、自分が感じたままの気持ちを言ってしまうのです。
周りが楽しんでいるときでも、自分が楽しくなければ「つまらない!」と発言をして、楽しい雰囲気を壊してしまうこともあります。
3. 嘘も方便とは考えない
周りの人に配慮したり場の空気を壊さないための嘘であっても、自分が思っていないことは絶対に言いません。
いつどんな場面でも自分の素直な気持ちを表現することが正義のように思っていますから、配慮するという感覚が分からないのです。
悪意からの発言ではないとしても、周りの人からすれば配慮がない!自分勝手!という捉え方になりますよね。表現の仕方を工夫するなどの配慮もしないので、身勝手でしかありません。
嘘が優しさである場面もあります。機転を利かせられるかも大切です。
4. 気分次第で変わる
相手の都合や気持ちなどは一切考えず、その時の気分次第で態度や発言する内容が変わります。楽しいときにはテンションも高く明るく振る舞っていますが、気分が沈んでいるときにはどんよりとした雰囲気を放ち、約束をドタキャンすることもあるでしょう。
全ては自分の気分次第ですから、周りからすれば振り回される結果になり、迷惑だとしか感じません。
気分や考え方が変わりやすい人だと、安定感がなく周りの人は対応が大変です。
5. わざとらしく見える
周りの人に好感を抱かれるために、わざと素直さをアピールしていると思われる場合もあります。本人はあくまでも正直に自分の気持ちを表現しているだけなのですが、演じていると感じてしまう人もいるのです。
純粋なままで社会を渡るのは難しいですから、いつまでも純粋さを失わないのは理解できない人達がいても不思議ではありませんよね。そのような人達からすれば、異性ウケを狙っていると悪い方向で捉えられる可能性もあるでしょう。
6. 八方美人に思われる
気分がいい時は誰に対してもいい顔をしていますから、八方美人だと思われてしまうこともありますね。相手に好感を持ってもらうために嫌な部分を見せない!という印象を与える場合があり、性格が悪いと疑われてしまうのです。
人には相性というものがありますから、中には苦手意識が芽生える人がいてもおかしくはないでしょう。しかし、素直な人は、誰に対しても苦手意識を持っていないように見えてしまいます。
7. 素直だからと言い訳する
相手を傷つける発言をしても素直に思ったことを言っただけと言い訳をすると、嫌われる原因になります。本心をありのまま正直に言ったのだから悪くない!と主張して、謝罪も反省もせず開き直ってしまうのです。
いくら素直に言っただけだとしても、人を傷つけた場合に謝罪をする・反省をするのは、人として当然の行動でしょう。しかし、そういったことをするのが嫌だと思っていますから、厄介な存在になります。
大人になれば「素直だから」という言い訳は通用しなくなります。注意されるうちに直したほうが後々のためになります。
8. 協調性に欠ける
周りの意見などを聞き入れず協調性に欠ける場合には、素直というよりも自分勝手な人扱いになります。
自分の感情や意見しか受け入れず、周りの人が間違っていると決めつけるのは、素直な性格だからとは言えませんよね。
どんな事柄でも自分の感情が優先というタイプでは、合わせる側の人にとってはウザい存在・疎ましい存在になるのは当然でしょう。
9. 気が利かない
自分の思ったままに行動するため、気が利かない場面があります。
相手のために配慮したほうがいい場面で自分の気持ちを優先してしまうのです。
素直で純粋な人は危険?
素直で純粋な人は、それだけで人から好かれそうな人柄に思えますが、危険な場合もあります。
素直で純粋がゆえに、嘘の情報や怪しい情報を信じてしまい、変な方向に傾倒する場合です。陰謀論や都市伝説を信じてしまい、都合のいい情報ばかり浴びることによって、より強固な考えに至ってしまいます。
また、深い関係だった人を信じて裏切られたときに、失望し、メンタルが正常に維持できなくなってしまうのです。
素直で純粋すぎる人は、こういった危険性もはらんでいるのです。
まとめ
自分の気持ちを何でも素直に表現をすると、場合によっては相手に嫌われることもあります。思ったことをありのまま言ってしまうと、相手への配慮に欠けるという場合もありますからね。
素直に表現をしても良いときばかりではありませんから、周りの人のことも考えた言動をしましょう。