いつもヘラヘラしていてバカっぽいのに、頭がよくてビックリした!なんて経験、ありませんか?頭が緩そうにみえる人ほど、実は頭がよかったりするもの。頭がいい人は、どうしてバカっぽい振りをしているのでしょうか?
今回は、「バカっぽいのに頭がいい人」の特徴に迫ります。もしあなたの周りに当てはまる人がいたら、付き合い方の参考にしてみてください。
バカっぽいのに頭がいい人の特徴9個
バカっぽいのに頭がいい人たちには、次のような共通する特徴があります。
1. コミュニケーション上手
バカっぽいのに頭がいい人は人との付き合い方が上手です。相手に合わせたコミュニケーションを取ることができるので、誰とでも程よい距離感で付き合うことができます。人間関係を自在にコントロールできるので、人間関係のストレスを感じることは少ないでしょう。広く浅い付き合いが得意です。
2. 争いごとが嫌い
頭がいい人は争ったり揉めたりすることは面倒だし、時間の無駄だと考えます。話が通じない相手とは争うだけ無駄なため、同じ土俵には上がりません。あえてヘラヘラと負けを認め、丸く場を収めていくでしょう。相手のレベルまで譲歩して調和を守ります。
3. 余裕がある
バカだと思われていた方がラクということもあります。頭がいいことをアピールするのは、みずからハードルを上げるようなもの。
バカだと思われていたほうが周囲の扱いも雑になり、敵意を向けられることもありません。自身のレベルを下げてみせているわけですから、つねに余裕が感じられます。
4. 人情味豊か
観察力に優れていて気が利くので、周囲には優しく思いやりあふれる人に見えるでしょう。人の心に敏感なため、人が不快に感じるような言動はしません。
自分に余裕があるから人を攻撃することはありませんし、嘘もつきません。善い行いは自分に返ってくることが分かっているので、人には優しく振る舞います。
5. 謙虚
頭がいい人は謙虚であることが敵を作らず、周囲の雰囲気を明るくすることをよく理解しています。出過ぎた真似はしませんし、求められれば必要な能力を提供していきます。
自分が!と前に出るのではなく、一歩引いたところから調和を生み出していく影のコントローラーです。
6. しがらみがない
どんなレベルにも自分を合わせることができるので、「こうでなくちゃ」という前提条件がありません。どんな人とも付き合えるし、どのような考え方をすることもできます。
しがらみがないので自在に自分を変化させ、状況にあわせていきます。友達は多く、興味は多方面にわたるでしょう。
7. ブレない
頭がいい人は周囲に合わせているようにみえて、しっかりと自分軸を備えており、ブレることがありません。相手がどう思おうと自分は自分。
どんなときも自分を信じ、信念を貫く強さがあるから、周囲にどう思われようと気にしません。つねに自分をナチュラルな状態においているともいえるでしょう。
8. 地頭がいい
バカっぽい振りをしている人は「地頭」がいいという特徴があります。先回りした思考が得意で、「どう行動したら望む成果が得られるか」といった予測行動が可能です。要領がいいのでメリットの多い道を進むことができるでしょう。生き上手な人といえます。
9. 好きなことは追究する
自分の好きなことや興味のあることは追求します。様々なことを調べたり、実際に自分で試したりして誰よりも詳しくなっていきます。
自分の好きなことには正直な態度で接します。
バカっぽく見える理由5個
本当は頭がいいのに、なぜバカっぽくみえてしまうのでしょう?それは、次のような振る舞いが多いからです。
1. いつもヘラヘラしている
ヘラヘラ、ニコニコ笑っていると、なんだかバカっぽくみえてしまいますよね。頭のいい人はそんなイメージを与えることで周囲の警戒を解き、無害な人間であることを周知して安心させるのです。
もちろん、本当に楽しくて笑っていることもあります。でも、ヘラヘラしていたほうがメリットが大きいのでしょう。かといって、悪だくみを考えているわけではありません。協調と調和をもたらすべくみずからをピエロ化しています。
2. バカっぽいことが好き
いわゆる「おふざけ」が好きな人が多いから、バカっぽい印象を与えてしまうことも。頭がいい人はユーモアセンスにも優れていて、普通の人とは頭の働かせ方が違います。ふざけたことも本気で取り組むのでバカっぽく見えてしまうのでしょう。
ただよく観察してみれば、「バカっぽい」ことには相当なクリエイティビティが隠されていることに気づきます。「っぽい」部分には知的好奇心がたっぷりと詰まっているんです。
3. 意味の分からない行動が多い
頭のいい人は探求心が強く、傍から見ると「いったい何をやっているの?」と謎に思う行動が多いようです。常識や前提に囚われない自由な発想が、常人では理解しがたい行動に映るのでしょう。
純粋で素直だから、探求心のまま行動する姿は子供のよう。「大人ならしないのに」ということも、ナチュラルに楽しんでしまうのも頭のいい人の個性かもしれません。
4. なんとなく抜けている
頭がいい人は集中力が高く、気になることはとことん追求しています。でも、それほど気にならないこと、興味のないことには無頓着。勉強は大好きなのに、食事にはまったく興味を示さないなんて人も。
ぼーっとして頭脳をフル回転させているので、それ以外のことを忘れてしまうのでしょう。いわゆる「天然系」な人が多いのも特徴です。
5. 空気を読まない
頭がいい人はあえて空気を読みません。周囲の顔色を窺うことなく、どこまでもマイペース。どんなシチュエーションでも合わせられてしまうから、一生懸命に空気を読んで周囲にあわせる必要がないんです。
でも、そんな姿は周囲から見れば自分勝手に見えてしまうでしょう。協調性のないバカな人と思われてしまうのかもしれません。
高学歴なのに馬鹿なふりをする理由
高学歴なのに馬鹿なふりをする理由は、次のようなものがあります。
後で驚かせたい
あえて馬鹿なふりをして高学歴であることを隠してコミュニケーションをとり、後の会話の中で実は高学歴であることをカミングアウトし、相手を驚かせたいと思っています。
前フリの馬鹿な行為から相手は驚き、意外性から興味を持ってもらえることもあります。
隠しておきたい
「東大卒なんてすごい」と言われ慣れていて、そのステレオタイプな見られ方や注目のされ方に嫌気が差しています。そのため、馬鹿なふりをして、高学歴であることを言わず、隠そうとします。
余計な期待をかけられたくない
頭がいいとわかると周囲は期待します。そしてハードルが高くなります。頑張って何かをしても簡単に評価してもらえないかもしれません。
そのように余計な期待をかけられたくないので、馬鹿なふりをしています。
頭がいい人と頭が悪い人の見分け方3個
頭がいい人と頭が悪い人は、簡単に見分けることができます。次のポイントに注意してみてください。
1. 話し方
頭がいい人は冷静で論理的、無駄を省いた話し方をします。必要な情報だけを優先度の高いものから繰り出していくので、とてもわかりやすいでしょう。客観的で説明上手です。
一方、頭の悪い人は、思いついたままダラダラと言葉を垂れ流します。主観的見地から話すので感情が揺れ動きやすく、話の根本を見失ってしまいがち。話がいきなり飛んだり、主語がなかったり。結局何を伝えたいのか、聞いている方も混乱してしまいます。
2. 目つき
頭がいい人はぼーっとしているときでも鋭く、何かを追っているような目つきをしています。物事に取り組んでいるときは獲物を狩るような厳しく冷静な目をしているでしょう。どんなときも視点が揺らぐことはありません。
それに比べて頭の悪い人は、視点があっていないことが多いでしょう。ぼーっとしているときの目つきはとろ~んとして夢の中にいるよう。普段から視線に落ち着きがなく、視点がなかなか定まらないでしょう。
3. 些細なことに興味を持つか
頭がいい人は日常の些細なことにも興味を持ち、なぜだろうと考え、真相を知りたくなります。逆に頭が悪い人は、難しいことやややこしいこと、自分にあまり関係ないことには興味を持たず、疑問に思うこともありません。
頭がいい人は、興味を持つ対象が多く、普段から知識を吸収しているため、自然と博識になっていきます。
タイトル「頭がいい人の脳の使い方」
まとめ
「能ある鷹は爪を隠す」といいますが、本当に頭のいい人は自分を繕って、その能力を隠していることが多いでしょう。そのほうが自由で開放的、ストレスレスな毎日を過ごせるから。
もしあなたの周りにこんな人がいたら、その人の本質を疑ってみるといいかもしれません。本当の姿を理解できれば、新しい付き合い方を発見できるでしょう。