ピュアな心の持ち主は、育ちがいいと感じることが多くありませんか?直感で素直な人は育ちがいいと感じているのですか、そう感じる理由を考えたことはありませんよね。
そして「育ちがいい=裕福な家庭環境で育った」と思いがちですが、実際に裕福な家庭環境で育ったからといって素直な性格になるとはいえません。
そこで今回は、素直な人の育ちがいいと言われる理由や育った家庭環境などについて触れていきます。
素直な人の育ちがいいと言われる理由7個
1. 相手の気持ちを思いやれる
自分が大切に育てられていますから、心にゆとりがあり、相手の気持ちにも配慮ができるのです。心にゆとりがない人の場合には自分のことで精一杯になってしまい、他人の気持ちを考えることはありません。
しかし子供の頃から大切に育てられて心が満たされていますから、他人のことを思いやれる優しさが生まれます。
そして良好な人間関係を築く術として、相手のことを考えるように!という教育もされているでしょうね。
2. 自分を飾らない
人には嘘偽りなく接することが礼儀だと教えられていますから、自分を飾るようなことはありません。自分というものをしっかりと持っていますから、わざわざ繕う必要もありませんし、飾る必要もないのです。
そして自分を良く見せようと飾るのは、相手に対して失礼な行為だという考え方になるのでしょうね。
また素直で裏表がない性格ですから、ときには不快に感じる人がいたとしても、礼儀正しい姿勢で接することが好感となります。
3. 自信を持っている
他人と比較したり妬むなどの感情がないので、ずっと素直な気持ちのままで過ごすことができます。
自分と他人を比較すると優越感や劣等感を感じるようになり、ときにはネガティブな感情になってしまうこともありますよね。一度でもネガティブな感情を覚えると、素直な性格とはいえなくなってしまうでしょう。
しかし、子供の頃から自分に自信を持てるように育てられていますので、自分は自分だと思って素直なままなのです。
4. 心が満たされている
他人にも真っ直ぐ綺麗な心で接することができるのは、自分の心が満たされているからです。子供の頃から多くの愛情を注がれて育っていますから、寂しさなどの感情を感じることがなくて心が潤っています。
そして自分が接してもらったように他人に接するのが、普通だという感覚なのでしょうね。ですから、他人に対して慈しみの気持ちを持って接することが基本になっているのです。
5. 先入観を持たない
子供の頃から色んな人達と接していますから、先入観を持たずに相手の内面を見て判断をすることができます。
外見や第一印象などの先入観があると相手の良い部分に気づかず、人間関係に偏りが生じるようになりますよね。
子供の頃から人間関係の大切さや円滑にする術を教えられていますから、偏りがなく良好な人間関係を築くためには先入観を持たないことがポイントだと知っているのです。
6. 礼儀をわきまえている
一般常識やマナーといった人として必要なものを教えられていますから、相手が誰であろうと礼儀をわきまえた言動をします。
礼儀作法をわきまえた家庭環境で育たないと教えてもらうことができませんが、恵まれた家庭環境で育っているからこそ本人も礼儀が身についているのです。
一般常識やマナーそして他人に感謝する・大切にするといった当たり前のことですら、子供に教えられない家庭もあります。
7. 反論しない
自分の言動などを指摘されても、相手の話を素直に聞き入れて反論をすることはしません。間違っていたから教えてくれたという解釈になり、相手の意見が正しいと思っているのです。
子供の頃から間違ったことを言う大人が周りにいなかったため、指摘されることは正しいことばかり!という価値観になっているのでしょう。また、相手の意見に反論することは礼儀に反することだと思っている人もいるかもしれませんね。
素直な人の家庭環境は?
恵まれた家庭環境で育てられていますから、心が豊かで素直な性格のまま成長しています。心が豊か・満たされている人でないと自分のことばかりを優先してしまうため、素直さを失ってしまいますよね。
しかし、心が豊かで愛情に満たされていますから、自分のことばかりでなく相手のことも考える余裕が生まれているのです。
また、恵まれた家庭環境=お金に困らない裕福な家庭だと思いがちですが、そうとは限りません。
平均的な年収の家庭であっても、人としての一般常識や礼儀作法をわきまえている大人がいる・愛情をたくさん注いでもらえる家庭環境こそが、恵まれた家庭環境になります。
心が豊かな大人に囲まれて愛情を注がれつつ大切に育てられているからこそ、子供も心が豊かで優しく素直な性格に育つのでしょう。
素直な人になる良い環境の特徴11個
1. 自分の意見が尊重される
自分の意見を言ったときに、否定されるのではなく、尊重されます。意見を聞かずに頭ごなしに「ああしろ」「こうしろ」と言われたりしません。
自分の考えを発言でき、年齢にかかわらず、一人の人間として扱われます。
2. コミュニケーションが穏やか
コミュニケーションをとるときに穏やかに話します。急に怒鳴られたり、暴力を振るわれたりすることがありません。
親が穏やかに接するので、焦ったり、親の顔色を伺ったりせずに、育ちます。
3. モデルになる大人がいる
良いモデルとなる大人が周囲にいる存在で育ちます。親や祖父母、親戚、学校の先生など、モデルになる親が近くにいるため、真似をしながら学ぶことができます。
迷ったときにどうしたほうがいいかの指針となるため、周りに良い大人がいることが大切です。
4. 環境が安定している
お金に困ったり、引っ越しが多かったりといった心理的安全性が守られない環境ではなく、安定した場所でのびのびと育つことができる環境で生活しています。
心理的安全性が守られているため、じっくりと物事に取り組むことができます。
5. ポジティブなフィードバックがもらえる
何かをしたときにポジティブなフィードバックがもらえます。例えば、初めて何かをして上手くできなかったとしても、良いところを褒められるため、またやってみようという気持ちになります。
自己肯定感が高まり、自分の感情に素直に行動します。
6. 規律と柔軟性のバランスがいい
好き放題できる環境がいいわけではありません。ある程度の規律があることも大切です。
その中で、自由にできることも用意されていて、規律と柔軟性のバランスが絶妙な環境が用意されています。
7. 周囲が教育の重要性を理解している
教育は子どもの性格や能力にも大きな影響を与える大切なものです。周囲が教育の重要性を理解し、良い教育を行おうとするため、恵まれた環境が育つことができます。
新しい教育法や、良いとされる教育法に触れ、能力を伸ばすことができます。
8. 自由に自己表現できる
自由に自己表現することが可能な環境なので、自分の好きなものを揃えたり、好きなファッションを着たり、好きな文化に触れたりすることができます。
自分の好きや嫌いを理解することができ、好きなものに取り組めるため、能力がより伸びるようになります。
9. 挑戦して失敗しても許される
たくさん挑戦すれば、それだけ失敗することも多くなります。すべて成功するなんてことはできません。たとえ失敗したとしてもそこから学ぶことができ、次に活かすことができます。
挑戦を重ねることで自己理解にもつながり、上手くやれることが増えます。
10. 自信が育つ
自分の考えが尊重され、自由に挑戦できるため、自信もつくようになります。
ありのままでも自分を大切にしてもらえるため、自信をもって行動できます。
11. 成長のために十分なサポートが受けられる
成長の機会があれば、サポートしてもらえます。習い事、塾、旅行、イベント、セミナーなど成長につながるものへの費用を惜しまずに提供してもらえます。
たくさんの機会を得られるため、能力が育ちます。
素直な人の長所
自分の心を偽るような嘘を言わない部分は、素直な人の長所ですよね。いつでも自分の正直な気持ちを相手に伝えることができますから、接する人の気持ちも分かりやすくなります。
また礼儀作法を身につけていますから、周りの人達に対する感謝の言葉もストレートに伝えることができるのです。
自分が感謝の気持ちを感じても言葉で相手に伝えることは難しいものですが、何も迷わずに伝えるでしょう。そして他人を疑うことがありませんから、相手を外見で判断せずに信頼することができるのも、素直な人の長所になります。
素直な人の短所
すぐに相手のことを信用しますから、騙されやすくなります。相手が言っていることが正しい・真実だと思ってしまい、偽りを言っているとは考えもしません。
自分が素直な性格ですから相手も素直だと思い込んでしまうのは、短所といえるでしょう。
また、自分が思ったことをありのまま伝えてしまうので、相手と交渉をしたりすることが苦手です。自分の意見を臨機応変に変えることができず、一度決めたら譲歩する・妥協するということに抵抗を感じるのかもしれません。
素直な人が注意すること3個
1. 相手の言葉の真偽を確認する
騙される可能性がありますから、相手の言葉を無条件に信用するのは危険です。世の中には素直な人を騙そうという人達も多く、真実ではないことを伝える人達もいるからです。
聞いた話を全て受け入れるのではなく、きちんと自分の目と耳で真偽を確認してから決断をすることが大切でしょう。
誤ったことを受け入れてしまうと、自分ばかりでなく周りの人達にも迷惑や不利益を与えてしまう場合もあるのです。
2. 違う価値観もあると受け入れる
全ての人が自分と似た価値観だとは限りませんから、色んな価値観もあると受け入れることも必要です。
自分が素直だからといって相手も素直な性格とはいえませんから、ときには曲がった考え方や捉え方をすることもあります。
ストレートに言葉の意味を捉えれば失礼ではない場合でも、曲がった考え方をしたら失礼になる場合もありますからね。相手の性格や価値観に合わせた話し方・伝え方を学ぶことも大切なのです。
3. 言葉を発する前に考える
思ったことを伝える前に、相手がどう感じるのかを考えてから伝えるようにしましょう。何でも自分の思ったことを伝えてしまうと、相手を傷つけてしまう可能性もあります。
相手の気持ちを考えることができても、自分の価値観での判断でしかありませんよね。価値観が違う場合には相手の捉え方も変わる場合がありますから、発言には注意すべきなのです。
まとめ
育ちがいい人は心が豊かで愛情に満ちていますから、素直なままで成長をしています。子供の頃から色んな人達と関わってきたため、相手を外見で判断したり先入観を持たずに、内面で判断することができるでしょう。
しかし相手の話をすぐに信用してしまうため、ときには騙されてしまう場合もあるので注意が必要です。