あなたは、毎日の家事に疲れてしまってはいませんか?家事は毎日のことなので、よく考えると「何もしない日」は無いかもしれません。家事は生活する上で当たり前にしなければならないので、疲れやすいです。
今回は、家事だけで疲れる原因と対処法を詳しくご紹介します。
家事疲れでイライラ…
毎日の家事に疲れてイライラ…。あまりにストレスが溜まって、家族に乱暴なことを言って喧嘩になることも。
そんなときは、疲れる原因を客観的に把握して、対処法を考えてみましょう。考え方次第で気持ちはグッと楽になるはずです。
毎日の家事だけで疲れる原因5個
1. お礼を言ってもらえない
休む暇なく家族のために働いているのに、日常化してしまっているからこそ、なかなかお礼を言ってもらえません。
お礼は感謝の意味がこもっているだけではなく、「日頃一生懸命働いてくれているのを知っているよ」という努力や頑張りを認めていることにもなるので、お礼を言ってもらえないと疲ればかり溜まっていきます。
2. 達成感がない
料理、洗濯、掃除など、家事は毎日の繰り返しなので達成感がありません。「今日やることを全てやっても、明日また同じことをしなければならない」という状態なので、家事は終わらないと感じてしまいます。
目に見えてレベルやスキルがアップしたり、実力を認めてもらえたりするものでもなく、達成感を得られません。
3. 毎日のことなので終わりがない
「家事だけで疲れてしまう」とは言っても、家事は毎日のことなので終わりがなく、疲れてしまうのは仕方がない部分もあります。外で働いている場合、一つ一つの仕事には終わりがありますが、家事はそうはいきません。
休日があれば気分は変わりますが、生活しているだけで家事は溜まってしまうので休めないのです。
4. 単純作業で時間がかかる
食器を洗う、洗濯物を干す、畳むなど、家事は単純作業が多く時間がかかります。一食分だけでも、家族全員分の食器や調理道具を洗っているだけで30分以上もかかることも稀ではありません。
同じ作業をひたすら続けなければならないことでストレスが溜まり、疲れてしまうのです。
5. 汚くなるのでやらざるを得ない
家事をやらなくても生活に支障がないなら良いのですが、家事をしないと家の中はどんどん汚れていきます。「本当は休みたいけれど、汚くなるのでやらざるを得ない」という状況があるので、疲れてしまうのです。
汚くなるまで放置していると、後々大変になるのは自分だとわかるため、頑張り過ぎてしまいます。
心が楽になる家事への考え方
「毎日の家事で心が疲れてしまう」と感じていませんか?家事に疲れてマイナス思考になっているのなら、あなたの身体と心が悲鳴をあげています。
心を楽にしてあげるためには「家事はほどほどで大丈夫」と考えることが必要です。家事は生活していれば、嫌でも毎日やってきます。
「手の込んだ料理」「埃一つない綺麗な部屋」を毎日目指す必要は全くありません。冷凍食品だけの日や、多少ゴミが落ちていても生活は成り立つのです。
心を楽にするために必要なことは「このくらいでいいか」と考える癖をつけることです。
「ほどほど」が気に食わない場合は、「完璧な日」も設定すると気持ちが楽になります。完璧な日は心ゆくまで家事をやりきり、それ以外は手を抜きましょう。
家事で疲れた時の対処法7個[共働き]
1. 家事代行などお金をかけてストレスを減らす
ストレスを溜めないためにも、料理や掃除など、時間をお金で買うつもりで家事代行をお願いしましょう。
毎日外でも働き、家に帰ってからも家事をしなければならないと、夫婦共に大きなストレスがかかります。
家事代行をお願いすることで「まだあれをやっていない」と憂鬱になることもなく、心も身体もゆっくり休めます。「最近疲れているな」と感じたら、積極的に休息を買いましょう。
2. 料理は手を抜いて簡単にする
共働きで時間がないにも関わらず「毎日手作りでご飯を用意しないと」と頑張ってしまうと身体が持ちません。
食事自体を省くことは難しいので、時には手を抜いて「作りたくないから外食にしよう」「今日はレトルトでOK」など、料理のハードルを下げましょう。
「子供の栄養バランスが心配」と考えるかもしれませんが、あなたが疲れを溜めて体調を崩しては元も子もありません。
3. 家事を家族で分担する
共働きの中、あなただけが家事を頑張る必要はありません。夫はもちろん、子供にも家事を分担して、家族みんなで生活の基盤を整えましょう。
ママは料理担当、パパは食器洗い担当、子供は洗濯物を畳む担当など、それぞれができることをすれば、家事の負担はグッと減ります。
子供たちも家族としての仕事を任されることで責任感が芽生え、家事スキルも上がります。
4. 家事に優先順位をつけてやらなくても良い家事を見つける
共働きで全ての家事をこなすのはほぼ不可能なため、家事に優先順位をつけてやらなくても良い家事を見つけましょう。
例えば、「今日はシンクに食器が溜まっているから食器洗いはする。でも洗濯物はそこまで多くないからやらなくてもいい」など、優先順位が低いものは思い切ってやらなくても良いことにしましょう。
優先順位を決めることで効率よくその日に必要な家事を見極められます。
5. 家事の負担が減る方法を考える
家事の負担を減らす方法を考えてみましょう。例えば、食洗機などの便利家電を導入してみたり、洗濯物を畳まなくても良いようにハンガー収納に切り替えたりするなど、家事を楽にする投資や工夫で負担が減る方法がたくさんあります。
家族でアイディアを出し合い、いつもしなければいけない家事の負担を減らしていきましょう。
6. 家事のゴールを決めておく
家事はやりきろうと思うとキリがありません。100%である必要はないので、それぞれの家事にゴールを設定しましょう。
例えば、「食器洗いは6割で終わり」「このスペースだけ片付けたら終わり」など、範囲を絞って無理をしすぎないゴール設定をしましょう。
「できなかった」と落ち込むよりも、「ここまでできた」と考えた方が気持ちも楽になり、疲れが溜まりにくくなります。
また、何パターンか家事のゴールを用意して、状況に合わせて選び、完璧主義をやめましょう。
7. ひとり時間を確保する
仕事が休みの日も家事をしていては身体も心も休めません。家族と一緒にいるとなかなか家事から逃れられないため、ひとり時間を確保して気分転換をしましょう。
短時間でもひとりで外出できれば良いのですが、外出が難しい場合は、ひとりでゆっくりお風呂に入る、家族に協力してもらい短時間でも部屋にこもってひとり時間を満喫するなど、家事から離れることが大切です。
家事で疲れた時の対処法3個[専業主婦]
1. いつも頑張っている自分にご褒美をあげる
毎日家事を一生懸命にこなしているのに、会社とは違いあなたの頑張りを認めてくれる人は少ないです。疲れてしまった時は、いつも頑張っている自分にご褒美をあげましょう。
家族が誰もいない時に、ひとりでちょっと高級なおやつを食べたり、欲しいものを買ったりするなど、あなたの好きなことでリラックスやリフレッシュができると、疲れを溜めすぎずに生活できます。
2. 時間がかからない家事を選んでこなす
食器洗いなど、立ち仕事は時間もかかり大変です。疲れた時は、時間がかからない家事を選んでこなしてみましょう。
例えば「洗面所の棚だけ掃除する」など、狭い範囲に絞ってやることで、短時間で終わり達成感が得られやすく、モチベーションも上がります。
小さな達成感の積み重ねで疲れを感じにくくなり、気づけばあらゆる家事が終わっているかもしれません。
3. 全てやり切ろうと思わない
全てをやりきろうと思わないことが重要です。潔癖や完璧主義の傾向がある場合は、家事をやり切らないといけないという使命感があるかもしれません。
しかし頑張れば頑張るほど、身体と心に疲れが溜まっていってしまいます。
家事を完璧にする必要はありません。6割程度できていれば、支障なく生活していけるのです。「完璧でなくても良い」と自分に言い聞かせて肩の力を抜きましょう。
まとめ
「名もなき家事」という言葉もあるくらい、家事を数えればキリがありません。毎日の家事に疲れてしまう時は、無理をせず人やものにどんどん頼っていきましょう。
あなただけが家事の負担を抱える必要はなく、家族が楽しく生活していくためには協力し合うことが大切なのです。対処法を実践して、疲れを溜めず、ほどほどに家事をこなしていきましょう。