世の中には他人の心身に危害を与える、有害な人が存在します。
今回はそんな有害な人が持つ特徴や、自分に寄せ付けない方法を紹介していきますので、参考にしてみてください。
有害な人の特徴12個
1. 悪口が好き
人の悪口ばかり言う人は、周りを不愉快にさせるだけでなく、悲しませることもあります。しかし相手の気持ちも考えずに悪口を繰り返し、自分の快楽のためだけに行動するのです。
周りが嫌がってもやめてもらえず、ときには根も葉もない噂話すらネタにする場合もあるでしょう。
2. 感情をコントロールできない
たとえばイライラした気持ちを抑えられず、周りに当たり散らして発散します。このときに相手の都合は一切考慮しておらず、ときには無関係の人も巻き込んで、ストレスを解消させるものです。
また、落ち込んだときに周りを気にせず泣きわめくこともあり、自分自身で気持ちをリセットできません。
3. 悲劇のヒロインを演じる
いつも自分が被害者であり、周りから危害を加えられているとアピールします。周りから心配されたい、優しくされたいという気持ちの表れなのですが、その度に周りが悪者にされてはたまったものではありません。
このような人は自分が一番かわいいと思っている傾向にあり、すぐに他人を悪人に仕立て上げて被害者ぶります。
4. 自分中心
何よりも自分が優先と言う考えの人は、周りが困っていてもお構いなしです。自分さえよければそれでOKと思っているので、自分が巻き添えを食うくらいなら、困っている人を放置します。
さらに、自分が利益を得るために、相手を都合よく利用することもあるため、周囲の人は少なからず振り回されるでしょう。
5. すぐに嫉妬する
自分ではなく他人がちやほやされたり褒められたりしていると、すぐに嫉妬します。このような傾向の人は、自分以外が特別扱いされることが、絶対に許せないタイプです。
嫉妬をした結果自分磨きをするならマシですが、悪口を言ったり嫌がらせをしたりする人もいるので、あまり好ましい性格ではありません。他人の幸せを心から喜べないタイプです。
6. 他人をコントロールしようとする
自分が得をするためなら、相手を自由にコントロールしようとします。まるで他人を道具のように扱う傾向にあるため、基本的にはあまり関わらないように心掛けるべきでしょう。
一緒にいると都合の良いように利用されて、用が無くなったら捨てられるように関係性が切れます。
7. ネガティブですぐに落ち込む
事あるごとに落ち込んで、周りにネガティブアピールをする人も有害です。他人から心配されたい、優しくされたいという気持ちの表れなので、「かまってちゃん」と言われてしまうこともあります。
本人は悪気が無くても、ネガティブアピールが過ぎると周りが疲れてしまいますし、顔を合わせる度に嫌な気持ちになるものです。
8. 人を見下す発言をする
常に他人を下に見ている人は、何気ない会話で人を見下すような発言をします。その結果相手の悪口を並べ立て、自分がいかに優位な立場なのかをアピールしようとするものです。
見下す発言によって本人が傷付いてしまったとしても、このような性格の人は一切気にしません。自分が下に思っている人間が、どう思おうと構わないと思っているからです。
9. 気分屋
自分の気分に応じて、態度をコロコロ変えます。気持ちに対して素直と言えば、まるで良いことのように感じますが、周りは常に振り回されてしまうでしょう。
気分によって言っていることが変わるため、指示通り動いているのに怒られてしまうというケースも珍しくありません。職場の上司になってしまうと、非常に厄介です。
10. 嘘をつく
嘘をつくことは誰にでもあることですが、有害な人はうそをつくことに対して罪悪感がありません。
都合の悪いことがあれば、すぐに嘘をついて乗り切ろうとするので、相手は「騙されてしまった」と怒りを感じることもあるでしょう。さらに自分が評価されるために、誇張した嘘をつくこともあります。
11. 人の話を聞かない
人の話を一切聞かず、自分の意見を貫こうとするタイプの人も多いです。恋人関係だと、相手の言い分を一切聞こうとしないため、話し合いにならず、苦労します。
さらに同じ職場にいると、自分の考えだけで仕事を進めようとするため、周りからは不満の声が出てしまうでしょう。思いやりがある人なら、人の声に耳を傾けるものですが、有害な人は違います。
12. すぐに怒る
自分が気に入らないことがあると、すぐに怒ったりイライラしたりします。些細なことでも気分を害したら、「自分のことを怒らせた相手が悪い」という考えになり、必要以上に攻め立てるのです。
その結果相手が悲しんだり落ち込んだりしても、「そもそも自分を怒らせるようなことをしたのは相手である」と開き直ります。
有害な人を引き寄せる人の理由5個
1. 相手のことを第一に考えている
一見すると非常に良いことですが、まずは自分を一番大切にするべきです。しかし優しすぎる人は、どんな場面でも自分ではなく相手ファーストになってしまい、有害な人すら優先してしまいます。
有害な人はこのような性格の人を、自分の都合の良いように利用しようと企むでしょう。自分が後回しになっていると、いつしか心から物事を楽しめなくなったり、損をしてしまったりするのです。
2. 明るく幸せそうに振る舞っている
これも非常に良いことなのですが、有害な人は自分より幸せな人を不幸にすることに快感を得るものです。
あまりにも幸せアピールをしすぎていると、有害な人に目を付けられてしまい、嫌がらせされてしまうこともあります。
有害な人は劣等感が強い傾向にあるため、ポジティブで自信満々な人が傍にいると、攻撃したくなるのでしょう。
3. 無視できずに相手をしてしまう
たとえば自分が気に障るや嫌なことをされたとき、無視してもいいものを、相手に堂々と「それは良く無いことだと思う」と指摘したとします。
相手が悪いのであれば、相手が謝って済む話ですが、相手が有害なたちの悪い人だと話は別です。自分に歯向かってきた相手だと認識し、攻撃対象としてみなされる可能性があります。
4. 気弱ではっきり意見が言えない
気が弱く自分の意見を何も言えない人は、有害な人に「自分より弱い人間」だと目を付けられてしまいます。
自分の利益のために利用されたり、いじめられたりすることもあるでしょう。
しかし気弱な人はこのような目に合ったとき、誰にも相談することができないため、状況が悪化する一方です。有害な人自身も、その人が何も言わないことを分かっていて、嫌がらせをします。
5. 頼まれると拒否できない
人に何かを頼まれたときにはっきりと拒否できないタイプの人は、有害な人から都合の良い人として扱われます。
何を言っても良い返事が返ってくるため、カモにされる可能性が高いです。有害な人は自分にとって使える人だと認識すると、さまざまな場面で利用しようとするため、非常にリスクが高いでしょう。
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職場の有害な人への対処法5個
1. 落ち着いて話をする
有害な人は気分屋で怒りっぽい人が多く、話し合いが難しくなりがちです。もしそのような場面になったときは、相手のペースに飲まれないように落ち着きましょう。
自分が落ち着いて話ができれば、相手に何を言われても本筋から逸れることはありません。相手も徐々に落ち着いていけば、冷静に話ができるはずです。
2. 相手をなだめる
相手を上手になだめることができれば、あなたに危害を加えようとしたり、八つ当たりしたりされるリスクが下がります。
また、ネガティブな人も一度慰められたら満足する傾向にあるので、すぐに元の調子に戻っていくでしょう。顔色をうかがうのは大変ですが、相手が上司であれば有効な手段です。
3. コミュニケーションを取る方法を工夫する
直接会うことがストレスな場合は、メールやメモなどを利用するのもおすすめです。もちろん顔を全く合わせないのは不自然ですが、重要事項の伝達の場合はこちらの方法に切り替えてみてください。
相手に伝えたという証拠が残るので、言った・言わないの話になりません。会話をする頻度も減り、ストレスを回避できます。
4. 嵐が去るのを待つ
気分屋の人はそのときの感情1つで、怒ったり泣いたりするものです。つまり、気持ちが落ち着きさえすれば、すぐに普通の状態に戻るため、構わずに放っておくとよいでしょう。
散々騒いでいたのに、後になってケロッとしている人には、この対処法がおすすめです。
5. 適度な距離を保つ
同じ職場である以上避けることはできませんが、できる限り近づかないようにすることは可能です。
たとえば何かあったときに有害な人を頼らない、プライベートで食事に誘われても断るなど、自分から近づかないように心掛けるべきでしょう。一定の距離さえ保っていれば、自分のパーソナルスペースを荒らされずに済みます。
有害な人を寄せ付けない・関わらない方法5個
1. 嫌なことは断る
有害な人は自分にとってプラスになる人を利用しようとする傾向にあります。そのような事態を避けるためには、嫌なことははっきり断る癖を付けましょう。
「頼んでも断られる」「思うようにコントロールできない」と有害な人が認識すると、自然と距離を置かれるようになります。
どれだけ優しい性格だったとしても、イエスマンになることはやめましょう。ただの都合の良い人になってしまいます。
2. 最低限の関わりにする
有害な人との関係を断つためには、やはり必要最低限の関わりに留めるのが一番です。自分から話しかけない、遊びに誘われても断るなど、仲良くならないように注意するとよいでしょう。
有害な人は自分の身近な人に害を与えるものなので、関わらないようにすればトラブルが起こる心配がなくなります。心がけ次第で、平穏な生活を送れるはずです。
3. スルースキルを習得する
有害な人の言動を真に受けてしまうと、毎回傷付いてしまいます。このような場合は相手の言うことに惑わされず、無視をするようにしましょう。
スルースキルがあるといつも心が穏やかになり、悲しんだりイライラしたりすることも無くなります。有害な人は別の弱いターゲットを探すので、いつしか相手にされなくなることも多いです。
4. 堂々とする
自分より下であるとみなした人間に対して、有害な人は強気な態度で接します。しかし堂々としている人は、心の内では勝てないことがわかっているので、下手に出ることが多いです。
堂々としている人は被害を与えるチャンスも見つからず、諦めて去っていくでしょう。反対に弱気でいればいるほど、相手の思う壺なのです。
5. 相手の反感を買うことを言わない
思ったことをはっきり言いすぎるのも問題です。本音だからと言って相手を怒らせるようなことをストレートに伝えてしまうと、反感を買って嫌がらせを受ける可能性があります。
意見を言わないでいる必要はありませんが、言うタイミングや言葉を考えたり、場合によってはあえて伝えないことも大切です。
まとめ
有害な人が傍にいると、心がどんどん落ち込んでいき、エネルギーが奪われてしまいます。
もし今回紹介したような特徴に当てはまる人がいれば、対策法を参考に接してみてください。心穏やかに生活できるきっかけになるかもしれません。