あなたは、悩みを一人で抱え込んではいませんか。「本当は相談したいけれど言い出せない」「抱え込むのは辛いけれど、どうしたらいいのかわからない」という思いもあるかもしれません。
この記事では、一人で抱え込む人の特徴を詳しく紹介します。一人で抱えているあなたや周りの人の、解決の糸口がきっと見つかります。抱え込み過ぎて爆発してしまう前に対処しましょう。
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一人で抱え込む人の特徴7個
1. 優秀でなんでもできる
優秀でなんでもできる人は、いざ自分だけでできない状態になったときに、人に上手く頼ることができず、一人で抱え込みやすいです。
「全て自分でやらなければいけない」という考えになってしまい、周りに頼ることができなくなってしまうのです。しっかりした人ほど、実は悩みを抱えている場合があります。
2. 頑張り屋さん
一生懸命働く頑張り屋さんは、一人で問題を抱えやすいです。テキパキとしているので周りからは頼りにされる存在ですが、頑張りすぎて自分を追い込んでしまいます。
頑張ることで充実感も得られますが「次から次へと物事に取り組まなければ」と追い込みすぎ、相談できないまま一人で抱えてしまうことになります。
3. 人に頼めない
人に頼めない人は、一人で抱え込みやすいです。心のどこかで「人に頼んではいけない」などとブレーキをかけている可能性があります。
一人では解決が難しい問題に直面しても、心のブレーキがはたらいてしまい「自分で何とかするべきだ」と考え、抱え込んでしまいます。
4. 気分転換をしない
気分転換をしないと、一人で抱え込みやすくなります。苦しい環境から少しでも離れると気持ちが切り替えられ、問題を解決するためのエネルギーを貯められます。
しかし、気分転換をしないと悩む環境から離れることができないので、常に抱えた状態になってしまいます。
5. 周囲から孤立している
職場や学校などの環境で周囲から孤立している人は、どのような場面でも一人でいることが多いです。
「一人でいることが楽」という理由もあるかもしれないですが、一人では解決できない問題に直面したときも周りに相談できず、その結果悩みを抱え込んでしまうことに繋がります。
6. お礼やお返しが面倒
誰かに困りごとを相談して助けてもらうと、もちろん感謝の気持ちを抱きます。しかし、改まってお礼をしたり、自分も相手にお返しをしたりするのが面倒だと感じる場合もあります。
そのような関係を避けるために、一人で抱え込んだままになることもあります。
7. 助けられるより助けたい気持ちが強い
「自分が助けられるより、人を助けることの方が大切だ」と考える人は、自分を犠牲にして頑張ることも多いです。
人を助けることで満足感を得られるのですが、いざ自分が辛いときはなかなか周りに助けを求められず、一人で抱え込んでしまいがちです。
一人で抱え込む人の性格の特徴5個
1. 優しい
優しすぎると、難しい頼み事も断ることができず「困っているのだから、自分を犠牲にしても相手のためにやらなくては」と頑張りすぎてしまうことがあります。
相手を思いやる優しい性格はとても素敵ですが、無理をしてしまうほど「YES」を言いすぎてしまい、助けを求められず抱え込んでしまいます。
2. のめり込みやすい
のめり込みやすい人は「やりきりたい」という思いも強く、何事も頑張りすぎてしまうことが多いです。
「気付けば限界がきている」ということがあるのではないでしょうか。「自分の力でやらないといけない」という気持ちから、周りに頼れず一人で抱え込んでしまうことがあります。
3. 真面目すぎる
「真面目」というのは、周囲からの信頼も厚く必要なことです。しかし真面目すぎると、自分で自分を追い込んでしまうことにも繋がってしまいます。
理想や目標が高いと「思い通りにならない(できない)」ことなどに対して許容や妥協ができず、一人で抱え苦しんでしまいます。
4. 不器用
要領の良い人が、テンポ良くコミュニケーションをとることと比べて、不器用な人は、一人で問題を溜め込んでしまう傾向があります。
悩みを抱えていても「いつどのように打ち明けたらいいのかわからない」「言い方、伝え方が難しい」などの理由で、解決できないまま抱え込むこともあります。
5. 自分でやらないと納得できない
一人で抱え込んでしまう人は、自分でやらないと納得できない性格かもしれません。他人に聞いた情報なども、自分で確かめるまで納得できません。
自分で全て確認しないといけないので、問題が起こっても周りに言い出せず、一人で解決しようとして抱え込んでしまいます。
一人で抱え込む人の恋愛の特徴5個
1. 素直になれない
一人で抱え込んでしまう人は、なかなか素直になれません。好意的な気持ちだけではなく、相手への要望も素直に言えないので、不満が溜まったり、悶々としたりします。
すれ違いが生じてしまうのは避けたいので、勇気を持って行動することが大切です。
2. 弱い部分を見せられない
抱え込む人は、相手に弱い部分を見せられません。マイナスな印象を与えたくないという思いが強く、内にとどめてしまうのです。
誰にでも弱い部分はあります。弱い部分もお互いに理解した上で、良好な関係を築ける関係が理想です。
3. プライドが高い
抱え込む人は、プライドが高いかもしれません。「自分はこうみられている」「こうあるべきだ」という思いがあり、理想の姿を崩したくありません。
相手にダメだと思われたくないので言い出せず、抱え込みます。不安や悩みを認めることはマイナスとは限らず、好印象になることもあります。
4. 相手に思っていることを言えない
一人で抱え込む人は、恋愛において不器用な傾向があります。恋愛は様子を見て駆け引きもありますが、抱え込むと相手への思いを行動や言葉にできずにすれ違い、関係が悪化してしまうこともあります。
抱え込む気持ちは、相手が気付いてくれるとは限りません。積極的に表現したいですね。
5. 思い込みが激しい
一人で抱え込む人は、思い込みが激しいことがあります。例えば、浮気を疑って相手に否定されても、自分で確かめるまで納得できずに、悶々と抱え込みます。
思い込みが激しいと疑心暗鬼になり、自分が辛くなります。時には相手を信じることで、気持ちに余裕が生まれます。
一人で抱え込む人の仕事の特徴5個
1. 責任感が強い
責任感が強いのは、取引先はもちろん、一緒に働く仲間からの信頼も得られる素晴らしい強みです。
しかし一方で、「自分に任された仕事だから、一人でやり切らなければならない」と考え、誰にも相談できずに一人で抱え込んでしまうことにもつながります。
2. 職場に気軽に話せる人がおらず孤立している
職場の人間関係は面倒で、「極力関係を持ちたくない」と考える場合もあります。
職場環境にもよりますが、近くに同僚がいても、挨拶程度で他には何も交流がないと、問題が起きたときに相談するかためらってしまい、一人で抱え込んでしまうことがあります。
3. 大抵のことは何でもこなせる
大抵のことは何でもこなせるのは素晴らしい力です。しかし、何でもできるからこそ色々な仕事を任されてしまい、許容範囲を超えてしまうこともあります。
「あなたならできる」と信頼され与えられた仕事だからこそ、相談できずに一人で抱え込んでしまいます。
4. 相手のことを考えすぎている
相談したいことがあっても「相手も忙しいだろう」「迷惑がられるかもしれない」などと考えすぎてしまうこともあります。
「こんなことを言ったら嫌われてしまうかも」「こんな悩みは笑われてしまうのでは」と、自分に対する評価を想像してためらうこともあります。
5. 恥ずかしいところや弱いところを見せたくない
問題や悩みを一人で解決できないときは、相手にどのような内容でも話さなければなりません。
「こんなことを相談するのは恥ずかしい」「気持ちの弱い人だと思われたくない」などと考えている場合、打ち明けられずに抱え込んでしまいがちです。
一人で抱え込む人の診断チェックリスト
あなたは一人で抱え込みやすいタイプでしょうか。以下の診断リストでチェックしてみてください。
(1)なかなか素直になれない
(2)友達がいない
(3)ネガティブ思考である
(4)思い込みが激しい
(5)自分に自信がある
(6)誰にも弱音は吐かない
(7)責任感が強い
(8)完璧主義である
(9)気分転換をすることがない
(10)お返しやお礼をするのが面倒に感じる
当てはまる項目が多いほど、「一人で抱え込みやすい人」と言えます。自分の特徴を客観的に知ると、回避できることも増えます。
一人で抱え込む人の短所は?迷惑?
一人で抱え込む人の短所は大きく3つあります。
(1)「心配しすぎること」です。常に心配が頭から離れないため、次の行動が手につかなくなることもあります。
(2)「逃げ場がないこと」です。気持ちを吐き出せるとストレスが減りますが、逃げ場がないと一人で問題を抱え続けなくてはなりません。
(3)「融通が効かないこと」です。「こうでないといけない」など、自分が描く状態にならないと追い込まれてしまいます。
短所は迷惑になるというよりも、思い悩む様子をみて心配されることが多いでしょう。
一人で抱え込む人は病気?
一人で抱え込む人が全て病気というわけではありません。しかし、気付かぬうちに体や心に異常が起こり、うつ病を発症してしまうことがあります。
うつ病の具体的な症状には以下のようなものがあります。
- 身体がだるく、疲れやすい
- 漠然とした不安を感じる
- 今まで楽しめていた趣味などが億劫になった
- 首や肩がこって仕方ない
- 特に朝、無気力になる
- 自分の人生はつまらないと感じる
当てはまるものが多い場合は、うつ病の可能性があります。我慢をせずに、一度病院で受診することをお勧めします。
一人で抱え込む人を助ける言葉
一人で抱え込む人がいたら、どのような言葉をかけると良いのでしょうか。大切なのは「悩みを否定せず、味方だと伝える」ことです。
(1)話してくれてありがとう
勇気を持って話してくれた相手に感謝の言葉を伝えると、心が軽くなります。
(2)それは大変だったね
相手に寄り添った言葉をかけると、安心感を与えられます。
(3)これまでよく頑張ったね
頑張りを理解した声がけは、認めてくれる人がいるのだとわかり、気持ちが軽くなります。
(4)いつでも話を聞くよ
「話したいときで大丈夫」という意味があるので、「気持ちの準備ができたら話せる」という安心感を与えます。
(5)」私が役に立てることがあれば言ってね
「いつでも助けになるよ」という気持ちが伝わり、相手も嬉しいです。
一人で抱え込む人への対処法3個
1. 「どうしたの?」と声をかけてみる
一人で抱え込む人は、言い出せず苦しんでいます。心身に影響を及ぼし手遅れになる前に声をかけ、相手に話し出すきっかけを与えてあげましょう。悩みを聞いて気持ちに寄り添うだけで、十分救われます。
2. 気分転換に誘ってあげる
悩みを聞き出せなかった場合でも、環境を変えることで気持ちが軽くなることがあります。気分転換の場所や方法は何でも大丈夫です。
大切なのは、今の環境から一度離れることです。気分転換は無理やりではなく、相手が乗り気になっていることが前提です。
3. 「あなたのおかげだよ」などと感謝の気持ちを伝える
感謝の言葉をかけられると、誰でも嬉しいものです。抱え込む人は気分が落ち込み、自分の存在価値を見出せなくなることもあります。
「あなたのおかげだよ」「とても助かっているよ」など、労いの言葉で、精神的にも回復できるかもしれません。
まとめ
悩みを引きずると、心や体に無理が生じてしまいます。心と体が悲鳴をあげる前に、あなたの身近な人や、話しやすい人に相談してみましょう。
そして、あなたの近くにいる人が「一人で抱え込んでいるかも」と感じたら、遠慮せず話しかけてみてください。一人で抱え込む人の特徴を知り、上手く解決に繋げていきましょう。