男女の友情が成立するという価値観の人がいれば、成立しないという価値観の人もいます。
お互いの認識が完全に一致していれば、男女という性別とは関係なく友情が成立するでしょうが、相手の認識を自分の目で確認することができないのでよく議論になりますよね。
そこで今回は、男女の友情に対する男性側の意見などを紹介していきますので、参考にしてみてください。
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男女の友情とは?男女の考え方の違い
性別によって友情の捉え方には違いがありますが、男女間での友情は成立するという研究結果が発表されています。1970年にルービンという心理学者によって、愛や恋愛に関する実証的研究がされており、愛と好感には違いがあることを発表しているのです。
LOVEとLIKEの英単語を知っている人であれば、この2つの意味に違いがあることも認識しているでしょう。
異性間であっても、お互いにLIKEしか感じていない場合には友情しか成立しません。LOVEを一切感じていないのですから、純粋な友情が芽生えるのです。
また、LIKEとLOVEの両方を感じている関係であれば、恋愛関係になるといわれています。
そして女性の場合には信頼ができる男性にLIKEを感じるようになり、男友達だという認識になると、LOVEを意識をせずに接することができます。
しかし、男性の場合には、常に女性を性的な対象として捉えてしまう本能がありますから、女性の性的魅力を感じない相手でなければ、友情だとは捉えない場合もあるのです。
男女の友情への男の本音10個
(1)2人きりになると意識してしまう
(2)理性で本能を抑えている
(3)相手が男だと見ていないから成り立っている
(4)片方の気持ちが変わった瞬間に終わる
(5)今の関係を壊したくない
(6)タイプじゃないから恋愛にならない
(7)いったん友達の認識になると恋愛対象にならない
(8)兄妹や家族の感覚になっている
(9)友人の方が居心地が良い
(10)自分でも判断がつかない
子孫を残したいという本能がありますから、理性で本能を抑えているのが本音です。本能のままに行動をしてしまうと、友情に亀裂が生じる結果を招いてしまいますし、相手の女性から嫌われる可能性も大きくなってしまいます。
普段は性別を意識せずに関わっていても、状況や雰囲気などで理性が働かない場合もあることを自覚しているでしょう。
相手の女性との信頼関係や今の関係に亀裂が生じるのが怖いという男性は、本能を意識しないようにしている場合もあるのです。そして友人だと認識した相手には、恋愛感情が芽生えないという価値観の人もいます。
ただし、中には相手のことが好きだという気持ちは自覚していても、その気持ちがLIKEなのかLOVEなのかを自分でも判断ができない!というタイプの男性もいるのが現実かもしれません。
男女の友情は成立する派の意見
・小さい頃から一緒にいたから
・異性の方が何でも話せる
実際に女友達が複数人いて、友情が成立することを実証している男性からすれば、実際に成立している!という意見が出るのは当然ですよね。自分自身で実証しているのですから、あれこれと論理を並べる必要はありません。
また、まるで兄妹や家族のように一緒に育ってきたという状況なら、お互いの性別を意識して関わることの方が不自然でしょう。子供の頃から友達として接してきたのに、成長する過程でいきなり異性として意識をしろと言われることに抵抗を感じてしまうのです。
そして男性同士の方が見栄を張ってしまい、自分のありのままを出せないというタイプの人もいます。同じ友達だとしても、女性の方が素を出して自分のことを話せるからという男性がいるのも事実です。
男女の友情は成立しない派の意見
・雰囲気や状況で変わってしまう
・相手の気持ちまで把握できない
自分の本能や理性が抑えられない場面があることを主張する意見が目立ちます。友達だという認識だったとしても、どんなキッカケで崩壊してしまうか分からないから、異性間での友情は成立しないという考えなのです。
生物学上では男性と女性であることに違いはありませんから、そのような意見が出るのも当たり前かもしれません。
また自分の気持ちを認識することはできますが、相手の気持ちまで確認することは難しいので、相手に恋愛感情がある可能性も否定できないでしょう。どちらか一方でも恋愛感情を抱いていれば、その瞬間から真の友情が成立するのは難しくなるのが事実ですから、成立しないという捉え方になります。
男女の友情は下心があるかどうかで決まる?
お互いに相手に対する下心を抱いている場合には、友情が成立しなくなってしまいます。下心=恋愛対象として意識しているということになりますから、LOVEの感情が含まれてしまうからです。
男女の友情が成立するのは、お互いにLIKEの感情しか抱いていない場合のみですから、下心を抱くのは御法度でしょう。
また、男性の場合には性欲や本能を制御できるだけの忍耐力や精神力も必要になります。実際に力では女性が男性を抑えることは難しいので、男性の理性が崩壊した瞬間に友情が崩壊してしまうのです。
本能を理性で制御することができて、お互いに相手に対する下心がない場合のみ、性別の垣根を越えて友情が成立することになるでしょう。
男女の友情が成立する条件5個
1. お互いに好意を感じていない
どちらか一方でも恋愛感情を抱いている場合には友情が成立することはありませんから、お互いに好意を感じていないのは絶対条件です。
下心も恋愛感情も、どちらもLOVEの気持ちになってしまいますから、LIKEの域を越えてしまっています。純粋な気持ちを抱いている場合しか、友情とはいえないでしょう。
2. 体の関係を持たない
一度でも体の関係を持ってしまうと、友人関係を続けるのは難しくなってしまいます。男性は感情とは別で関係を持つことができますが、女性の場合には、感情が伴わないと関係を持つことができない一面があるのです。
関係を持った時には友情だったとしても、必然的に愛情に変化してしまうでしょう。
3. 人としての信頼関係が築かれている
相手との間に信頼関係が築かれていないと、本当の意味で友人だとはいえません。性別に関係なく信頼できる相手だからこそ、自分を飾らずに接することができるようになるのです。
また、相手のことを尊敬できる・共感できるということも、友情を築くうえで大切になります。
4. 相手の恋愛を応援できる
純粋に相手の幸せを応援することができるのは、男女の友情において大切な意味があります。
相手に対する恋愛感情がないからこそ、相手の恋愛を応援する気持ちが芽生えるのですから、友情しか感じていない証でもあるのです。恋愛感情を抱いている場合には、応援することができませんし、嫉妬してしまいます。
5. 素の自分で居られる
友人相手に着飾る必要はありませんから、素の自分で居られることは必要なことです。
いつどんな場面でもありのままの姿を見せることができるのは、相手との間に信頼関係が築かれている証拠でもあります。相手からの印象を気にしたりするのは、本当の意味で友人とはいえません。
男女の友情が壊れる時・終わりのタイミング3個
1. どちらかが好きになったとき
どちらかがLOVEの気持ちをもつと友情は壊れます。ドラマや映画でも友達から好きになって関係がこじれることがありますが、LOVEの気持ちを抱いたあとでは、友情関係を維持するのは難しくなります。
2. 嫉妬を感じるようになったとき
どちらかが他の異性と仲良くしたり、彼氏や彼女と付き合ったりしたときに、嫉妬を感じる場合は、男女の友情は壊れているでしょう。
嫉妬心から相手のパートナーを悪く言ったりし始めると、相手も気づきます。また、相手にパートナーが出来たことによって、好きな気持ちを持っていることに気づき始めるかもしれません。
3. 勢いでキスしてしまったとき
お酒を飲んだりすると理性がなくなり、勢いでキスする人もいます。もしかすると前から好きだったのかもしれません。恋人同士がする行為をしてしまってはもう友達関係でいることはできないでしょう。
男女の友情は成立しない名言
男女の友情は成立しないとする名言としては次のようなものがあります。
「男女の間では友情は不可能だ。情熱と敵意と崇拝と愛はあるが、友情はない。」
※英語ver
「Between men and women there is no friendship possible. There is passion, enmity, worship, love, but no friendship.」
オスカー・ワイルドの名言です。オスカー・ワイルドは、19世紀のアイルランド出身の詩人、作家、劇作家です。
まとめ
男女の間で友情が成立するかどうかというのは、人の価値観によって意見が分かれるものです。しかし心理学者によって男女でも友情が成立するという研究がされていますから、実際に男女でも友人関係を築くことはできます。
お互いに恋愛対象という認識を持って接していなければ、性別が違っても純粋な友人になることはできるでしょう。