朝から晩まで仕事や家事、育児をする日々の中で「もう疲れた」「これ以上頑張れない」と感じたことはありませんか。どれだけ頑張っても満足することができず、無理をしてしまう人には共通する特徴や原因があります。
この記事では頑張ることに疲れてしまう原因や、疲れてしまった時の対処法を詳しく解説するので、頑張るのに疲れた人はぜひ参考にしてみてくださいね。
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もう頑張るのに疲れた…嫌になった…
毎日精力的に働き、自分の時間を削って頑張っている人の中には、頑張りすぎて疲れ果てている人がいます。時には自分だけが頑張っている気持ちになったり、頑張る理由がわからなくなったりもするでしょう。
頑張り続けても幸せを感じられないのはとてもつらいことです。頑張ることができる人は、つらい気持ちを抱えながらもすぐに手を抜くことはできません。
そのまま無理をして頑張り続けた結果、心身ともに疲れ果てて無気力になってしまう可能性もあります。
頑張るのに疲れる原因5個
1. 自分自身を犠牲にしている
頑張るのに疲れる原因の一つに、自分自身を犠牲にしていることがあります。自分の気持ちより相手の気持ちを優先したり、会社のことを第一に考えたりする人は自分を犠牲にしています。
嫌なことでも黙って受け入れ、無理をして頑張り続けてしまうのです。自分に自信がないので、頑張り続けなければいけないとも感じています。
2. どれだけ頑張っても結果が出ない
どれだけ頑張っても結果が出ないことも、疲れる原因の一つです。仕事や恋愛には目指すべきゴールがあります。
しかしいくら頑張っても望むような結果にならないと、頑張ることがむなしく感じられてしまうのです。自分自身のやり方が間違っていると考えてしまうこともあるでしょう。人はゴールが見えるからこそ、頑張り続けることができるのです。
3. やりたくないことをやっている
やりたくないことをやっている人も、頑張るのに疲れてしまいます。今の仕事や人付き合いは、あなたが心から望んでいるものでしょうか。
やりたくないことをやり続けているうちに、精神が疲労していきます。時間や気力も奪われてしまうのです。身も心もすり減らしながら行動をした結果、やりたいこともできずに疲労だけがたまってしまうでしょう。
4. 評価してもらえない
自分を評価してもらえないことも原因です。誰でも心の底では頑張りを認めてもらいたいと感じています。
自分の努力している姿を認めてもらえると、人は頑張ることができるのです。仕事を頑張っていても給料が上がらなかったり、家事や育児を一生懸命しても家族が無関心だったりすると幸せを感じることはできません。
5. 人間関係が上手くいっていない
人間関係が上手くいっていないことも原因です。生きていく上で人間関係は大切ですが、全ての人と気が合うということは少ないでしょう。しかし生きていく上では様々な人と付き合わなければいけません。
あまりに我慢をして苦手な人間関係を続けていると、ストレスになってしまいます。その結果疲れ果ててしまい、頑張り続けることが嫌になってしまうのです。
疲れやすい人の性格
疲れやすい人は基本的に真面目で責任感が強い性格です。悩みや問題を人には頼らず自分で解決しようとします。周囲に気を使ってしまうのです。
完璧主義者で、全てにおいて満点を目指そうともするでしょう。完璧主義の人は極端な思考のため、限界を無視して無理をしがちです。完璧でない部分がある自分を認めることができず、物事が上手くいかないと落ち込んでしまいます。
努力することで全てが上手くいくと信じている人もいるでしょう。日本では昔から頑張ることを美徳としてきました。運動でも勉強でも頑張っただけ評価されると思っているのです。
疲れやすい性格の人は頑張ることができる分、限界が来るまで無理をして、燃え尽き症候群の様に無気力な状態になってしまうのです。
人生でもう頑張るのに疲れた時の対処法11個
1. 誰かに相談する・頼る
ちょっとした気分転換ではどうしようもできない状況もあるでしょう。そんなときは誰かに相談する、頼ることも重要です。
もしかすると、自分では思いつかない解決法を知っているかもしれませんし、話すだけでも気持ちが楽になります。
また、大変なときは頼って助けてもらうことも大切です。この世は助け合いで成り立っているのですから。恥ずかしいという気持ちはいったん忘れましょう。知り合いに頼れる人がいなければ、公的機関へ相談してみてください。
2. 太陽を浴びる
頑張るのに疲れてしまった時には、太陽の光を浴びてみましょう。疲れた自分から回復するための簡単な方法です。
数分でも太陽の光を浴びることで、脳内にセロトニンという幸せホルモンが分泌されます。太陽の光に当たることのない人は、精神的な病にかかりやすいという実験結果もあるほどです。
3. 運動をする
簡単な対処法として、運動をすることもおすすめです。軽い運動をするだけでも脳はストレスを感じにくくなると言われています。
運動をすることで、精神を安定させるホルモンが分泌されるのです。一日10分ほどの運動で、気持もすっきりして睡眠の質も上がります。意識して多めに歩くだけでも良いでしょう。
4. 良質の睡眠をとる
良質の睡眠をとることも対処法の一つです。人は寝不足になると頭が上手く働かず、情緒不安定な状態になってしまいます。
睡眠不足の頭が働かない状態では、様々な場面でミスをしてしまうでしょう。理想の睡眠時間は7時間以上と言われているので、できるだけ早めに就寝するようにしましょう。
5. 何もしない
思い切って何もしないのも対処法の一つです。疲れ果てている時や落ち込んでいる時は、思考がネガティブに偏りがちです。
ネガティブな状態で考えれば考えるほど、さらに気分は落ち込んでしまうでしょう。自分自身を責めたり、嫌気がさしてしまう可能性もあります。疲れ果てた時には一度考えることをやめてみましょう。
6. 今の状態を知る
今の状態を冷静に見てみるのも良いでしょう。疲れ果て、精神的に追いつめられてしまうと人は冷静になることができません。
自分の気持ちを客観的に見ることで、何が原因で疲れているのか、どうすれば少しでも楽になれるのかの糸口を見つけられる可能性が高くなります。
7. 好きなことをする
好きなことに没頭してみましょう。何かしていないと落ち着かない人は、自分の好きなことをするようにしましょう。
好きなことに集中していると、快感ややる気を与えるホルモンであるドーパミンが分泌されます。ドーパミンが溢れることで、やる気も出てくるでしょう。
8. 思い切り泣く
思い切り泣いてみるのも良い対処法です。真面目で頑張りすぎてしまう人は、なかなか泣くことができません。
つらい気持ちが高ぶった時には、思い切り泣き、涙とともにストレス物質を体内から排出しましょう。思い切り泣いた後には気分がすっきりとし、気持ちを切り替えることができます。
9. 人と過ごす
気心知れた人と過ごすのも良い対処法の一つです。特に人間関係で疲れている人は、家族や友人など自分が穏やかな気持ちでいられる人と過ごし、悩みや愚痴を打ち明けてみましょう。
一緒にいると落ち着く人と過ごすことが重要です。信頼できる人といることで、幸せを感じるホルモンが増加すると言われています。
10. 知らない場所へ行く
時には知らない場所へ行ってみましょう。いつもの場所から離れ、新鮮な気分になると気持がすっきりとします。
普段とは違う場所で感情をデトックスすることが重要です。まとまった時間が取れなくても、自然が溢れる公園や、普段行かないお店に行くだけでも気分転換ができるでしょう。
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11. 料理をする
料理を作って味わうのも良い対処法です。単純作業に集中できる料理には、精神を安定させ幸せホルモンを分泌すると言われています。
上手に完成すれば達成感を味わうこともできるでしょう。料理に集中することで、嫌な気分を忘れることができます。丁寧に料理を作り、友人や家族と楽しんでみてください。
仕事で頑張るのに疲れた時の対処法
仕事で頑張るのに疲れてしまった時は、まずは身体をゆっくりと休めてください。仕事を頑張りすぎている人は、肉体的にも精神的にも疲れ果てています。疲れがたまった上で仕事を続けてしまうと、実力を発揮することや、集中することが難しくなるでしょう。
体力や気力が回復した後は、好きなことで気分転換をしましょう。好きなことをして仕事のことを忘れてください。定期的に運動をするのも良いでしょう。適度な運動は、ストレスを軽減させるという調査結果もあります。週に一度は身体を動かすのがおすすめです。
一番大切なのは、頑張りすぎないことです。真面目な人ほど頑張りすぎて、心身ともにつらくなってしまいます。時には人を頼ったり、自分が苦手なことは得意な人に任せてみたりしてください。
勉強で頑張るのに疲れた時の対処法
勉強で頑張るのに疲れてしまった時には、勉強から一度離れて気分転換をしましょう。気分転換ができる方法をたくさん持っているほど、気持ちを切り替えることができます。
散歩をしたり買い物へ出かけたり、小さな幸せを感じるようにしましょう。自分が心から楽しいと感じ、リラックスできることが大切です。
また、勉強だけにのめり込むのもやめましょう。頑張り過ぎてしまう人は、一つのことだけにのめり込んでしまいがちです。いつも勉強のことを考えていないか、何かを犠牲にしていないかを客観的に見てみてください。一つのことを熱心に頑張るのは素晴らしいですが、何事もバランスが大切です。
勉強にのめり込みすぎていると感じたら、勉強以外の時間を意識してとるようにしましょう。気晴らしや気分転換を上手くすれば、再び勉強の意欲もわいてきます。
恋愛で頑張るのに疲れた時の対処法
恋愛で頑張るのに疲れた時には、自分がやりたくないことはやらないようにしましょう。恋愛で頑張っている人は、相手のために自分を犠牲にし、やりたくないことを無理してやっています。
自分の感情を無視してやりたくないことをやっていると、恋愛に疲れてしまうのです。自分が楽しむことができて、相手のためにもなることをしましょう。
信頼できる人に愚痴を聞いてもらうのもおすすめです。相手に自分の気持ちを聞いてもらうだけで、精神的に落ち着くことができます。頑張っている自分を褒めてくれる相手であれば、自信を取り戻すこともできるでしょう。
疲れているのにさらに頑張るのはやめてください。自分を責めたり、相手に不満をぶつけるのも状況を悪化させてしまいます。
一人で頑張るのが疲れたときは?
一人で頑張り続けることに疲れたときは、一人で抱え込まないことです。一人で思いつめずに、他人に話してみましょう。
知り合いが難しければ、知らない人に話してみてください。カウンセラーやインターネットの相談などからでも構いません。
現状を変えられる手がかりがつかめるかもしれませんし、同じ境遇の人と知り合い、情報を共有できるかもしれません。希望を持ち、動いてみましょう。
まとめ
頑張り続けることは素晴らしいことですが、自分が疲れ果ててしまっては意味がありません。日本では努力をすれば報われるという考えがあります。特に頑張ることで評価されてきた人は、頑張り続けなければいけないと考えがちです。
頑張りすぎてしまう人は、まずは今まで頑張り続けた自分を認め、褒めてあげてください。その上で疲れてしまった時の対処法を試してみましょう。一番大切なのは、自分自身が幸せを感じることなのです。