あなたは「本当の意味で頭のいい人」は、どのような人だと思いますか?頭の良さは、学力だけで決まるものではありません。成績が良くても、「生きる力」がないと、社会で生きていく上で苦労することも多いのです。
今回は「本当の意味で頭のいい人」の特徴と、頭のいい人になるための訓練方法まで詳しくご紹介します。この記事を読めば今よりもっと活躍でき、充実した生活を送れるはずです。
頭の良さは学力では決まらない?
頭の良さは、学力だけで決まるわけではありません。もちろん、学力での賢さは試験など、目に見える形で結果を示してくれるので、頭の良さを数値化してくれます。
しかし一方で、数値化が難しいだけで、
・知的な好奇心がある
・要領が良い
・コミュニケーションが上手
・物事を多面的に考えられる
という人も、頭が良いと言えます。
そして、実は生きる上で必要な「頭の良さ」は、このような「社会適応能力に優れた人」なのです。
たとえ学力が高くなかったとしても、自ら考え、持っている知識を活かして先を見据え行動できる人こそが、生きていく上で「本当に頭が良い」人だと言えます。
実は頭の良さには3種類ある?
「頭が良い」と一言で言っても、実は頭の良さは「情報収集力」「問題解決力(地頭力)」「対人関係力」の3種類に分かれています。
1つ目の情報収集力は、「知識」「記憶」に秀でているタイプです。知識量の多さから、「頭が良い」と言えます。
2つ目の問題解決力(地頭力)は、「思考」「計算」などに秀でているタイプです。目の前にある問題をすぐ分析し、解決することができます。冷静な分析力があることから「頭が良い」と言えます。
3つ目の対人関係力は、「対話」「行動」に秀でている、いわゆる世渡り上手タイプです。環境適応能力に優れ、誰からも信頼される人付き合いを考えていることから、「頭が良い」と言えます。
頭の良さは、知識の多さや計算など、試験等で測れるものだけではなく、人や環境に対して上手に適応する、生きる力の高さからも分かるのです。
本当の意味で頭のいい人の特徴15個
1. 知りたい気持ちが強い
本当の意味で頭のいい人は、「これは何だろう」「こうなるのはなせだろう」という知的好奇心や探究心を持っています。
知りたいことを積極的に調べる過程で、自然と経験値も上がります。「知りたい」という欲求を満たすための行動力が、生きる上で必要な賢さを身につけるのです。
2. 行動に移す力がある
本当の意味で頭のいい人は、考えるだけではなく、実行力があります。行動して体験することで、調べるだけでは得られない、より身になる結果を得られます。
失敗を恐れず、何事にも挑戦できる積極性と経験は糧となり、自分自身を成長させることができ、生きる上でより賢くなれるのです。
3. 先を見越した準備ができる
現状を把握するだけではなく、未来に待っているあらゆる状況を想定することができ、どのような結果になっても準備ができています。
周囲が想定していない結果になったとしても落ち着いて対応でき、頼られることも多いです。物事を柔軟に捉えられるのは、頭が良い証拠です。
4. 周囲が望んでいる役割を把握している
頭のいい人は、観察力も優れています。仕事や人間関係では、周囲が自分に望んでいる役割を的確に把握し、役割を全うできます。
周囲も「この人は期待通りの働きをしてくれる」と感じるので、様々な場面で感謝されたり、頼りにされたりすることもあるでしょう。
5. 物事を様々な視点で見られる
本当の意味で頭のいい人は、偏った考えを持たず、物事を様々な視点で捉えられます。
一つの考えに固執しないことで、多くの選択肢を持てるだけではなく、色々な結果も柔軟に受け入れ、対応できます。
頭の回転が早く、対応力の高さによって失敗も少ないので、周りからの信頼も厚いです。
6. 周囲と上手に関わっている
周囲との関わり方が上手な人は、本当の意味で頭が良いと言えます。一人の力では、何事も最大限の結果を得ることは難しいと分かっているので、相手を持ち上げながら良い関係を築けます。
好印象を持たれることで、必要なときにスムーズなサポートを受けやすく、特に仕事面では苦労することがありません。
7. 公私をしっかり切り替えている
仕事とプライベートを心身共にしっかり分けている人は、オフの時は仕事のことを一切考えず、純粋に休日を楽しめ、休息できます。
切り替えができず、休日も仕事のことを考えていては、休めているとは言えません。本当に頭のいい人は、切り替えをしっかりすることで、メンタルも健康でいられます。
8. 他人のいいところから学びを得ている
本当の意味で頭のいい人は、他人のいいところからどんどん学び、吸収して自分のものにしていきます。
空気を読むなど、人を観察する力に長けていて、「いいことは自分も真似てみよう!」という行動力もあるのです。
「いいな」と思うことは簡単ですが、そこから実行に移せるところが大きな違いです。
9. 自己管理がしっかりできる
スケジュールはもちろん、自分の弱点を把握し、自分自身をコントロールすることができます。
自己管理は時間の使い方だけではなく、気持ちのコントロール、自分に足りないものを理解し改善できる努力も含まれます。本当の意味で頭のいい人は、自分を客観視できるのです。
10. 論理的思考で物事を考えられる
持っている知識を組み合わせ、様々な答えを無駄なく導き出せるような「論理的思考力」を持っています。
論理的思考力は、学力や成績だけで判断できるものではありません。普段の生活から、自分に必要なものや、物事の真偽を見極められる人が、論理的に考えられる「本当に頭のいい人」です。
11. 粘り強く諦めない
与えられた問題に向き合うだけではなく、本当の意味で頭のいい人は「自分で課題を見つけ出す力」があります。
さらに、自分自身の答えにたどり着くまで粘り強く諦めません。この粘り強さこそが、何度失敗しても必ず問題を解決できる賢さ、生き抜く強さにつながっていくのです。
12. ゴールから逆算した考え方ができる
ゴールがあっても計画なく突き進むと、その過程で本来の目的を見失ったり、迷ったりします。仕事やプライベートで大きなゴールを決めた時、達成までの道のりを逆算できる人こそ、頭のいい人です。
「この目標を達成するためには、まずはこれをしよう」と逆算することで、確実にゴールできます。
13. 優先順位を理解した行動ができる
本当の意味で頭のいい人は、物事の優先順位を正確に把握し、行動できます。
大変なことや嫌なことは、期限が迫っていてもなかなか手をつけたくないため避けたくなりがちですが、頭のいい人は自分の置かれている状況を冷静に見て、「今やるべきこと」を後回しにしないのです。
14. 問題を解決する能力が高い
問題を冷静に、多角的な視点で捉えて分析できる人は、論理的に考えて解決できるので頭がいいと言えます。
提案する解決策は理にかなっているので、周りから納得も得やすく、頼られる存在です。問題解決能力が高い人は、思考にも柔軟性があり、新しい状況にも適応しやすいです。
15. 余裕を持った行動ができる
本当の意味で頭のいい人は、自分で自分の首を絞めることがないように、余裕を持った行動ができます。
例えば、待ち合わせ時間や提出期限などは、ギリギリにならないよう、事前に自分の中で早めのデッドラインを決めて行動します。
余裕を持つことで忘れ物やミスが減り、心にゆとりを持てるのです。
本当の意味で頭のいい人の診断チェックリスト
本当の意味で頭のいい人かどうかがわかる診断チェックリストです。
(1)好奇心旺盛で知りたがり
(2)臨機応変に対応できる
(3)積極的に行動できる
(4)先を読み計画性がある
(5)物事を論理的に考える
(6)人付き合いが上手
(7)他人のいいところを真似ている
(8)公私をはっきり分けている
(9)ゴールを決めると必ず達成する
(10)粘り強く諦めない
あなたはいくつ当てはまりましたか?当てはまる項目が多いほど、社会で生きる力が備わった「本当の意味で頭のいい人」であると言えます。
どれも社会生活では当たり前のこと、必要なことに思えますが、全ての力をバランス良く持つのは大変です。
しかし一方で、全てを持てないからこそ、私たちは集団で助け合って生活しているのです。
あなたの持つ力に自信を持ち、誰かを助け、足りない部分は誰かに補ってもらいながら、より快適な社会生活を送りたいですね。
頭のいい人になる訓練方法5個
1. 仮説思考をしてみる
仮説思考とは、ある程度の情報をもとに仮説を立て、実行して間違っていた場合は修正を繰り返し、真実に辿り着いていく方法です。
仮説を立てることで効率化を図れ、確実に答えに近づくことができます。「これはこうだから、このような可能性があるのではないか。」という明確な理由を持った仮説を考えることで、頭を鍛えられます。
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2. 数字や論理的な言葉を使って話す
「人数が多い」よりも「人数が10人多い」というように、具体的な数字を会話に入れることで、頭のいい話し方になります。
また、論理の繋がりを示す「なぜなら」「要するに」「言い換えると」などの言葉を使うことで、話の構成が明確になります。
さまざまな言い方を使うことで、論理的ながらも柔軟な頭になれます。
3. ディベート思考をしてみる
問題について「肯定」「否定」の両方から考えるディベート思考をする習慣をつけてみましょう。
「説得」「対人」「論理的思考」「意思決定」の能力が高まります。他者の思考を想像することで、反対意見を持つ人も納得させられるような論理を組み立てられ、物事をより公平公正な目で見ることができるようになります。
4. ゲーム理論で問題について考える
ゲーム理論とは「どのような行動を選択すれば最大限の利益を得られるか」を考えるための理論です。
人間関係やビジネスなどでも、それぞれの選択によって結果が変わるため、ゲーム理論を活用できます。
誰がどのような選択をするか、それによって得られる様々な結果を分析することで推理力も高まり、地頭が良くなります。
5. 「What」と「Why」を突き詰める
知らないことにぶつかった時に「まあいいか」と流すことなく、「これは何?」と考える癖をつけましょう。
さらに、「どうして?」と考え突き詰めることが、頭のいい人になるには大切です。
すぐに答えを見るのではなく、まずは推測してみることで、知識が深まるだけではなく、多面的に物事を見られる頭を作れます。
まとめ
本当の意味で頭のいい人は、生きるために必要な力を身につけています。大切なのは学力よりも、問題をどのように考え、解決できるかという力なのです。
そのような、いわゆる「地頭力」は、経験を重ねることで鍛えられます。今回ご紹介した訓練方法を実践し、あなたの経験値を上げましょう。
思考のパターンに慣れてくると、あらゆる問題をストレスなく解決できるようになり、あなた自身も輝きを増すこと間違いなしです。