あなたの周りには、機嫌が悪い姿を一切見せず、いつも明るい人はいませんか?いつも機嫌が良い人も、ストレスを感じることはあります。しかし、不機嫌な様子が見られないのならば、自分で自分の機嫌を上手に取っているのかもしれません。
今回は、自分の機嫌を取るのが上手い人にはどのような特徴があるのか、詳しくご紹介します。あなたも、自分の機嫌を上手にコントロールして、ストレスを溜め込まない生活を目指しましょう。
自分の機嫌の取り方がわからない…
自分の機嫌を上手くコントロールできず、イライラしたり、どうやって解消すればいいのか分からないときはあるものです。
特にストレスのかかる状況に陥れば、誰だって機嫌よく過ごすことなんてできません。
ただ、自分の機嫌の取り方を知っている人は、嫌なことや落ち込むことがあっても早期に切り替えることができます。自分なりの方法を見つけるためにも自分の機嫌をとるのが上手い人の特徴を参考にしてください。
自分の機嫌を取るのが上手い人の特徴12個
1. 自分なりのストレス発散法がある
自分の機嫌を取るのが上手い人は、「ストレスが溜まっているからあれをしよう」「気分を変えるためにあそこに行こう」など、自分なりのストレス発散方法を持っています。
コンサートに行く、飲酒する、好きなものを食べるなど、自分の発散方法があると、イライラしても安心材料があるので溜め込み続けなくて済み、いつも心に余裕を持てます。
心に余裕があると、機嫌よく笑顔で過ごすことができるのです。
2. 他人に寛容
他人に寛容な人は、自分の機嫌を取るのが上手いと言えます。一見関係がないように思えますが、ストレスが溜まるのは外的要因も大きいです。
他人の言動を気にしていては、ストレスから抜け出せません。
「いいよ」「大丈夫」「あなたはそう考えているのね」と、寛容になることで、考え方の違いや相手の間違いなどに対しても怒りを感じることが少なく、ストレス自体を溜めにくいのです。「相手を受け止める力が高い」とも言えます。
3. いい意味で相手に期待しすぎない
自分が頑張っていると、相手にも同じ力量や質を無意識に求めがちです。
「自分がここまでやっているのだから、あなたも同じようにできるはず、同じようにやって欲しい」という相手への期待が強いほど、結果が異なるときにイライラに変わってしまうのです。
いい意味で相手に期待しすぎない人は、どのような結果が返ってきても怒りや落ち込みがないので、自分の機嫌に影響しないのです。
4. 運動する習慣がある
自分の機嫌を取るのが上手い人は、ストレスが溜まった時だけ運動するのではなく、運動習慣があることで、ストレスを溜めない体づくりが自然とできています。
運動で汗を流すことは、ストレス発散として良い方法です。体を動かすと気持ちがすっきりとして、悩みや心配事を抱えた心も軽くなります。
さらに、運動をすると健康的な生活を送れます。心の健康と体の健康は密接に関係しているので、体が健康であれば、心が疲れることが少ないのです。
5. 嫌なことがあってもぐっすり眠れる
嫌なことがあってもぐっすり眠れる人は、翌日に悩みや不安を引きずらず、気持ちを上手に切り替えることができます。
嫌なことがあると気持ちが落ち着かず、余計なことを考えてしまいがちです。考え過ぎてしまい寝付けない人も多いですが、眠れないことで睡眠不足による体調不良など、負のループに陥ってしまいます。
ぐっすりと眠ることで頭も働き、状況を変えるきっかけを作れます。
6. 深く考えすぎない
悩みや不安があると深く考えてしまうこともありますが、自分の機嫌を取るのが上手い人は、深く考えすぎないという特徴があります。
「あれで良かったのだろうか」「あの言葉はどういう意味だったのだろう」など、考えれば考えるほど答えが出ない時もあります。
答えの出ない問題については深く考えず、「まあいいか」「なるようになる」と状況に身を任せ割り切れると、悩みや不安も小さくなります。
7. 日記を書く
自分の機嫌を取るのが上手い人は、日記を書いていることもあります。機嫌が悪い日があっても、日記を書くことで考えや思いを発散し、気持ちを整えることができます。
他人に言いにくいモヤモヤした気持ちも、抱え込まず日記に文字として吐き出せると、過去の出来事として捉えやすくなり「今日の出来事は今日のこと、明日はまた違う」と切り替えやすくなるのです。
日記を読み返すことで、自分を客観的に見られるという効果もあります。
8. ご褒美を自分に与える
ご褒美を自分に与えられる人は、嫌なことがあっても、気持ちの切り替えが上手です。
「嫌なことがあったけど、頑張ったら自分にあれを買ってあげよう」「最近疲れているから、自分へのご褒美にあそこに行こう」など、機嫌を取り戻すきっかけを自分で作っているのです。
他人にご褒美をお願いするよりも、自分で叶えたほうが本当に欲しいタイミングで、本当に欲しいものを手に入れやすく、満足度も高いです。
9. 執着心がない
自分の機嫌を取るのが上手い人は、物事や人に執着心がないという特徴があります。
執着心があると周囲が気になり、「あの人みたいになりたいのに同じようにできない」「こうしたいのに思うようにならない」など、妬みや怒りなどのネガティブな気持ちになりやすく、ストレスを自分に与えることになってしまいます。
諦めない気持ちも大切ですが、執着心ばかり持たず、心のバランスを取ることも大事です。
10. イライラポイントを把握している
自分のイライラポイントを把握している人は、自分の機嫌を取るのが上手です。自分の機嫌を取る第一歩は、自分を知ることでもあるのです。
日頃からイライラポイントを避けた環境に身を置いたり、「あ、イライラポイントに触れたな」と客観的に自分を分析できたりします。
自分を客観的に見られることで感情のコントロールもしやすく、「イライラしているからあれをしよう」と対処方法を冷静に考えやすいのです。
11. 感謝の気持ちをいつも持っている
感謝の気持ちをいつも持っている人は、イライラすることが少ないです。感謝するようなことが何も起こらなかった日でも、「今日も問題なく一日を終えられた。ありがたいな。」とプラスに捉えることができます。
他人が期待通りの行動をしてくれないとイライラする人もいますが、「ここまでやってくれた」と考えることができるのです。
小さなことにも感謝できると、自分や他人に対する負の感情が無くなり、心穏やかになります。
12. 気分の上がる趣味や空間がある
カフェ巡りや推し活、温泉や旅行など、気分の上がる趣味や空間がある人は、ストレスを感じてもすぐに気分を変えることができます。
「イライラしているからあれをしよう」「気持ちが落ち込んでいるからあそこに行ってリラックスしよう」など、何かあった時も気分を上げられる心の拠り所があるのです。
「部屋の乱れは心の乱れ」という言葉もありますが、いつも過ごしている空間も快適なものにできている人は、疲れも取れ気分が良くなります。
自分の機嫌をコントロールできる人は幸福度が高い?
自分の機嫌をコントロールできる人は、幸福度が高いです。「自分の機嫌をコントロールできる」とは、自分を客観的に見られるということです。
客観視することで冷静な判断をしやすく、すぐに気持ちを整えられます。マイナスな感情を引きずることがないので、幸福な時間を長く持てるのです。
さらに、機嫌をコントロールできる人は、自分が不機嫌になるスイッチも分かっています。
好きではない状況を上手に避けたり、考え方を変えたりしながら対応できるため、ストレスを感じにくく、幸福度が高いのです。
自分の機嫌を自分でとれるようになる方法5個
1. 自分の周りを好きなもので囲む
好きなものがたくさんある空間は、その場にいるだけでリラックスしたり、楽しくなったりできます。
好きな芸能人やアイドル、アーティスト、アニメのグッズなどで自分の周りを囲んでみましょう。
コレクションを作ると収集する楽しみもでき、「気分が落ち込んだら欲しかったあれを手に入れよう」「仕事を頑張ったら次はこれを買おう」など、モチベーションも上げられ、不機嫌になる時間を減らせます。
2. 健康的な生活を意識する
体の健康は、心の健康に大きく影響します。「デスクワークなので一日同じ体勢でいる」「ぐっすり眠れない」「栄養バランスが偏った食事をしている」など、気付かないうちに体に疲れが溜まっているかもしれません。
適度な運動に加え、十分な睡眠時間を確保し、バランスの良い食生活をすることで、まずは体が整います。
体が健康になることで心にも余裕が生まれ、感情のコントロールがしやすくなるのです。
3. 自分も相手も期待しすぎず受け入れる
自分にも相手にも、いい意味で期待しすぎないことが大切です。期待をして努力することも大切ですが、期待が膨らむほど落胆も大きく、不機嫌になる確率が高くなってしまいます。
イライラしたり落ち込んだりしても、残念ながら結果が変わることはないのです。
どのような結果が返ってきても「ここまで頑張ったのだな」と受け入れることで、落ち込むことなく気持ちが楽になります。
4. 深呼吸をする
「嫌だな」「イライラするな」と感じたら、深呼吸をしてみましょう。深い呼吸には、気持ちを落ち着ける作用があります。
目を閉じ、鼻から吸って口から長く息を吐くと、より気持ちが落ち着きやすくなるのでおすすめです。
自分の呼吸に集中すると、マイナスな考えや気持ちを一旦忘れられるので、気分を切り替えやすくなります。道具も不要ですぐにできるので、「まずは落ち着こう」といった応急処置としても使えます。
5. 所属することにこだわり過ぎない
仕事や友人のグループ、SNSなど、現代はさまざまなつながりがあり、何かしらの集団に所属していることもあるでしょう。
しかし、所属することにこだわり過ぎてはいけません。所属集団を意識しすぎると、孤立が怖くなり無理をしてしまうこともあります。
「ここに居続けるために頑張らないと」と考え、本来の意思ではない行動をしていると辛くなります。流され過ぎず、あなたらしさを保つことも大切です。
まとめ
自分の機嫌を取るのが上手い人は、気持ちの切り替えができるツールを持っていることに加え、ストレスを溜め込まない、ストレスを感じない考え方をしています。
時には「与えられた状況を受け入れる」ことも、心の平穏を保つ方法なのです。
自分の機嫌を取るのが上手い人の特徴を真似て笑顔で過ごせるようになると、日々の生活に「幸せ」を感じられるようになるはずです。