失恋はとても辛い経験であり、あまりの苦しさに「もう立ち直れない」と思ってしまうものです。簡単に思いを断ち切れるものではありませんが、失恋のショックは一生引きずってしまうものなのでしょうか。
失恋を引きずる理由と対処法を説明します。
失恋は一生引きずる?10年以上引きずる?
失恋をしてショックを受けても、長期間引きずってしまうパターンは稀であると言えます。
どれだけ辛い失恋経験をしても、生活は毎日いつも通り続いていき、仕事やプライベートなどに向き合っていくうちに気持ちが変化していくのです。
そのため、一生や10年以上などの期間で、ずっと苦しみ続けるという人は少数派です。
もちろん全く存在しないわけではありませんが、心の傷は大抵時間とともに癒えていきます。毎日をせわしなく過ごしていくうちに、少しずつ気持ちが落ち着いていくのが一般的でしょう。
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失恋を引きずる理由10個
1. 素敵な思い出ばかりだと考えている
恋愛をしている最中、イライラしたり悲しくなったりなど、決していい経験ばかりではなかったはずです。
しかし失恋を引きずる人は、相手との思い出を美化してしまう傾向にあります。素敵な思い出だけを思い出していると、「あの頃は楽しかったのに」という未練でいっぱいになってしまうので要注意です。
2. 自分の行いに後悔している
相手を傷つけてしまった、怒らせてしまったなど、自分の行いに後悔していると失恋を引きずりがちです。
失敗経験があると「次の恋愛でも同じことをしてしまうのでは」と考えてしまい、次の恋愛に一歩踏み出せなくなります。
このような考えに至るのは、日頃からネガティブ思考なタイプの人が多いです。
3. 断捨離をしていない
相手の私物、もしくはプレゼントを持ったままでは、いつまでも失恋したショックを引きずってしまう原因になります。
プレゼントのアクセサリーや、一緒に使っていた食器など、見ているだけで好きだった相手を想い出してしまう物はありませんか?
断捨離をせずにいると、私生活の中で相手を想い出す機会が多くなってしまい、気持ちを切り替えられないのです。
4. 相手のSNSを見ている
つい相手のSNSをチェックしていませんか。SNSには相手のプライベートな情報があるため、未練があるうちはつい見てしまいがちです。
しかしSNSで相手の情報を見る度に、失恋のショックや思い出などをイメージしてしまい、吹っ切ることができません。
最近はさまざまなSNSで簡単につながることができますが、諸刃の剣とも言えるでしょう。
5. 相手と会う機会がある
自分では相手のことを忘れようとしていても、対面する機会がある場合は吹っ切ることが難しくなります。
たとえば同じ職場にいる、近所に住んでいるなどの場合は、忘れようとしても相手のことを頻繁に思い出してしまうのです。
特に同じ職場にいる場合は、仕事上の付き合いは続いていくため、気持ちの切り替えが比較的難しくなります。
6. 友達が少ない
多くの人は、何気なく生活を送っていくうちに、自然と失恋のショックが癒えていきます。しかし友達が少ないと、私生活の中で相手のことを考える時間がどうしても多くなってしまうのです。
友達がたくさんいる人は、LINEをしたり遊んだりなどで気持ちを紛らわせます。交友関係も、失恋を引きずる期間に大きく関係していると考えてください。
7. 相手と同居していた
同居していた場合は、相手を簡単に忘れることができないでしょう。二人でしていた食事や睡眠など、日々の何気ない動作を一人ですることになるため、ただ生活しているだけで相手のことをふと思い出してしまうのです。
誰もいない部屋に毎回帰宅することに、寂しさを感じてしまう人は少なくありません。
8. 相談できる人がいない
世の中に「カウンセリング」というものがあるように、誰かに悩みを話して気持ちを整理することはとても大切です。
これは失恋をしたときも同様であり、誰かに失恋のことを相談するのは、次の進むために必要不可欠と言えます。
しかし、周りに相談できる人がいないと、気持ちの整理ができないまま、悩み続けることになります。
9. 気持ちを切り替えようとしていない
そもそも失恋のショックを忘れようとしない人もいます。被害者意識が強く、周りから「かわいそうだ」と思ってもらいたいタイプは、このような傾向にあるでしょう。
また、自己肯定感が低くマイナス思考になりがちな人も、気持ちを切り替えることに対して後ろ向きのパターンが多いです。
10. やることがない
私生活が暇に感じていると、考え事をする時間が長くなるため、相手のことを想い出す機会が増えてしまいます。
これでは時間薬が効果を発揮しなくなり、ずっと失恋を引きずってしまう原因になるのです。暇な人よりも、仕事やプライベートがある程度忙しい人のほうが、失恋を忘れやすいと言われています。
失恋を引きずる人の特徴5個
1. いつもネガティブ
基本的にネガティブ思考な人は、何かしらショックな出来事があると、長期間引きずってしまいます。これは失恋でも同じことが言えるでしょう。
相手への気持ちが強いほど、ショックが大きくなるため、いつまでも「自分のせいでこうなった」「寂しくて辛い」などと考えてしまうのです。
2. 部屋の掃除をしない
片付けをしない、もしくは苦手な人は、相手からのプレゼントや私物を捨てずに生活します。日常生活で相手のことを想い出すことが増えると、当然ながらなかなか失恋のショックを忘れられないのです。
掃除をこまめにする人は、相手をイメージさせるものはこまめに捨てられるので、気持ちの切り替えが早くなります。
3. 執着が強い
元々執着が強い人は、気持ちの切り替えが苦手な傾向にあります。「相手の動向が気になる」「毎日やり取りしないと気が済まない」などと考えてしまう人は、好きな人に依存してしまうタイプです。
相手がいなくなると、心に穴が開いたような感覚になり、失恋のショックを大きく感じてしまいます。
4. 趣味がない
私生活の中で熱中できることがないと、失恋のショックを忘れることがなかなかできません。何をしていても常に相手のことを考えてしまい、辛い日々を過ごす羽目になります。
何かしらプライベートで没頭できることがあれば、その間は失恋のことを忘れられるため、気持ちの切り替えに有効でしょう。
5. 人と話さない
人間は人と会話をすることで、気持ちを整理したりリセットしたりできるものです。
しかし「会話をするのが苦手」「そもそも話す人がいない」という場合は、失恋のショックから抜け出せなくなりやすいでしょう。
自分だけで感情を抑えることができなければ、辛い思いを抱えたままになります。
失恋を引きずる期間
どれだけ失恋したショックが大きかったとしても、多くの人にとってその苦しみは、1ヶ月から半年ほどです。
「時間薬」という言葉があるように、毎日を何気なく過ごしているうちに、気持ちが少しずつ癒えていくのです。特に、仕事や趣味などに集中していると、その間は失恋のことを忘れられます。
私生活の中で失恋のことを考えない時間が増えていくうちに、心の傷も徐々に癒えていき、精神的に余裕が生まれてくるでしょう。
失恋を引きずる具体的な期間は、一人ひとりの性格やライフスタイルによりますが、長期間に至ることは多くはありません。
失恋したときのNG行動5個
1. 相手と連絡を取る
自分から相手へ連絡することはやめましょう。何かしらのやり取りをしていると、いつまでも相手への思いを忘れることはできません。
何気なくコミュニケーションを取るだけで、どうしても相手を意識してしまいます。
2. SNSを見る
相手のSNSアカウントをチェックすると、何かしらの情報を得てしまいます。SNSを見る度に恋愛感情が湧いてきたり、悲しい気持ちになってしまうため、見ないようにするのがベターです。
3. 過去の思い出に浸る
相手との思い出に浸っていると、いつまでも悲しい気持ちから抜け出せません。
できる限り別のことも考えるようにしないと、精神的なダメージを抱えたまま生活する羽目になり、苦痛を感じてしまいます。
4. 自分が悪いと思い込む
「失恋をすることになったのは自分のせいだ」と思い込むのもNGです。
もちろん反省点を改めることは大切ですが、思い込みが強すぎるとマイナス思考に陥り、失恋を引きずってしまいます。
5. 友達を避ける
落ち込んでいるとき、殻に閉じこもるタイプの人は、友人との連絡を避けてしまいがちです。
しかし、これでは相談できる相手がいなくなり、かえって気持ちを切り替えにくくなる原因になってしまいます。
失恋を忘れるための対処法5個
1. 断捨離をする
相手を想い出すことがなくなるよう、断捨離をしましょう。もらったものや私物などを持っている場合は処分をして、私生活からできる限り排除することが大切です。
また、相手の連絡先を知っている場合は削除をして、忘れる努力をしてください。相手をイメージさせるようなものが周りからなくなれば、失恋の負担も少なくなります。
2. 趣味を見つける
何かしらの趣味を見つけて、熱中するのも効果的です。人は一つのことに集中していると、他のことを考えなくなります。
趣味があるだけで、失恋の傷が癒えやすくなるでしょう。スポーツやゲームなど、自分がプライベートで楽しめるような趣味を発見できれば、時間薬の効果を実感できるはずです。
3. 友達と遊ぶ
友達と遊んで、気分転換するのもおすすめです。誰かとコミュニケーションを取ることは、精神的なリフレッシュ効果が高く、失恋のことを忘れられます。
信頼できる親友がいるなら、失恋した悲しみを打ち明けてみるのもよいでしょう。誰かに自分の気持ちを伝えるだけで、すっきりとした感覚になります。
4. プラス思考を心がける
できる限りプラス思考を意識するだけで、次の恋愛に踏み出せるようになります。「自分の運命の人は他にいるはず」「失恋もいい経験になった」と思えるようになれば、悲しい気持ちになることが少なくなるはずです。
落ち込むと気持ちの切り替えができなくなるタイプの人は、特に心掛けてほしい対処法なので、意識してみてください。
5. 自分磨きをする
身だしなみを整える、ダイエットに力を入れるなど、自分磨きの時間を作りましょう。素敵な自分になれれば自信が生まれ、次の恋に進む準備が整います。
場合によっては誰かしらから思いを寄せられて、交際に発展することもあるかもしれません。失恋した当初よりも、パワーアップした自分になれるよう努力してみませんか。
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まとめ
失恋のショックが大きいと「この苦しみはいつまで続くのだろうか」と思ってしまいがちです。しかし実際には、長期間引きずっている人は稀であり、心がけ次第で早くショックから抜け出せます。
今回紹介した対処法を参考に、気持ちを切り替えてみてください。